
「インバーター洗濯機は知ってるけど、一般の洗濯機とは何が違うんだろう」
「節電や節水機能があるらしいから、具体的な差額を知りたい」
など、インバーター洗濯機を聞いたことはあっても、実際に何が違うのかわからない人も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、インバーター洗濯機は「ランニングコストの低さ」「静音性」に優れているため、これらに魅力を感じる人にはおすすめの洗濯機になります。
本記事ではインバーター洗濯機の説明やメリット、選ぶときのポイントについて解説しています。
また、インバーター洗濯機のおすすめ8選も紹介していますので、こちらもあわせて参考にしてください。
インバーター機能って何?
インバーター機能をかんたんに説明すると「稼働中の電圧を自在に調整してくれる機能」のことです。
つまり洗濯機に限らず、インバーター搭載の家電は必要なパワーだけを使えるため、電気のムダを抑えてくれる効果があります。
それでは、実際にインバーター搭載の洗濯機にはどのようなメリット・デメリットがあるのか?
それぞれ順番に解説していきます。
インバーター搭載だと節電・節約につながるメリットが
まず、インバーター搭載の洗濯機には「節電・節約ができる」という大きなメリットがあります。
たとえば非搭載の洗濯機では、洗濯物の量に関係なく、同じ電力・水量で洗濯がおこなわれます。
大量に洗うときはいいのですが、少量の洗濯をするときは少しもったいないですよね。
そこでインバーター搭載の洗濯機を使うことで、洗濯物の量にあわせて電力や水量を調整してくれるため、節約につながるというわけです。
また、モーターの回転数を調整することで効率よく洗濯できるため、静かな運転が実現できるメリットもあります。
インバーター洗濯機は費用が高いなどデメリットも
インバーター洗濯機は、非搭載のものに比べて価格が高くなることを覚えておきましょう。
確かにランニングコストはおさえられますが、初期費用は上乗せされるため、長期的に使うかどうかを事前に考えてください。
1年しか使う予定がないのにインバーター洗濯機を購入しても、初期費用を回収できないため、結果的に高くなってしまうからですね。
またインバーターが搭載されることで、本体サイズも大きくなるという特徴もあります。
洗濯容量も7kg以上が多いため、7kg以下の一人暮らし向けのサイズは選べないというデメリットもあわせて覚えておきましょう。
インバーター機能はあったほうがいい?
次に、インバーター機能はあったほうがいいかについて解説します。
一般の洗濯機とインバーター洗濯機の違いや向いている人について解説するので、こちらも参考にしてください。
一般の洗濯機とインバーター洗濯機の違い
一般の洗濯機とインバーター洗濯機の違いは、下記の3つになります。
- 本体価格
- 電気・水道代
- 運転音
では、実際にどのくらい差があるのかを、HITACHIの同じ容量の洗濯機で比較してみましょう。
搭載モデル | 非搭載モデル | |
型式 | ビートウォッシュ (BW-G70H) | 白い約束 (NW-70F) |
本体価格 | 64,799円 | 55,800円 |
電気代/1回 | 1.4円 | 3.3円 |
水道代/1回 | 25円 | 29円 |
年間節約額 | 3614円 | ー |
運転音 (洗濯 / 脱水) | 34dB / 40dB | 41dB / 46dB |
上記からもわかるように、本体価格以外のスペックはインバーター搭載洗濯機が上回っています。
インバーター洗濯機は、購入価格こそ通常の洗濯機より高くなりますが、ランニングコストや運転音の静かさで優れている結果となりました。
インバーター洗濯機が向いてる人は〇〇な人
ここまでの調査によって、インバーター洗濯機は以下のような人に向いていることがわかりました。
- 1日に洗濯を2回以上する人
- 日中は仕事で忙しいため、夜にしか洗濯が回せない人
- 子供服の汚れがひどく、少量でもこまめに洗濯したい人
繰り返しにはなりますが、「ランニングコストの低さ」「静音性」の2つに魅力を感じる人
にはピッタリの洗濯機になりますね。
ご自身の生活スタイルにあうのであれば、導入を積極的に検討してみましょう。
インバーター洗濯機を選ぶポイント
インバーター洗濯機を選ぶときは、以下の2つのポイントに注目してください。
- 洗濯容量
- 搬入経路、サイズの確認
それでは、こちらも順番に解説していきます。
インバーター搭載の洗濯機は7kg以上の容量が主
インバーターを搭載した洗濯機は、洗濯容量が7kg以上のモデルになります。
そのため、6kg以下の機種には基本的に搭載していません。
なぜ、インバーターが6kg以下に搭載していないのか、HITACHIに電話で確認したところ以下の回答をいただきました。
- 「インバーターを搭載すると高価になる。そのため、6kg以下の一人暮らし向け洗濯機には搭載していない」
- 「そもそもインバーターを搭載できるスペースはないので、6kg以下の洗濯機につけるのは難しい」
これらの理由から、7kg以上のモデルが主流になっているというわけですね。
搬入・設置できるかサイズと重量を要確認
洗濯機のような大型家電全般に言えることですが、購入する前に搬入経路やサイズを事前に確認することが大事です。
筆者も以前、購入した洗濯機が階段の曲がり角に引っかかってしまい、搬入できなくて返品したことがあります。
そうならないためにも、購入する前に以下のポイントを確認しておきましょう。
- 搬入経路の幅と高さ(建物の入口・エレベーター・玄関のドアなど)
- 防水パンのサイズ(内寸・外寸・高さ)
- 給水する蛇口までの高さ(接地面から蛇口まで)
搬入経路は、直線上で梱包サイズから左右ともに+10cm以上空いていることが目安になります。
事前に搬入経路を確認することで、スムーズな搬入・設置が可能になります。
7~8kg|インバーター洗濯機のおすすめ
それではインバーター洗濯機のおすすめモデルを8選紹介します。
今回紹介するモデルは、各販売サイトのランキングやレビューなどを参考に作成いたしました。
インバーター洗濯機の購入を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
▼7~8kgインバーター洗濯機の比較表
メーカー 機種名 | 価格 | 容量数 |
ハイアール JW-UD70A | 45,397円(Rakuten) | 7kg |
AQUA AQW-V7N | 61,331円(Rakuten) | 7kg |
ハイセンス HW-DG75C | 42,980円(Amazon) | 7.5kg |
HITACHI ビートウォッシュ BW-V80H | 74,600円(Amazon) | 8kg |
SHARP ES-GV8G | 71,009円(Amazon) | 8kg |
※いずれも2023/5/25時点の販売価格です。
ハイアール JW-UD70A
参考価格(税込) | 45,397円(Rakuten) (2023/5/25時点) |
洗濯容量 | 7kg |
本体の重さ | 32kg |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 550 x 545 x 970 mm |
1回あたりのコスト(目安) | 洗濯時目安:26.1円 |
運転音(洗い時 / 脱水時) | 36dB / 42dB |
カラー | ホワイト |
機能 | 予約タイマー / カビ取り |
AQUA AQW-V7N
参考価格(税込) | 61,331円(Rakuten) (2023/5/25時点) |
洗濯容量 | 7kg |
本体の重さ | 35kg |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 520 x 540 x 980 mm |
1回あたりのコスト(目安) | 洗濯時目安:24.2円 |
運転音(洗い時 / 脱水時) | 35dB / 38dB |
カラー | ホワイト |
機能 | 予約タイマー / ほぐし脱水 / 風呂水ポンプ / 自動おそうじ / カビ取り |
ハイセンス HW-DG75C
出典:Hisense|7.5kg 全自動洗濯機 HW-DG75C
参考価格(税込) | 42,980円(Amazon) (2023/5/25時点) |
洗濯容量 | 7.5kg |
本体の重さ | 34kg |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 570 x 560 x 990 mm |
1回あたりのコスト(目安) | 洗濯時目安:非公開 |
運転音(洗い時 / 脱水時) | 38dB / 43dB |
カラー | ホワイト / シャンパンゴールド |
機能 | 予約タイマー / 風呂水ポンプ / カビ取り |
HITACHI ビートウォッシュ BW-V80H
出典:HITACHI|全自動洗濯機 ビートウォッシュ BW-V80H
参考価格(税込) | 74,600円(Amazon) (2023/5/25時点) |
洗濯容量 | 8kg |
本体の重さ | 40kg |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 637 x 610 x 1000 mm |
1回あたりのコスト(目安) | 洗濯時目安:26.6円 |
運転音(洗い時 / 脱水時) | 32dB / 38dB |
カラー | ホワイト / ホワイトラベンダー |
機能 | 予約タイマー / ほぐし脱水 / 風呂水ポンプ / 自動おそうじ / カビ取り |
SHARP ES-GV8G
参考価格(税込) | 71,009円(Amazon) (2023/5/25時点) |
洗濯容量 | 8kg |
本体の重さ | 38kg |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 600 x 595 x 960 mm |
1回あたりのコスト(目安) | 洗濯時目安:23.9円 |
運転音(洗い時 / 脱水時) | 35dB / 38dB |
カラー | シルバー系 |
機能 | 予約タイマー / ほぐし脱水 / 風呂水ポンプ / 自動おそうじ / カビ取り |
10kg|インバーター洗濯機のおすすめ
ここでは10kgインバーター洗濯機のおすすめモデルを紹介します。
▼10kgインバーター洗濯機の比較表
メーカー 機種名 | 価格 | 容量数 |
アイリスオーヤマ KAW-80B | 89,800円(アイリスプラザ|アイリスオーヤマ公式通販サイト) | 10kg |
Panasonic NA-FA10K1 | 96,666円(Yahoo!ショッピング) | 10kg |
TOSHIBA ZABOON AW-10DP2 | 103,027円(Amazon) | 10kg |
※いずれも2023/5/25時点の販売価格です。
アイリスオーヤマ KAW-80B
出典:全自動洗濯機 8.0kg 洗剤自動投入 インバーター有 KAW-80B|アイリスプラザ
参考価格(税込) | 89,800円(アイリスプラザ|アイリスオーヤマ公式通販サイト) (2023/5/25時点) |
洗濯容量 | 10kg |
本体の重さ | 35kg |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 586 x 647 x 1003 mm |
1回あたりのコスト(目安) | 洗濯時目安:非公開 |
運転音(洗い時 / 脱水時) | 35dB / 44dB |
カラー | ホワイト系 |
機能 | 洗剤・柔軟剤自動投入 / スマホ連携 / 予約タイマー / 風呂水ポンプ / カビ取り |
Panasonic NA-FA10K1
出典:Panasonic|インバーター全自動洗濯機 NA-FA10K1
参考価格(税込) | 96,666円(Yahoo!ショッピング) (2023/5/25時点) |
洗濯容量 | 10kg |
本体の重さ | 45kg |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 637 x 635 x 1071 mm |
1回あたりのコスト(目安) | 洗濯時目安:30.7円 |
運転音(洗い時 / 脱水時) | 32dB / 39dB |
カラー | シャンパン / ホワイト |
機能 | 洗剤・柔軟剤自動投入 / 予約タイマー / ほぐし脱水 / 風呂水ポンプ / 自動おそうじ / カビ取り |
TOSHIBA ZABOON AW-10DP2
出典:TOSHIBA|洗濯機・洗濯乾燥機 ZABOON AW-10DP2
参考価格(税込) | 103,027円(Amazon) (2023/5/25時点) |
洗濯容量 | 10kg |
本体の重さ | 48kg |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 637 x 642 x 986 mm |
1回あたりのコスト(目安) | 洗濯時目安:34.1円 |
運転音(洗い時 / 脱水時) | 29dB / 37dB |
カラー | グランホワイト / ボルドーブラウン |
機能 | 洗剤・柔軟剤自動投入 / 予約タイマー / ほぐし脱水 / 風呂水ポンプ / 自動おそうじ / カビ取り |
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まとめ
今回の記事では、インバーター洗濯機の機能や特徴、選ぶときのポイントについて解説してきました。
最後にもう一度、本記事の内容をまとめておきます。
- インバーター機能とは「稼働中の電圧を自在に調整してくれる機能」のこと
- インバーター洗濯機は「ランニングコストの低さ」「静音性」の2つが魅力
- ただし、導入費用は高くなるデメリットもある
- インバーター洗濯機は、洗濯容量7kg以上のモデルから選ぶことになる
- 購入前には、必ず「搬入経路・サイズ・重量」の3つを事前に確認する