
「パソコンが古くなってきたから、下取りに出したい」
「新しいパソコンの購入資金にしたいから、できるだけ高く買い取ってくれるお店が知りたい」
など、パソコンの買い替えにはお金がかかるので、少しでも今のパソコンが高く売れてくれたら嬉しいですよね。
結論からお伝えすると、パソコンを下取りに出すなら「ヨドバシカメラ」か「ビックカメラ」が最も高く買取ってくれることがわかりました。
ただし、美品であれば問題ありませんが、動作に不安があるパソコンは他店舗を選んだほうがお得になるケースがあります。
本記事では、壊れているパソコンの回収費用なども含めて、大手家電量販店6社の下取り価格を調査いたしました。
パソコンの下取りについて知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
パソコンの下取りはどこに依頼したらいい?6社を比較してみた
まずは、パソコンの下取りはどこに依頼すればいいのかを解説していきます。
筆者がそれぞれの家電量販店を調査したところ、下記の結論になりました。
- 美品のパソコンなら「ヨドバシカメラか、ビックカメラ」
- 動作に不安、もしくは外観に傷が多いパソコンなら「ヤマダ電機」
それでは上記の家電量販店を選んだ理由がわかるように、それぞれの店の下取り価格や特徴を次でまとめていきます。
こちらも合わせて、参考にしてみてください。
パソコンの下取り価格をもとに家電量販店を比較
それでは、パソコンの下取りをおこなってくれる家電量販店の下取り価格を比較していきます。
今回比較するのは、下記の家電量販店になります。
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラ
- ヤマダ電機
- ノジマ
- ケーズデンキ
- エディオン
これから比較していくのですが、先に下取り価格などを表にまとめてみました。
比較に使用した機種と、それぞれの表は以下になります。
- ノートパソコン LAVIE Note NEXT PC-NX750JAB [15.6型 /Windows10 Home /intel Core i7/2017モデル]
出典:LAVIE Note NEXT|NEC LAVIE 公式サイト
家電量販店 | 下取り上限額 | パソコン回収費用 | 還元方法 |
ヨドバシカメラ | 15,000円 | 0円 | 現金 |
ビックカメラ | 15,000円 | 1,958円 | 現金 or ビック買取マネー |
ヤマダ電機 | 12,000円 | 0円 | 現金 |
ノジマ | 0円〜(実物査定) | 0円 | ノジマスーパーポイント |
ケーズデンキ | 回収のみ | 0円(モニターは有料) | – |
エディオン | 回収のみ | 0円(モニターは有料) | – |
家電量販店の下取り金額を調査したところ、下取り価格が高いのはビックカメラ・ヨドバシカメラが同率1位、ヤマダ電機が3位という順になりました。
あとで解説していますが、ノジマは「実物査定のみで、下取り額は店頭でしかお伝えできない」という回答を頂きました。
また、ケーズデンキとエディオンは下取りをおこなっていないため、回収サービスのみとなっていました。
それでは、これらの特徴を含めて解説していきます。
ヨドバシカメラ
ヨドバシカメラは、今回比較した家電量販店の中で1番高い下取り価格となっていました。
家電量販店 | 下取り上限額 | パソコン回収費用 | 還元方法 |
ヨドバシカメラ | 15,000円 | 0円 | 現金 |
ヨドバシカメラは全国的に展開しているグループで、店頭買取と発送買取に対応しています。
店頭買取だけではなく、発送買取まで対応しているのは嬉しいポイントです。
さらにヨドバシカメラには「どんなパソコンでも10円以上で買取してもらえる」というメリットがあります。
査定額をつけてもらえるのか、回収費用がかかってしまうのか。
これらの判断に迷っているのであれば、ヨドバシカメラに依頼することで安心感のある下取りをおこなえますね。
ビックカメラ
ビックカメラは、今回比較した家電量販店の中で1番高い下取り価格(ヨドバシカメラと同列)となっていました。
家電量販店 | 下取り上限額 | パソコン回収費用 | 還元方法 |
ビックカメラ | 15,000円 | 1,958円 | 現金 or ビック買取マネー |
ビックカメラは下取り上限額も高いのですが、「ビック買取マネー」という専用の電子マネーを選ぶと、買取価格に5%上乗せした金額をもらえます。
つまり、今回の比較機種であれば16,500円の金額をもらえるというわけですね。
ただし、デメリットもあり、パソコンは必ず有料での回収になるという点です。
美品なら問題ありませんが、少しでも不安があるのであれば、ヨドバシカメラに依頼するのがよいでしょう。
ヤマダ電機
ヤマダ電機は、今回比較した家電量販店の中で3番目に高い下取り価格となっていました。
家電量販店 | 下取り上限額 | パソコン回収費用 | 還元方法 |
ヤマダ電機 | 12,000円 | 0円 | 現金 |
ヤマダ電機は中間の順位ではありますが、買取に関するお得なキャンペーンをおこなっています。
該当するパソコンが壊れているのであれば、ヤマダ電機の買取サービスを活用することをおすすめしています。
また対象製品以外でも、パソコンの無料回収をおこなっているので、処分が前提にある人はヤマダ電機に持ち込むのがいいですね。
ノジマ
ノジマは下取りを実施しているのですが、どの店舗でも実物査定のみとなっていました。
家電量販店 | 下取り上限額 | パソコン回収費用 | 還元方法 |
ノジマ | 0円〜(実物査定) | 0円 | ノジマスーパーポイント |
パソコンにも買取相場があるので、他店舗と大きく査定額が変わるようなことはないはずですが…。
「事前に金額を知りたい」という方は、他店舗から検討を始めましょう。
また、パソコンの下取りはモバイル会員限定となっており、ノジマスーパーポイントのみでの還元となっているのも特徴です。
製品の下取りは行っていますか? | 株式会社ノジマ サポートサイト
ケーズデンキ
ケーズデンキは下取りには対応しておらず、パソコン回収サービスのみとなっていました。
家電量販店 | 下取り上限額 | パソコン回収費用 | 還元方法 |
ケーズデンキ | 回収のみ | 0円(モニターは有料) | – |
パソコン本体やノートパソコンの回収は0円でおこなってくれますが、液晶モニターの回収は2,200円がかかります。
液晶モニターのサイズは関係なく、一律2,200円で回収してもらうことができます。
エディオン
エディオンも同様に下取りには対応しておらず、パソコン回収サービスのみとなっていました。
家電量販店 | 下取り上限額 | パソコン回収費用 | 還元方法 |
エディオン | 回収のみ | 0円 | – |
こちらもパソコン本体やノートパソコンの回収は0円でおこなってくれますが、液晶モニターの回収は1,100円、もしくは4,400円がかかります。
モニターサイズによって料金が変動し、「ディスプレイモニター(ブラウン管23型以下)」は1,100円。
「ディスプレイモニター(24型以上)」は、4,400円の回収費用がかかります。
パソコンの下取りを決めたら準備すること
次に、下取り前に準備することを紹介していきます。
これから紹介する準備が欠けていると、「店頭に再度行くことになる」「新しいパソコンにデータを移せなかった」などの手間につながります。
1つずつ確認していき、確実に下取りに出せるようにしましょう。
データのバックアップ
まずは、データのバックアップをすることです。
パソコンを下取りに出すには初期化しないといけないのですが、初期化の前に必ずバックアップはおこないましょう。
バックアップの手順はWindowsとMacで異なります。そのため、それぞれの方法を下記に掲載しましたので、参考にしてみてください。
Windows | |
Mac |
データの初期化
次は、データの初期化をしていきましょう。
初期化をしていないと家電量販店で別料金にて対応してもらうか、もしくは下取りに出せないケースにつながります。
こちらも、それぞれの方法を下記に掲載しておきます。あわせて、参考にしてみてください。
Windows | |
Mac |
パソコンの下取りで査定されるポイント
次は、パソコンの下取りで査定されるポイントを紹介していきます。
これから紹介する査定ポイントを知ることで、「どれだけ下取り上限額に近い金額が出るか」を判断することができます。
パソコンの状態などに不安がある方は、参考にしてください。
傷・汚れ・割れなど本体の状態
まずは、傷・汚れ・割れなどの本体の状態についてです。
特にノートパソコンに多いのですが、持ち運びによる傷や汚れは付いていないでしょうか?
もしくは画面割れがなく、正常に液晶を見ることはできますか?
傷や汚れは事前にきれいにできますが、画面割れがある場合は、一気に査定額が下がってしまいます。
しっかり今の状態を見極めて、最大の下取り価格を提示してくれるお店に持っていくようにしましょう。
動作に問題がないかチェック
次は、動作に問題がないかをチェックしましょう。
- 電源は入るか
- 反応しないキーボードはないか
- 作業中にフリーズすることはないか
パソコンに限らずですが、どの店舗でも時間をかけて動作確認をしています。
電源が入らないなどの問題があるパソコンは、下取りに出せないこともあります。
その場合はヤマダ電機など、安くても買い取ってくれる家電量販店に持っていくのがよいでしょう。
下取り以外でパソコンを売る方法
最後は、下取り以外でiPhoneを売る方法を紹介します。
今は下取り以外にも売る方法はあるので、それぞれの方法を比較検討して売ることが大事になっています。
自分にとって、一番使いやすそうな方法を選んでみてください。
フリマアプリ・ネットオークションを利用する
まずは、フリマアプリ・オークションサイトで利用する方法になります。
最近ではフリマアプリも増えてきていますが、代表的なのは「メルカリ」 「ヤフオク」などですね。
フリマアプリ・オークションサイトで売るメリットは、販売価格を自分で決められるので高値で売れる可能性があるという点です。
パソコンは、データの消去などが自己責任になるというデメリットもありますが…。使い慣れている人であればおすすめの方法になります。
買取専門店で売る
次に、買取専門店で売る方法になります。
パソコン機種にもよりますが、iMacやMacBookなどのApple製品。
surfaceなどのMicrosoft製品は人気なので、高い買取金額をつけてくれる専門店もたくさん存在します。
オンライン買取ができるお店も多いため、特にこだわりがないのであれば、買取専門店に依頼するのもおすすめになります。
リサイクルショップで売る
最後は、リサイクルショップで売る方法です。
基本的にリサイクルショップで、パソコンを高く売ることは難しいことを覚えておきましょう。
家電量販店や買取専門店よりも、多くの製品を扱っていることから、査定金額が正確につけられない可能性が高くなっているからです。
ただ、他の家具や家電などもまとめて買い取ってもらえるので、大量に売りたいものがあればリサイクルショップを活用するのはおすすめになります。
関東エリア限定にはなりますが、「出張買取のアシスト」ではパソコンの買取もおこなっています。該当する方は、ぜひ検討してみてください。
少しでも高く売れるパソコンのポイント
最後に、少しでも高く売るためのポイントを解説します。
すでにご存じかもしれませんが、下取り価格が大きく変わることもあるので、ぜひ意識してみてください。
本体をキレイな状態にしておく
下取りに出す前には、必ず本体をキレイな状態にしておきましょう。
査定ポイントは事前に決まっていますが、あくまで査定は人がおこなっています。
そのため、目に見える汚れなどがないほうが査定価格が上がることはよくあるのですよね。
画面や端末に付着した汚れがあれば、下取り前に掃除しておくことをおすすめします。
なるべく早いうちに売る
次に、なるべく早いうちに売ることです。
パソコンは、毎年のように新しい機種が発売されています。
新しい機種が発売されるということは、自分が使っているパソコンは時間と共に古いシリーズになっていくということです。
特にパソコンなどは新機種に高値がつき、古い機種は安くなってしまう傾向があるので、なるべく早いうちに売ることをおすすめしています。
付属品をそろえておこう
最後に、付属品も必ずそろえておきましょう。
- 購入時の箱
- 取扱説明書
- 充電ケーブル(ノートパソコンの場合)
- 電源ケーブルやディスプレイ端子
など、付属品に欠品がないパソコンほど、高い査定額を出してくれます。
紛失してしまったのであれば欠品状態でも大丈夫ですが、心当たりがあるのであれば、事前に探しておくことをおすすめします。
まとめ
今回はパソコンの下取り金額や、下取りの査定ポイントなどについて解説させていただきました。
最後にもう一度、本記事の内容をまとめておきます。
- 大手家電量販店の中で、最も下取り価格が高かったのは「ヨドバシカメラとビックカメラ」
- ヤマダ電機の下取り価格はやや劣っているが、「壊れているパソコンでも、1000円以上で買取(※Windows限定)」というメリットがある
- 下取り前に準備すべきことは、データのバックアップと初期化
- 査定ポイントは、本体の傷や画面割れなどの状態。そして、動作に問題がないかが見られる
- パソコンを少しでも高く売るためには、下取り前に本体をきれいにしておくことと早く売ることが重要
パソコンは機種によって、下取り価格に差が出てくる製品です。
一般的に人気のある機種は高く売れやすいなどの傾向はありますが、お店や事前にポイントをおさえるだけで高く売ることができます。
ぜひ、本記事の内容を参考にして、高い下取り価格をつけてくれる買取先を探してみてください。