最新の省エネ洗濯機は凄い!省エネ効果の詳細をどこよりも詳しく解説

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下取りガイド Admin
ドラム洗濯機を開ける女性

「洗濯機を買い換えようか迷っているけど、最新の洗濯機の方が省エネ効果が高い?」

「縦型の洗濯機とドラム式の洗濯機で省エネ効果が違うの?」

このように新しい洗濯機に買い換える場合、洗濯機の種類によってどのくらい省エネ効果が高いのか気になりますよね。

ほぼ毎日使う洗濯機なので、できれば省エネ効果が高く光熱費が安くすむものを使いたいかと思います。

実は、洗濯機は種類によって省エネ効果が以下のように変わります。

項目

縦型洗濯機

ドラム式洗濯機(乾燥機能付き)

乾燥機能なし​​

乾燥機能付き

ヒーター式

ヒートポンプ式

洗濯のみの場合の電気代

1.65円

1.57円

1.89円

2.03円

洗濯〜乾燥の場合の電気代

53.46円

53.46円

25.92円

洗濯のみの場合の水道代

24.72円

24.72円

18.72円

18.72円

洗濯〜乾燥の場合の水道代

30.24円

15.6円

13.2円

※電気代単価27円/kWh、水道代単価0.24円/Lで計算

表を見てもわかるように、乾燥機能を使わず洗濯のみを行う場合には、電気代にそこまで大きな差はありません。

しかし、乾燥機能を使うと電気代が大幅にかかり、洗濯機の種類によって省エネ効果の違いが出てきます。

さらに、水道代は縦型よりもドラム式の方が2分の1以上安くなっています。

このことからヒートポンプ式のドラム式洗濯機が最も省エネ効果が高いことが言えますが、洗濯機本体の価格も高くなっているため注意が必要です。

電気代・水道代が安いという理由だけで洗濯機を選んでしまうと、トータルコストをみたときに結局高くついていたということもあります。

そうならないためにもご家庭に合った洗濯機を選ぶことが必要です。

この記事では、以下の内容をご紹介します。

  • 縦型洗濯機とドラム式洗濯機の省エネ効果
  • 古い洗濯機と最新の洗濯機の省エネ度の違いを比較
  • 省エネ洗濯機の選び方
  • さらに省エネできる洗濯機の使い方

この記事を読むことで洗濯機の省エネ効果の違いが分かりご家庭にぴったりの省エネ洗濯機を選ぶことができるでしょう。

縦型とドラム式の洗濯機の省エネ効果について知りたい方や最新の洗濯機の省エネ効果について知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。

最新の洗濯機の省エネ効果は高い

部屋に置かれたドラム洗濯機

洗濯機の寿命は約10年と大型家電の中では比較的長く、何か不具合がでない限り「買い換えよう!」と思う方は少ないかもしれません。

しかし最近の洗濯機は省エネ性能に優れているものが多く、1回にかかる水道代や電気代を抑えることができ、トータルでみた時にコスパ向上に繋がります。

つまり何年も前に買った洗濯機を使い続けるより、最新式に買い換えた方がお得になることがあるのです。

特に以下のような機能がついているものは省エネ効果が高いので、購入する際には確認しておくと良いでしょう。

【あると良い洗濯機の省エネ機能】

  • 自動調節機能:内蔵のセンサーで洗濯物の量や素材、汚れなどを検知して適切な水量や運転時間を自動で調節してくれる。
  • 待機時消費電力ゼロ:洗濯が終わると自動的に電源がオフになり、待機時消費電力がゼロになる。

また洗濯機は、冷蔵庫やテレビなどのように省エネ性能を表示するラベルがありません。

そのため、洗濯機の省エネ効果を知るためには、「消費電力」や「使用水量」を確認する必要があります。

次の章からは、今販売されている洗濯機がどのくらい省エネ効果があるのかみていきましょう。

縦型洗濯機とドラム式洗濯機の省エネ効果

運転中の洗濯機のなか

洗濯機には、主に縦型洗濯機とドラム式洗濯機の2つのタイプがあります。

さらに、乾燥機能が付いているものと付いていないもの、乾燥の種類がヒーター式かヒートポンプ式かというように細かく分かれています。

洗濯機の種類

乾燥機能のヒーター式とは、ドライヤーのようにヒーターで熱した風を送り、乾燥させます。

一方でヒートポンプ式とは、空気中の熱を集めて効率よく温風を発生させる仕組みになっています。

ヒートポンプ式の方が少ない電力で乾燥させることができるため、省エネ効果が高いです。

また電気代、水道代は、地域によって異なるので以下の式で求めてみてください。

電気代、水道代の計算方法

それでは、縦型洗濯機とドラム式洗濯機の電気代、水道代を比較し、省エネ効果をみていきましょう。

縦型洗濯機の電気代・水道代

縦型洗濯機の場合、乾燥機能が付いているものと付いていないものがあり、乾燥機能付きのものは主にヒーター式が採用されています。

ここでは、人気のある日立のビートウォッシュ10kgの乾燥機能なし(BW-X100G)と乾燥機能付き(BW-DX100G)を比較してみます。

それぞれの消費電力量と使用水量は、以下の通りです。

項目 乾燥機能なし
​​(BW-X100G)
乾燥機能付き
(BW-DX100G)

消費電力

洗濯(標準コース)

61Wh

58Wh

洗濯〜乾燥(標準コース)

約1,980Wh

標準使用水量

洗濯(標準コース)

103L

103L

洗濯〜乾燥(標準コース)

約126L

参考:日立の家電品「全自動洗濯機BW-X100G 仕様」「洗濯乾燥機BW-DX100G 仕様

先程の電気代と水道代の計算式にあてはめて計算してみると、洗濯1回あたりの電気代と水道代は以下のようになります。

項目 乾燥機能なし(BW-X100G) 乾燥機能付き(BW-DX100G)
洗濯のみの場合の電気代

1.65円

1.57円

洗濯〜乾燥の場合の電気代

53.46円

洗濯のみの場合の水道代

24.72円

24.72円

洗濯〜乾燥の場合の水道代

30.24円

※電気代単価27円/kWh、水道代単価0.24円/Lで計算

この表を見てもわかるように縦型洗濯機の場合、洗濯のみでは電気代・水道代に違いはなく、乾燥機能を使うかどうかで大きな差が生まれます。

乾燥機能を使うと、洗濯のみの場合よりも電気代が約52円、水道代が5.5円、合わせて約57円も余分にかかります。

乾燥機能を使う場合と使わない場合の電気代・水道代を合わせた費用の差を長期的に見てみると、以下のようになります。

期間 項目 乾燥機能付き(BW-DX100G) 差額
1日

洗濯のみ

26.29円

57.41円

洗濯〜乾燥

83.7円

1ヶ月

洗濯のみ

788.7円

1,722円

洗濯〜乾燥

2,511円

1年

洗濯のみ

9,596円

20,955円

洗濯〜乾燥

30,551円

5年

洗濯のみ

47,980円

104,775円

洗濯〜乾燥

152,755円

10年

洗濯のみ

95,960円

209,550円

洗濯〜乾燥

305,510円

このように毎日1回洗濯と乾燥を行う場合には、1ヶ月の電気代と水道代が1,722円も高くなります。

さらに、1年では20,955円、5年では104,775円、10年では209,550円とかなりの差になります。

乾燥機能を本当に使うのかどうか購入前に考えてみましょう。

ドラム式洗濯機の電気代・水道代

ドラム式洗濯機は、ほとんど乾燥機能が付いておりヒーター式とヒートポンプ式に分かれています。

ここでは、パナソニックななめドラム洗濯乾燥機のヒーター式のNA-VG2600(10kg)とヒートポンプ式のNA-LX113AL(11kg)を比較してみます。

それぞれの消費電力量と標準使用水量は以下の通りです。

項目 ヒーター式
(NA-VG2600)
ヒートポンプ式
(NA-LX113AL)
消費電力

洗濯(標準コース)

約70Wh

約75Wh

洗濯〜乾燥(標準コース)

約1980Wh

約960Wh

標準使用水量

洗濯(標準コース)

約78L

約78L

洗濯〜乾燥(標準コース)

約65L

約55L

参考:Panasonic「ななめドラム洗濯乾燥機NA-VG2600 詳細(スペック)」「ななめドラム洗濯乾燥機NA-LX113AL 詳細(スペック)

電気代と水道代の計算式にあてはめて計算してみると、洗濯1回あたりの電気代と水道代は以下のようになります。

項目 ヒーター式(NA-VG2600) ヒートポンプ式(NA-LX113AL)
洗濯のみの場合の電気代

1.89円

2.03円

洗濯〜乾燥の場合の電気代

53.46円

25.92円

洗濯のみの場合の水道代

18.72円

18.72円

洗濯〜乾燥の場合の水道代

15.6円

13.2円

※電気代単価27円/kWh、水道代単価0.24円/Lで計算

ドラム式洗濯機も洗濯のみの場合では、ヒーター式とヒートポンプ式で電気代・水道代に大きな違いはありません。

しかし、乾燥を含めると電気代で大きな差が出てきます。

ヒーター式では1回につき電気代が53.46円ですが、ヒートポンプ式になると25.92円と25円以上安くなっています。

ヒーター式とヒートポンプ式で1日1回洗濯〜乾燥をする場合、どのくらい電気代・水道代に差が出るのかみてみましょう。

期間 ヒーター式
(NA-VG2600)
ヒートポンプ式
(NA-LX113AL)
差額
1日

69.1円

39.1円

30円

1ヶ月

2,073円

1,173円

900円

1年

25,222円

14,272円

10,950円

5年

126,110円

71,360円

54,750円

10年

252,220円

142,720円

109,500円

このように毎日1回洗濯と乾燥をする場合、ヒートポンプ式の方が1ヶ月900円、1年で10,950円、10年で109,500円も安くなるのです。

一般的にヒートポンプ式の方が本体価格が高くなっていますが、電気代・水道代に大きな違いがあるのでこのことも考慮して購入すると良いでしょう。

【比較】縦型よりもドラム式の方が省エネ効果は高い

縦型とドラム式洗濯機の電気代・水道代をまとめてみると以下のようになります。

項目 縦型洗濯機

ドラム式洗濯機

乾燥機能なし​​ 乾燥機能付き ヒーター式 ヒートポンプ式
洗濯のみの場合の電気代

1.65円

1.57円

1.89円

2.03円

洗濯〜乾燥の場合の電気代

53.46円

53.46円

25.92円

洗濯のみの場合の水道代

24.72円

24.72円

18.72円

18.72円

洗濯〜乾燥の場合の水道代

30.24円

15.6円

13.2円

※電気代単価27円/kWh、水道代単価0.24円/Lで計算

縦型洗濯機とドラム式洗濯機を比較してみると、洗濯のみの場合の電気代は大きな違いはありません。

しかし、水道代はドラム式の方が安くなります。これはドラム式の方が水の使用量が少なくすむためです。

乾燥機能がない縦型洗濯機とヒートポンプ式のドラム式洗濯機で、洗濯のみ行う場合の電気代・水道代の差はこちらになります。

期間 乾燥機能なし(BW-X100G) ヒートポンプ式(NA-LX113AL) 差額
1日

26.4円

20.8円

5.6円

1ヶ月

792円

624円

168円

1年

9,636円

7,592円

2,044円

5年

48,180円

37,960円

10,220円

10年

96,360円

75,920円

20,440円

洗濯のみを比較してもヒートポンプ式のドラム式洗濯機の方が電気代・水道代が安くなります。

しかし、10年でも2万円ほどなので本体価格を考慮すると乾燥機能を使わない場合には、乾燥機能なしの縦型洗濯機の方が安いでしょう。

一方で乾燥をする場合には、ヒートポンプ式のドラム式洗濯機の電気代が格段に安くなっています。

乾燥機能のある縦型洗濯機とヒートポンプ式のドラム式洗濯機の電気代・水道代を比較してみると以下のようになります。

期間 縦型乾燥機能付き
(BW-DX100G)
ヒートポンプ式
(NA-LX113AL)
差額
1日

83.7円

39.1円

44.6円

1ヶ月

2,511円

1,173円

1,338円

1年

30,551円

14,272円

16,279円

5年

152,755円

71,360円

81,395円

10年

305,510円

142,720円

162,790円

この表を見ても分かるように乾燥機能付きの縦型洗濯機よりもヒートポンプ式のドラム式洗濯機の方が1年で16,279円、5年で81,395円、10年で162,790円も電気代・水道代が安いです。

このようなことから最も省エネ効果の高い洗濯機は、ヒートポンプ式のドラム式洗濯機ということが言えます。

古い洗濯機と最新の洗濯機の省エネ度の違いを比較

ドラム洗濯機を空けようとする女性

先程は、最新の洗濯機を種類ごとで比較してみましたが、以前使われていたような洗濯機とはどのくらい違いがあるのでしょうか。

今回は、2012年に発売された日立のタテ型洗濯乾燥機8kg(NW-D8PX)と現在販売されているビートウォッシュ10kg(BW-DX100G)を比較してみます。

項目 10年前の洗濯機 最新の洗濯機
洗濯のみの場合の電気代

6.73円

1.57円

洗濯〜乾燥の場合の電気代

87.21円

53.46円

洗濯のみの場合の水道代

30.0円

24.72円

洗濯〜乾燥の場合の水道代

36.72円

30.24円

※電気代単価27円/kWh、水道代単価0.24円/Lで計算

この表を見てもわかるように、8kgと10kgの洗濯機を比較しているにも関わらず、最新の洗濯機の方がかなり電気代・水道代が安いです。

さらに電気代と水道代を合わせてみると以下のようになります。

項目 10年前の洗濯機 最新の洗濯機
洗濯のみの場合の電気代・水道代

36.73円

26.29円

洗濯〜乾燥の場合の電気代・水道代

123.93円

83.86円

※電気代単価27円/kWh、水道代単価0.24円/Lで計算

このように洗濯のみの場合でも10円ほどの差となり、乾燥まで含めると40円もの差があります。

では、長期的にどのくらい差がでてくるのかみてみましょう。

期間 項目 10年前の洗濯機 最新の洗濯機 差額
1日

洗濯のみ

36.73円

26.29円

10.4円

洗濯〜乾燥

123.93円

83.86円

40.1円

1ヶ月 洗濯のみ

1,102円

789円

313円

洗濯〜乾燥

3,718円

2,511円

1,207円

1年 洗濯のみ

13,406円

9,596円

3,810円

洗濯〜乾燥

45,234円

30,551円

14,683円

5年

洗濯のみ

67,030円

47,980円

19,050円

洗濯〜乾燥

226,170円

152,755円

73,415円

10年

洗濯のみ

134,060円

95,960円

38,100円

洗濯〜乾燥

452,340円

305,510円

146,830円

このように毎日1回洗濯と乾燥を行う場合には、10年前の洗濯機と最新の洗濯機で1ヶ月の電気代・水道代が1,207円も変わります。

さらに1年で14,683円、5年で73,415円、10年で146,830円もの差となります。

ドラム式洗濯機になると、電気代・水道代もさらに安いので大きな差がうまれます。

電気代、水道代だけでこれだけ変わるのであれば、買い換えた方がよいと思う人もいるのではないでしょうか。

次の章では、省エネの洗濯機に買い換えた方が良いかの判断基準をご紹介するので、現在使っている洗濯機が良いのか新しい方が良いのか判断しましょう。

省エネ洗濯機に買い替えるかの判断基準

錆びた洗濯機

省エネ洗濯機に買い換えるかの判断基準は、以下の2つです。

買い替えの判断基準

故障をした場合、修理するべきなのか買い換えた方が良いのか迷うこともあるでしょう。

また、今使っている洗濯機も故障はしていないしもう少し使えるのかなと思ってしまうこともあるはずです。

洗濯機は高い買い物なので、故障してから購入するとなると家計にも大きな負担となってしまいます。

そのため、これらの判断基準を参考に当てはまる場合には早めに買い換えることを検討した方が良いでしょう。

故障の前兆がある

洗濯機が故障する前に、前兆があります。

以下のような症状がある場合には、故障の前兆と言えます。

故障の前兆

このような場合は、洗濯機の寿命が近くなっているサインです。

「まだなんとか動いているから大丈夫!」と思わずに、修理するか買い換えを検討することをおすすめします。

修理と買い換えの判断基準については標準使用期間に達しているかの判断になるので、次で詳しく解説していきます。

標準使用期間に達している

洗濯機のメーカーによっても異なりますが、設計上の標準使用期間は7年というものが多いです。

さらにメーカーの部品保有期間も6〜7年のメーカーが多いです。

そのため、購入してから6〜7年経った洗濯機は買い換えた方が良いと言えます。

6〜7年以上経った洗濯機は修理をしても故障するリスクも高く、さらに高額な修理代がかかってしまうこともあります。

また、先程も比較したように現在の省エネ電気代・水道代も安くなるため買い換えた方がお得でしょう。

【標準使用期間とは?】

標準使用期間とは、電気用品安全法に基づき、環境条件や想定時間など一定の使用条件で使用した場合に安全に使用することができる期間。

保証期間などではなく、あくまでも買い換えの目安として、標準使用期間が過ぎると故障する可能性が高まると考えると良い。

洗濯機を買い換えるか迷っている人は、ご家庭で使っている洗濯機が今どのような状態なのかを知ることも大切です。

買い換えのチェックポイントや時期について「洗濯機の買い替えサインや寿命は?買い替えるべきかフローチャートで分かる」で詳しく解説しているので、ぜひ一度チェックしてみてください。

省エネ洗濯機の3つの選び方

ドラム洗濯機を選ぶ女性

省エネ洗濯機を選ぶ際には、以下の3つの点に着目すると良いでしょう。

省エネ洗濯機の選び方

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ライフスタイルによって性能を選ぶ

第一にライフスタイルによって性能を選ぶ方法が考えられます。

縦型とドラム式を比較した時に、洗浄力は縦型洗濯機のほうが性能が良いと言われています。

水道代はかかりますが、たっぷりはった水に浸ってもみ洗いをするので汚れが落ちやすいからです。

汚れものが多くしっかり洗いたい場合は、縦型の洗濯機を選ぶと良いでしょう。

反対に普段泥汚れ等のひどい汚れものは出ないのであれば、省エネ効果の高いドラム式の方が電気代、水道代が少なくすみます。

縦型洗濯機とドラム式洗濯機の特徴は以下の通りです。

種類 メリット デメリット
縦型洗濯機
  • 洗浄力が高い
  • 省スペースで設置しやすい
  • 洗濯物が傷みやすい
  • 水を多く使う
ドラム式洗濯機
  • 洗濯物が傷みにくい
  • 節水性が高い
  • 乾燥機能が優れている
  • 設置スペースが必要
  • 色移りしやすい
  • 洗濯の途中で追加できない

これらの点を踏まえて、縦型とドラム型どちらの方がライフスタイルに合っているのか判断しましょう。

本体価格とランニングコストを合わせて選ぶ

電気代と水道代をみてみるとドラム式の方が安いのですが、本体価格を比較するとドラム式の方が高めになっています。

本体価格の相場は、以下の通りになります。

種類 5kg以下 7kg 8kg 10kg 12kg
縦型洗濯機(乾燥機なし)

2〜5万円

4〜8万

4〜8万円

7〜10万

9〜13万円

縦型洗濯機(乾燥機付き)

8 〜15万円

9〜20万

14〜25万円

ドラム式洗濯機

12〜19万円

14〜25万円

17〜35万円

基本的にドラム式洗濯機は乾燥機能付きとなっており、価格も高めです。乾燥機なしの縦型洗濯機と比べると2倍以上の価格となっています。

縦型洗濯機は、乾燥機が付いているものと付いていないものがあり、容量が少ないものは乾燥機が付いておらず価格も安いです。

つまり、乾燥機能は特に使わないという方は本体価格の低い縦型タイプがお得です。

一方で乾燥機能を活用したいという方は、ドラム式洗濯機の方が省エネ効果も高くトータルコストをみると安くつくでしょう。

適正な容量で選ぶ 

適正な容量で選ぶことも重要なポイントです。

先程、本体価格についてお話しましたが、容量が小さいものの方が価格が低くなっています。

そのため、家庭での洗濯量よりも少ない容量の洗濯機を選んでしまうと、洗濯する回数が増えてしまい結果的に電気代や水道代が高くついてしまいます。

まずは、家庭の適正な洗濯量を知ることが大切です。

1日分の洗濯量は、1人約1.5kgが目安となっています。さらに着替えが多い場合や毛布などの大きなものを洗う場合には、プラスαで考える必要があります。

適正な洗濯機の容量の目安としては、以下の通りです。

適正な容量の目安

1人暮らしでも週1〜2ほどしか回さないのであれば大きめの容量が良いですね。

使用人数や、使用頻度・目的等を考慮してどの容量がベストか考える必要があります。

※ 洗濯機をお得に買い替えたい方は「洗濯機が安くなる買い替え時期はモデルチェンジ時!ドラム式・縦型に分けて徹底解説」こちらの記事も合わせてお読み下さい。

さらに省エネできる洗濯機の4つの使い方

洗濯機を開ける手

現在発売されている洗濯機は様々な省エネ対策をしているものが多いですが、さらに省エネ効果を上げるためにはどのようなことをすればよいのかお話していきます。

どのくらい節約効果があるのかも合わせてお話していきますので、取り入れられそうなものがあればぜひ実行してみてください。

できるだけまとめ洗いをする

節約方法の1つは、できるだけまとめ洗いすることです。

洗濯物が少量なのに毎日洗濯機を回してしまうと、水道代も電気代ももったいないです。

目安としては洗濯機の容量7〜8割程度の洗濯物が溜まったら、回すと効率が良いと言われています。

経済産業省資源エネルギー庁では、まとめ洗いの省エネ行動と省エネ効果は以下のように示されています。

容量に対する割合と洗う回数における省エネ効果

参考:経済産業省資源エネルギー庁

このようにこまめに洗濯するよりも8割の量でまとめて洗うと年間約4,500円も電気代・水道代を浮かすことができるので、まとめ洗いの癖をつけると良いでしょう。 

お風呂の残り湯を使う

お風呂の残り湯を使って節水をしている人は多いのではないでしょうか。

例えば、一回の洗濯で100Lの水を使ったとします。

そのうち半分の50Lを残り湯に変えた場合、いくら節約できるのか考えてみましょう。

毎日洗濯するご家庭であれば、1年間で節約できる水道代は以下のように計算することができます。

残り湯を使った場合に節約できる水道代

年間4,380円も水道代を節約することができるのです。

電動ポンプ式のホースもホームセンター等で購入可能なので、取り入れてみる価値ありです。

洗剤は適量を入れる

洗剤を適量入れることも節約に繋がります。

洗濯物の汚れをしっかりと落としたいから洗剤を少し多めに入れている人もいるのではないでしょうか。

実は、洗剤を多く入れても洗浄力に変わりはありません。

さらに洗剤が多いことで泡切れが悪くなり、すすぎにかかる時間も増えてしまいます。

そのため、電気代や水道代も余分にかかってしまうことになるのです。

洗剤の容器などに書かれている適量を参考に、適切な量を使用するようにしましょう。

乾燥機付きの洗濯機は乾燥フィルターをこまめに掃除する

乾燥機付きの洗濯機は乾燥フィルターをこまめに掃除することが大きな節約になります。

フィルターの掃除を怠っていると、本来一度の乾燥で乾くはずの衣類が乾かず、余計に電気代を使うことになってしまいます。

乾燥フィルターのエラー表示が出ても使えないわけではありません。

しかし、そのまま放置して使い付けると使用頻度によっては月に1,000円も電気代が高くなってしまいます。

こまめに掃除をすれば、年間1万円以上の節約になると思うと大切な作業になりますね。

買い替えでいらなくなった洗濯機は下取りするのがお得

下取りチェッカー バナー

洗濯機を買い替える際には、下取りしてもらうとお得です。

洗濯機を処分する場合、2,530〜3,300円のリサイクル料金がかかってしまいます。

そのため、お金を払ってまで処分するよりも下取りしてもらうと余分なお金を支払う必要がなくなるので、できれば下取りしてもらうとよいでしょう。

例えば、デジタル家電専門店ノジマで下取りをしてもらうと以下のような価格で下取りしてもらえます。

【日立ドラム式洗濯機(11kg)】

  • 2021年製:66,500〜94,500円
  • 2020年製:41,700〜54,500円
  • 2019年製:37,500〜50,200円
  • 2018年製:29,800〜41,700円
  • 2017年製:22,500〜27,000円
  • 2016年製:13,500〜25,200円
  • 2015年製:11,700〜18,000円

このように年式によって価格が変わりますが、2015年製のものでも1万円以上で買取ってもらえる可能性があります。

ただし、下取りを行っている家電量販店は少なく、洗濯機を購入する際には下取りを行っているお店なのかも確認しておきましょう。

大手家電量販店での下取りサービスについては、以下を参考にしてください。

ノジマ

2015年製~洗濯機を下取り

ヤマダ電機

2015〜2023年製の洗濯機を下取り

ヨドバシカメラ

下取りサービスなし(期間限定のキャンペーンあり)

ビックカメラ

下取りサービスなし(期間限定のキャンペーンあり)

エディオン

下取りサービスなし(期間限定のキャンペーンあり)

ケーズデンキ

下取りサービスなし(期間限定のキャンペーンあり)

ジャパネットたかた

新しい洗濯機を値引きして下取り

このように、下取りサービスを行っているお店と不定期で下取りキャンペーンを行っているお店があります。

いくらで下取りしてもらえるのかもポイントとなってくると思うので、下取りを検討している方は下取り価格の比較もしてみましょう。

家電ジャンルについて、デジタル家電専門店ノジマと業務提携をしている「下取りチェッカー」では、LINEまたはWEBで手軽に下取り価格を調べることができます。

下取り価格の付かない古い洗濯機でも、条件に該当すれば無料で引き取ってもらえるので利用してみてください。

下取りチェッカー

下取りチェッカーはこちら

まとめ

最近の洗濯機は、省エネ効果が高いものが多いです。

しかし、洗濯機の種類によって、以下のように電気代・水道代が変わります。

項目 縦型洗濯機 ドラム式洗濯機
乾燥機能なし​​ 乾燥機能付き ヒーター式 ヒートポンプ式
洗濯のみの場合の電気代

1.65円

1.57円

1.89円

2.03円

洗濯〜乾燥の場合の電気代

53.46円

53.46円

25.92円

洗濯のみの場合の水道代

24.72円

24.72円

18.72円

18.72円

洗濯〜乾燥の場合の水道代

30.24円

15.6円

13.2円

※電気代単価27円/kWh、水道代単価0.24円/Lで計算

また、昔の洗濯機と比べても新しい洗濯機の方が性能もよく省エネ効果が高いです。

項目 昔の洗濯機 最新の洗濯機
洗濯のみの場合の電気代

6.73円

1.57円

洗濯〜乾燥の場合の電気代

87.21円

53.46円

洗濯のみの場合の水道代

30.0円

24.72円

洗濯〜乾燥の場合の水道代

36.72円

30.24円

※電気代単価27円/kWh、水道代単価0.24円/Lで計算

このように、洗濯機によって省エネ効果が異なりますが、省エネ効果が高い洗濯機は本体価格も高めになっています。

そのため以下のような方法で洗濯機を選ぶと良いでしょう。

省エネ洗濯機の選び方

省エネ効果だけにとらわれずご家庭に合った洗濯機を選びましょう。

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