
「スマートフォンの買い替えって何で判断するもの?2年経ってもまだまだ使えそうなんだけど?」
「新しいスマホへのデータ移行とか大変なのかな?買い替えが初めてだから不安…」
今やスマートフォンは、電話やメールはもちろん、SNSやゲーム、お財布の役割まで果たす必需品。
お使いの1台を愛用していれば尚のこと、買い替えには慎重になってしまいますよね。
本記事では、スマートフォンの劣化を知らせる5つのサインと、買い替えにおすすめのお得なタイミングを解説します。
この記事でわかること |
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かつて「携帯電話は2年で買い替え」が一般的だった時代もありましたが、今やこれは覆されました。
2019年に電気通信事業法が改正され、これまであったような契約期間の縛りや端末購入に伴うサービスが見直されたことで、『2年で買い替える』という考えは常識ではなくなったのです。
この記事を最後まで読めば、スマートフォンをいつ買い替えるか判断がしやすくなり、データ移行の準備も滞りなく行えます。
生活に欠かせないスマートフォンを、良いタイミングでスムーズに買い替えられるように、しっかり把握していきましょう。
1.スマートフォンの買い替えは「劣化のサイン」と「お得なタイミング」で判断する
スマートフォンの買い替えは、スマートフォンの劣化を知らせる「サイン」と、買い替えがお得になるタイミングを見計らって判断しましょう。
- スマートフォンの劣化を知らせる5つのサイン
- 買い替えにおすすめなのは「キャンペーン」のタイミング!
それぞれ解説していきますので、あなたのスマートフォンの状態に照らし合わせてみていってください。
1-1.【一覧で解説】スマートフォンの劣化を知らせる5つのサイン
スマートフォンが劣化し「寿命が近づいている」のを知らせる5つのサインを、確認しやすい一覧にまとめましたのでご覧ください。
スマートフォンの劣化を知らせる5つのサイン | |
①動作が重くなる | 以下のような動作が重い(遅い)と感じたらスマートフォンの寿命が近づいている可能性がある。
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②充電がすぐ切れる | 充電して数時間で次の充電が必要となる状態が頻繁に起こるのは、スマートフォンの寿命が近づいているサイン。 特別な使い方をしていないのに、1日充電が持たない場合は、スマホの買い替えを検討するべき時期といえる。 |
③バッテリーが熱くなる | 特定のアプリの使いすぎや、真夏などの高温の環境以外で、バッテリーが熱を持ち、触れると熱くなるのは寿命が近づいた兆候。 そのまま使い続けると破裂や発火などの事故につながる恐れもあるため、買い替えを検討した方が良い。 |
④勝手に再起動やシャットダウンをする | 勝手に再起動やシャットダウンを繰り返すスマートフォンはバッテリーの寿命が近づいている。 充電サイクルが限界に達している可能性が高いため、早めに買い替えを検討した方が良い。 |
⑤アプリのバージョン対応が減る | アプリのバージョン対応が減り、利用出来るアプリが制限されるのは、買い替え時期を知らせるサインのひとつ。 スマートフォンのアプリは、最新のモデルを念頭に置いて開発されているため、古い機種を使い続けていると利用できるアプリが減っていってしまう。 本体やバッテリーが劣化していなくても、使いにくさが生じるので買い替えを検討すべき時期だといえる。 |
このようなサインのひとつ、あるいは複数が表れた場合は、スマートフォンの買い替えを検討すべき時期が来ているといえます。
1-2.買い替えにおすすめなのは「キャンペーン」のタイミング!
劣化して寿命が近づいたスマートフォンの買い替え時期としておすすめなのは、各キャリアがキャンペーンを展開している『お得なタイミング』です!
キャンペーンを適用することで、タイミングが合えば数万円レベルで購入金額が変わってくることがあります。
買い替えに1番おすすめのタイミングは、新生活(新学年)に向けた春のキャンペーンが開催される3〜4月です。
この時期は決算期、新生活開始時期が重なっているので新規契約や機種変更でもスマートフォンが安くなっています。
次いで、年末年始の商戦が繰り広げられる12月〜1月が狙い目です。
<3月〜4月に実施される主なキャンペーン>
※他にも2万円前後の安い機種は「実質0円」や「一括0円」の限定的なキャンペーンをすることも! <12月〜1月に実施される主なキャンペーン>
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反対に買い替え時期としてあまりおすすめできないのは、次の時期です。
- 年末年始のキャンペーンが終了した1月下旬〜2月
- 春のキャンペーンが終了して学割も終わった5月〜6月上旬
- スマホ業界のキャンペーンが少ない10月〜11月
この時期は買い替えによるメリットが少ないので、できるだけキャンペーンのお得なタイミングを待って買い替えるようにしましょう。
買い替えの時期について詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください |
「スマートフォン 買い替え 時期」の記事を準備中! |
2.「スマホは2年で買い替える」が常識ではない
スマートフォンの買い替え時期について解説してきましたが、寿命やタイミングに関係なく、『携帯電話は2年ごとに買い替えるもの』というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
確かに「2年で買い替え」が一般的だった時代もありましたが、今やこれは覆されました。
かつて「2年で買い替え」が一般的だったのはどうして?
(※)MNP(ナンバーポータビリティ):今の電話番号そのままで他社に乗り換えることができるサービス |
2019年10月から電気通信事業法の改正が実施され、これまであったような契約期間の縛りや端末購入に伴うキャッシュバックや割引が見直されたことで、『スマートフォンを2年で買い替える』という考えは常識ではなくなったのです。
この章では、買い替え2年説が覆された理由と共に、現在のスマートフォンの買い替えサイクルの実情について考察します。
2-1.「スマホは2年で買い替える」が常識ではなくなった3つの理由
「携帯電話の買い替えは2年ごと」という考えが常識ではなくなった大きな理由は、電気通信事業法の改正により下表のような変更があったからです。
過去のスマートフォンでは… | 今(2022年)のスマートフォンでは… |
2年の契約期間内に解約や乗り換えをすると高額な違約金がかかった | 違約金は1,000円が上限になった |
MNP契約時に高額キャッシュバックや割引があった | 2年で買い替えてもMNPの高額キャッシュバックや割引が期待できなくなった |
端末購入による月額料金割引があった | 2年契約を前提とした 月額割引は撤廃された |
以下に、それぞれの内容を解説します。
2-1-1.理由①|高額だった違約金が発生しなくなった
買い替え2年説が常識でなくなった理由のひとつめは、高額な違約金が発生しなくなったことです。
制度の改正前までは、スマートフォンの2年の契約期間内に解約や他社への乗り換えをすると、高額な違約金(9,500円)がかかることが主流でした。
自動更新契約になっていて、契約更新月を過ぎると新たに2年間の契約期間がスタートするため、違約金がかからないようにするには、決められた短い期間で乗り換えをしなくてはならなかったのです。
これは他社へ乗り換えをさせないようにする携帯電話会社の戦略のひとつでしたが、改正によってメスが入り、違約金は1,000円が上限となりました。
ユーザーは解約や乗り換えを検討する際、以前ほど2年契約に縛られる必要がなくなったのです。
2-1-2.理由②|高額キャッシュバックや割引に期待できなくなった
2つめの理由は、2年ごとに買い替えても高額キャッシュバックや割引が貰えなくなったことです。
「以前は決められた短い期間で乗り換えをしなくてはならなかった」と前述しましたが、それでも、制度改正前までは、その2年契約更新の短い期間を狙って他社の乗り換える人は多くいました。
MNPで乗り換えをすると、高額のキャッシュバックや端末代金からの割引があったからです。
同じキャリアで機種変更するのに比べ、2年ごとに他社に乗り換えをしてスマートフォンを買い替えた方が、総体的に料金がお得になる仕組みが展開されていたのです。
しかしながら、この制度も改正により見直され、今は契約時の特典総額は2万円以下に規制されています。
2年ごとにキャリアを乗り換えても、以前ほどの恩恵は期待できなくなったのです。
2-1-3.理由③|端末購入による月額割引が撤廃された
3つめの理由は、2年契約を前提とした端末購入の月額割引がなくなったことです。
かつて大手キャリアでは、端末購入(新規/機種変更とも)を条件にした月額料金の割引を受けることができました。スマートフォンを分割で購入しても、2年使えば実質的な端末代金の支払いが安くなるという仕組みになっていたのです。
ただし、このサービスでは、購入したスマートフォンを割引期間中継続して使わないと割引は受けられず、途中で機種変更をしてしまうと割引は終了してしまいます。
割引を最大限に受けてお得に機種変更をするため2年ごとに機種変更をする、というのが前提になっていたのです。
しかし、この月額割引も改正によって撤廃され、2年ごとにスマホを買い替えると毎月の料金がお得になるといったことはなくなりました。
2-2.現在のスマホの買い替え時期の目安は3年から4年
「買い替えは2年ごと」が常識ではなくなった現在、スマートフォンの買い替え時期の目安は、新品の購入から3年〜4年です。
厚生労働省が2021年に発表した「消費動向調査」によると、2人以上世帯での携帯電話(スマートフォン、スマートフォン以外)の平均使用年数は4.3年でした。
買い替え理由として最も割合が高かったのは「故障」、2番目が「上位品目への移行」です。
このことから、多くのユーザーが3年から4年ほどで携帯電話の寿命を感じていると考えられます。
統計では29歳以下で3年以内、30代、40代の平均は4年以内と、年代が上がるにつれ買い替えのサイクルは長くなっていますが、全体の買い替え状況と、買い替え理由からみて、3年〜4年が買い替え時期の目安といっていいでしょう。
実際、Androidスマホでは正式な発表はありませんが、Apple社はiPhoneの使用年数を3年として公式発表しています。
もちろん、3年経ったからといって使用できなくなるわけではありません。
平均使用年数が4.3年ですから、4年以上使っている人もいれば、3年もたずに買い替えている人もいます。
つまり、スマートフォンの買い替え時期(寿命)は目安としては3年〜4年ですが、使う頻度や使い方で個人差があるので、使用感や動作を見ながら自分でタイミングを見極める必要があるのです。
3.買い替えをする前にしておくべき3つのこと
スマートフォンの買い替えを決めたら、まず、次の確認作業を済ませておいてください。
- データのバックアップ
- アプリの引き継ぎ設定
- 加入している補償サービスの確認
新しいスマートフォンへの移行がスムーズに行えるように、しっかり把握しておきましょう。
3-1.データのバックアップ
買い替えの前に、必ず使用中のスマートフォンのデータのバックアップをとっておいてください。
バックアップをしっかりとっておかないと、新しいスマートフォンに電話帳や写真などの大切なデータが移行できません。
<Android/iPhoneにおける代表的なバックアップ方法> Android 「設定」⇒「システム」⇒「バックアップ」と進み、「Googleドライブへのバックアップ」をオンにすることで自動でバックアップができます。 iPhone 「設定」⇒「ユーザ名」⇒「iCloud」と進み、「iCloud バックアップ」をオンにすると自動でバックアップされます。 ※他にもSDカードやパソコンを使ってバックアップをとる方法があります。 |
お使いのスマートフォンに現時点で不具合の兆候がある場合は、より迅速なバックアップをおすすめします。
スマートフォンが完全に壊れてしまってからではデータが消えたり、取り出すことが不可能になってしまう可能性があります。
3-2.アプリの引き継ぎ設定
買い替えるスマートフォンで引き続き使用するアプリは、あらかじめ引継ぎ設定をしておきましょう。
ゲームやLINEなど、引継ぎをしないと既存のアカウントで使用できなくなってしまうアプリには特に注意が必要です。
3-2-1.キャリアで提供されているアプリを活用して引き継ぐ
キャリアごとに提供されている下記のようなデータ移行アプリを活用すれば、簡単に引き継ぎが行えます。
キャリア | データ移行アプリ | 引き継げるデータ |
docomo | ドコモクラウド | ドコモ電話帳、ドコモメール、dフォト、データ保管BOX、スケジュール、メモ |
docomoデータコピー | 電話帳、画像、動画、音楽、スケジュール、+メッセージ、メモ | |
au | データお預かり | アドレス帳、写真、動画、カレンダー、auメール、Eメール、SMS、+メッセージ、パスワード情報 |
ソフトバンク | あんしんバックアップ | 電話帳、S!メール、カレンダー、ブックマーク、発着信履歴、写真ファイル、音楽ファイル、動画ファイル |
3-2-2.個別で引き継ぎ設定が必要なアプリもある
キャリアで提供されるアプリで引き継ぎができない下記のようなアプリは、個別で引き継ぎ設定が必要です。
<個別で引き継ぎ設定が必要な主なアプリ>
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再度ログインすれば自動的に引き継げるものもありますが、アプリによって異なるので、特にポイントやお金に関わるアプリはきちんと確認しておきましょう。
また、ゲーム系アプリの多くは引き継ぎ専用のIDやパスワードが発行されます。
データ移行不可なものや、SDカードへの保存が必要なものなど各種分かれているため注意が必要です。
3-3.加入している補償サービスの確認
お使いのスマートフォンの故障や不具合で買い替えを検討している場合は、契約中の携帯電話会社で補償サービスに加入しているかの確認をしておきましょう。
補償サービスに加入している場合には、修理費用の割引や同一モデルのスマートフォンへの交換サービスが受けられます。
交換は有料ですが、サービスなしにスマートフォンを買い換えるのに比べると、費用が大きく軽減されます。
ここもチェック! 【他社への乗り換えを検討する場合は既存契約を確認しておく】 スマホの買い替えと同時に他社への乗り換えを検討する場合には、現在の携帯電話会社での契約内容を確認しておく必要があります。 なぜなら、解約のタイミングによっては、契約解除料が発生してしまうからです。 以前は各携帯電話会社で1万円ほどの高額な契約解除料が設定されていましたが、電気通信事業法が改正された2019年秋以降より、契約解除料は1,000円(税込)に値下げされています。 但し、この新プラン以前の違約金に同意して契約をした人の中には、前のままの契約解除料が請求されてしまう場合があります。 新プランが適用されるか否かで金額が大きく違ってきますので、あらかじめ契約中の携帯電話会社に問い合わせて確認しておきましょう。 |
4.【ステップで解説】スマートフォンの買い替え手順
スマートフォンを買い替える手順をステップで解説します。
4ステップで完了!スマートフォン買い替えの手順 |
ステップ①|データやアプリをバックアップする |
ステップ②|新しいスマートフォンを購入する(買い替え) |
ステップ③|買い替えたスマートフォンの初期設定をする |
ステップ④|買い替えたスマートフォンにデータを移行する |
順にみていきましょう。
4-1.ステップ①|データやアプリをバックアップする
まずは、元のスマートフォンのデータをバックアップします。
前章の「3-1.データのバックアップ」、「3-2.アプリの引き継ぎ設定」に従って行いましょう。
4-2.ステップ②|新しいスマートフォンを購入する
新しいスマートフォンを購入します。
<スマートフォンの主な購入場所>
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昨今は、24時間好きなときに自宅から注文できるオンラインショップの人気が上昇中です。
オンラインショップでは端末を自宅まで送料無料で郵送してくれ、事務手数料も無料です。
オンラインショップに興味があるけれど、携帯電話は現物を手にとって選びたいという人は、一度ショップに足を運んで商品を確認した上で、自宅に帰ってオンラインショップを利用するというのも一案です。
4-3.ステップ③|買い替えたスマートフォンの初期設定をする
買い替えたスマートフォンの初期設定をしていきます。
新しいスマートフォンは初期設定をしなければ、利用できません。
<しなければならない初期設定>
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AndroidとiPhoneで名称など多少の違いはありますが、しなければならない大まかな初期設定は同じです。
4-4.ステップ④|新しいスマートフォンにデータを移行する
初期設定を終えたら、バックアップしておいたデータを新しいスマートフォンに移行します。
データの移行方法は3通りあります。
①クラウド経由の移行 | クラウド上でデータのバックアップを行い、新しい端末にデータを復元する方法。 iPhoneであればiCloud、AndroidであればGoogleアカウントを経由してデータを移行する。 ※データ移行の際にはネットワーク環境が必要 |
②SDカード経由の移行 | データを用意したSDカードに保存しておき、それを新しいスマホに挿入して移行する方法。 iPhoneにはSDカードのスロットが搭載されていないため、Androidの場合のみ利用できる。 ※ネットワーク環境は必要なし |
③パソコン経由の移行 | パソコンとスマホを接続し、パソコン内にバックアップしていたデータを新しいスマホに移行する方法。 ※データ移行の際にはネットワーク環境が必要 |
自分に適した方法を選んで大切なデータを移行しましょう。
5.買い替えたスマートフォンはどうする?「買取」と「下取り」を比較解説!
新しいスマートフォンに買い替えをしたら、今まで使っていたスマートフォンをどうしようと考えていますか?
カメラやアルバム代わりに取っておく…という方もいますが、特別な用途がないのであれば、「買取」、もしくは「下取り」に出すのが一般的です。
ここもチェック! 【「買取」と「下取り」の違い】 「買取」とは? 古いスマートフォンを商品として適正価格で売買すること。売って買取金(現金)を受け取ります。 「下取り」とは? 既存の商品(古いスマートフォン)を引き取ってもらい、その分を割引やポイントといった形で新しい端末の購入費用に充てられるシステム。基本的に現金は発生しません。 |
この章では、スマートフォンの「買取」と「下取り」について、それぞれのメリットとデメリットを検証します。
よく読んで、スマートフォン買い替えに際して、お別れするスマートフォンの処置についても最適な方法を把握しておきましょう。
5-1.「買取」と「下取り」のメリットとデメリット
まずは、スマートフォンの「買取」と「下取り」のメリット・デメリットを比較した下表をご覧ください。
メリット | デメリット | |
買取 | ・査定が早い ・即現金化できる | ・査定基準が高い ・査定額にバラつきがあるため、業者を選ぶ必要がある ・データ処分など売却前に煩雑な作業を自己責任でしなくてはならない |
下取り | ・査定の基準が低い ・金券やポイントが新しい端末の値引きに充てられる ・機種変更などの手続きが簡単 | ・現金化できない ・金券やポイントはそのキャリアでしか使えない |
買取の最大のメリットは、古いスマートフォンがそのまま現金化できるということです。
キャリアの縛りもないので、現金を有効活用して自分の好きな携帯会社を利用することができるというのも魅力です。
しかしながら、近年スマートフォンの買取業者は非常に多く、査定額にバラつきがあるという難点があります。いくつもの業者を調べて、比較し、より高い金額で買い取ってもらえるところを探すというのは時間も手間もかかることなので忙しい人には負担になるでしょう。
下取りの大きなメリットは査定の基準が低いことです。
買取の場合には少しの傷でも価格が大きく減額されてしまいますが、下取りの場合には画面の傷や多少の不具合は加味されずに一定の金額で引き取ってもらうことが可能です。
ただし、下取りは、その携帯キャリアで機種変更をして一定期間継続して利用することが前提となっています。同キャリアで継続利用をする限り、下取りによる割引やポイント還元は現金同様に魅力的です。
このように、「買取」と「下取り」では双方にメリットとデメリットがあり、利用する人によってお得感が違ってくるので一概にどちらが良いとは言い切れないところがあります。
5-2.「買取」をおすすめする人・「下取り」をおすすめする人
ここまでのまとめとして、「買取」をおすすめする人、「下取り」をおすすめする人を一覧表にしました。
「買取」をおすすめする人 | 「下取り」をおすすめする人 |
携帯キャリアの変更を 考えている人 | 同じ携帯キャリアを 継続利用する人 |
好きに使える現金に 魅力を感じる人 | 機種変更での割引や ポイント還元に魅力を感じる人 |
スマートフォンのデータ処理などが 苦にならない人 | 機種変更に関わる手続きを なるべく簡単に済ませたい人 |
「買取」と「下取り」のどちらを選ぶべきかは、利用する人の状況や考え方によって違ってきます。
携帯キャリアを変更したいと考えている人、機種変更の割引きなどは求めておらず、現金に交換して欲しいと思う人には「買取」に出すことをおすすめします。
同じ携帯キャリアをこれから先も継続利用する予定で、機種変更の際の割引きや、ポイント還元に魅力を感じるのであれば「下取り」がおすすめです。
5-3.スマートフォンの買い替えはノジマの「下取りサービス」がおすすめ
古いスマートフォンの買い替えなら、ノジマの「下取りサービス」がおすすめです!
ノジマでは、モバイル会員限定で以下の製品の下取りを取り扱っています。
下取りの金額は、ノジマスーパーポイントとして返還されます。
<下取り対象製品>
(※1)ゲームは以下の製品が対象です Nintendo Switch/PS4 Pro 1TB/PS4 1TB/PS4 500GB/PS3/PS3/PS4/Nintendo Switchのゲームソフト |
上記製品以外にも、期間限定で下取りを行う場合があります。
詳しくは店頭スタッフにお問い合わせください。
※製品の状況などにより値段が付かない場合がありますが、その場合でも引き取りできるということです。
壊れていても査定してもらえるので、買い替えの際はノジマへ相談するのもいいですね。
6.まとめ
スマートフォンの買い替えは「劣化のサイン」と「お得なタイミング」で判断しましょう。
劣化を知らせるサインは5つです。
- 動作が重くなる
- 充電がすぐ切れる
- バッテリーが熱くなる
- 勝手に再起動やシャットダウンをする
- アプリのバージョン対応が減る
寿命が近づいたスマートフォンの買い替えにお得なタイミングは、新生活(新学年)に向けた春のキャンペーンが開催される3〜4月、次いで、年末年始の商戦が繰り広げられる12月〜1月です。
買い替えを決めたら、新機種購入の前に次の3つの確認作業を行いましょう。
- データのバックアップ
- アプリの引き継ぎ設定
- 加入している補償サービスの確認
古いスマートフォンは「買取」、もしくは「下取り」に出すのが一般的です。
「買取」と「下取り」のどちらを選ぶべきかは、利用する人の状況や考え方によって違ってきますので、本文を参考に適切な方を選んで頂けたらと思います。