【OS&症状別】パソコンが立ち上がらないときの自分で試せる対処法

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下取りガイド 川辺 あさひ

「パソコンが立ち上がらない。困った、どうしよう。」

「もしかして故障?どうしたら起動するの?」

ある日突然パソコンの画面がつかなくなったら、誰だって焦ってしまいますよね。

でも一旦落ち着きましょう!

立ち上がらないパソコンは、簡単な確認と対応で復旧することが少なくありません。

パソコンの起動不良は多くの場合、致命的な故障に至る手前の小さな不具合や、故障とは関係ない要因で起こります

本記事では、パソコンが立ち上がらないとき確認すべき5つのことを、わかりやすく解説します。

また、WindowsとMacにわけて、症状別にパソコンが立ち上がらないときの対処法を伝授します

【この記事でわかること】

  • パソコンが立ち上がらないとき確認すべき5つのこと
  • 【Windows】3つの症状別|パソコンが立ち上がらないときの対処法
  • 【Mac】4つの症状別|パソコンが立ち上がらないときの対処法
  • パソコンが立ち上がらないときにしてはいけない4つのこと​​
  • パソコンの故障|「修理」か「買い替え」かの判断基準​​

記事に沿って、パソコンの状態を確認し適切に対処すれば、あなたのパソコンが通常通り起動する可能性があります。

後半では、自力で解消できない故障だった場合の対応についても考察しますので、慌てず順に試していきましょう。

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1.パソコンが立ち上がらないとき確認すべき5つのこと

冒頭で述べた通り、「立ち上がらない」などのパソコンの起動不良は多くの場合、何かの小さな不具合や、故障とは関係ない要因で起こります。

もしかして故障?!…と、焦る前に、次の5つのことを確認して異変の原因を探りましょう。

パソコンが立ち上がらないとき確認すべき5つのこと

①電源ケーブルは正しく接続されていますか?

②電源タップはオフになっていませんか?

③周辺機器がトラブルを起こしていませんか?

④帯電して熱くなっていませんか?

⑤モニターに問題はありませんか?

立ち上がらないからといってパソコンが故障しているとは限りません。

ひとつずつ、確認していきましょう。

1-1.電源ケーブルは正しく接続されていますか?

【チェック①】

電源ケーブルが接続されているか確認しましょう。

電源ケーブルやACアダプターが抜けていると、当然パソコンは立ち上がりません。

接続を確認すると共に、電源ケーブルに汚れや破損がないかもチェックしましょう。

汚れや破損があれば、接続に影響がでるほか、発火なども誘発してしまう恐れがあります。 

また、延長コードを使用して給電している場合、接触不良や断線を起こしていることも考えられます。

延長コードが正しく接続されているか、接触不良など問題を起こしていないか、確認してください。

1-2.電源タップはオフになっていませんか?

【チェック②】

電源タップがオフになっていないか確認しましょう。

何かの弾みで無意識に電源タップのスイッチを切ってしまう例は珍しくありません

また、電源タップを使用していると、まれに電源の供給が不安定になることがありますので、スイッチのオンオフを数回繰り返して試してみましょう。

デスクトップパソコンの場合は、パソコン本体のオン・オフスイッチの他に電源本体のスイッチがあります。スイッチは大体背面にあるので、そちらがオフになっていないかも併せて確認してください。

1-3.周辺機器がトラブルを起こしていませんか?

【チェック③】

一旦パソコンの電源を切り、マウスやキーボード、USBメモリや外付けハードディスクなど、接続している周辺機器をすべて取り外してみましょう。

パソコンが起動しなくなったり動かなくなる原因のひとつに、接続している周辺機器のトラブルが考えられます。

周辺機器を取り外し、少し時間を置いてパソコンの電源を入れ、普通に起動するようであればパソコンではなく周辺機器に問題があると考えられます。

その後は、一台ずつ周辺機器を接続し、不具合の原因になっている機器を特定して対処しましょう。

1-4.帯電して熱くなっていませんか?

【チェックク④】

パソコンを触って、熱くなっていないかどうかを確認してください。

熱くなっているとしたら、内部に不要な電気が帯電している可能性が高く、それが原因で起動しなくなったと考えられます。

​​この場合は、一旦パソコンの電源を切り、接続している周辺機器やACアダプターやケーブル類をすべて取り外します。

パソコン本体の熱が冷めるまで放置してから、周辺機器を再度接続し、電源を入れて通常通り立ち上がるかどうかをチェックしましょう。​​

1-5.モニターに問題はありませんか?

【チェック⑤】

モニターに異常がないかを確認しましょう。

モニターが故障していたら、パソコンを起動しても画面が表示されません。

デスクトップ型のパソコンの場合は、1度別のモニターに付け替えて表示されるか試してみると、モニターが故障していないかどうかが確認できます。

ノートパソコンを使用している場合は、モニター接続端子やHDMIケーブルを使って外部モニターに接続してみましょう。

別のモニターでは問題なく表示されるようであれば、パソコン本体ではなく、ノートパソコンの液晶部分が故障していると考えられます。(この場合には液晶の交換をする必要が生じます)

これらの確認をしてもパソコンが立ち上がらない場合は、症状に合わせた対処が必要になります。

次章からWindowsとMacにわけて、症状別の自分で試せる対処法を解説していきます。

2.【Windows】3つの症状別|パソコンが立ち上がらないときの対処法

Windowsのパソコンで下記の3つの症状別にパソコンが立ち上がらないときの対処法を解説します。

Windowsの症状別|パソコンが立ち上がらないときの対処法

「Windowsを開始できませんでした」というメッセージが表示される

起動時に表示されるメーカーロゴから先に進まない

ブルースクリーン(青い画面)で止まっている

あなたのパソコンに起きている症状に合ったところからご覧になってください。

2-1.「Windowsを開始できませんでした」というメッセージが表示される

対処法

画面に表示される2つの方法を試してください。

  • スタートアップ修復の起動(推薦)
  • Windowsを通常起動する

出典:富士通FMVサポート

「Windowsを開始できませんでした」というメッセージが表示された場合、​​画面表示に従って、スタートアップ修復の起動(推薦)→「Windowsを通常起動する」という操作を実行することで、パソコンが立ち上がる可能性があります。

まず最初に、(推薦)と書いてある「スタートアップ修復の起動」を選択して起動できるかを試してみます。

それでもパソコンが立ち上がらない場合は、「Windowsを通常起動する」を試してください。

どちらを試行しても、それによってパソコンに不具合が起こることはありませんので、順に実行していきましょう。

2-2.起動時に表示されるメーカーロゴから先に進まない

対処法

次の操作を行ってみましょう。

①パソコンの電源ボタンを数秒間押し続けて、強制的に電源を落とす

②電源が落ちたら、再び電源をONにして起動するかどうかを確認する

出典:HITACHI|Q&A情報

メーカーロゴで画面が止まってしまった場合、上記①②の操作を行うことにより、どこかの起動プロセスでフリーズしていたパソコンが立ち上がる可能性があります

ただし、止まっているように見えても、実はパソコン側で処理を行っている場合も考えられるため、注意が必要です。

処理中に強制的に電源を落としてしまうと、症状が悪化してしまう可能性があります。

ロゴ画面のまま止まってしまった際は、すぐではなく、数分間様子を見てから上記の操作を実行しましょう。

​​2-3.ブルースクリーン(青い画面)で止まっている

パソコンが、ブルースクリーン(青い画面)で止まって動かないときの多くはWindowsが起動していないと考えられます。

この場合の、自力でできる対処法を三通り解説します。

①すべての外部機器を取り外して再起動

②自動修復の各オプションを試す

③「セーフモード」で起動させる

項目順に、まず①を試して、改善しなかった場合に②、それでも上手く起動しない場合に③の操作を行ってください。③の操作は、少し難度が高くなります。

2-3-1.すべての外部機器を取り外して再起動

対処法①

パソコンから全ての外部機器を取り外して再起動してください

ブルースクリーンが表示される原因に、メモリーやハードディスクなど外部機器に問題がある場合があります。

増設メモリーの挿し方が甘かったり、ハードディスクが故障していたりする可能性も考えられます。

そのため、外付けのHDD、DVDドライブ、プリンターなど全ての外部機器を取り外して、起動するかどうかを試してみましょう。

起動したとしたら、パソコン本体ではなく、外部機器のいずれかに問題があることになります。

2-3-2.自動修復のオプションを試す

対処法②

自動修復のオプションで「システムの復元」を実行しましょう

外部機器に問題がないとしたら、問題はパソコンのシステム側にあると考えられるので、「自動修復」から「システムの復元」を試みます

「自動修復」はWindows起動の画面でリセットボタンを押すと表示されます。

出典:富士通|FMVサポート

あるいは、再起動を繰り返すと自動的に「自動修復」の画面が表示されるので、「システムの復元」を実行してください。

システムの不具合が原因であった場合は、この方法で解決できる可能性が高くなります。

しかし、他の原因、たとえば、ウイルス感染などの場合は、「システム復元」で普及させることは難しいかもしれません。

ここもチェック!

【「PCを初期状態に戻す」は最終手段】

「自動修復」のトラブルシューティングにある「PCを初期状態に戻す」を実行すると、起動する可能性がありますが、これを実行するとパソコンが初期化されます。
初期化されると保存データ等はすべて失われますので、注意してください!
この方法は、データが消失しても困らない、という場合のみ実行するようにしてください。

2-3-3.「セーフモード」で起動させる

対処法③

「セーフモード」を使って起動してみましょう

セーフモードとは、OSの機能を限定し、必要最小限のシステム環境でパソコンを起動する機能です。

セーフモードでは、パソコンに問題が起きていても、それを回避して起動できる可能性があります

「セーフモードでWindowsを起ち上げる方法」は次の通りです。

①ブルースクリーンのオプションの選択画面から「トラブルシューティング」を選択

出典:VAIO|よくあるご質問

②「詳細オプション」を選択

③「その他の修復オプションを表示」を選択

④「スタートアップ設定」を選択

⑤「再起動」ボタンをクリックし、再起動する

⑥スタートアップ設定画面が表示されたら、「×)セーフモードを有効にする」の×に該当する数字キーを入力

⑦セーフモードでWindowsが立ち上がる​​
そのまま通常と同様に、使用したいアプリケーションを起動して作業を行えます​​)

※Windows7以前の機種ではセーフモードが使用できない場合があります

セーフモードでWindowsが立ち上がったら、次回、パソコンが起動しないような事態を防ぐために下記のような操作を行いましょう。

ドライバーを更新又はアンインストール

スタートメニューの「デバイスマネージャー」から操作

パソコンの動作状況を改善できる。

不要なアプリの削除

「システム構成」の「スタートアップ」から実行

パソコンの動作状況を改善できる。

疑わしいドライバーの削除

「デバイスマネージャー」画面から削除したいドライバーを選んで「アンインストール」を実行

新しい機器を接続した後や、ドライバーをインストールした後にトラブルが発生した場合は、ドライバーを削除することで解決する可能性がある。

セーフモードでも起動できない場合は、重度の障害、あるいは自力では解決できない問題が起きていると考えられます。

復旧作業を繰り返していると、パソコンが壊れたり、致命的なダメージを受ける可能性もありますので、むやみに触れるのをやめ、専門の修理業者に相談することをおすすめします。

3.【Mac】4つの症状別|パソコンが立ち上がらないときの対処法

Macで下記の4つの症状別にパソコンが立ち上がらないときの対処法を解説します。

Macの症状別|パソコンが立ち上がらないときの対処法

電源はつくがMacの画面が立ち上がらない

起動時に「はてなマーク」が表示される

起動時の進行バーが途中で止まって進まない

画面に禁止マークが表示される

あなたのMacに起きている症状に合ったところからご覧になってください。

3-1.電源はつくがMacの画面が立ち上がらない

対処法

次の操作を行ってみましょう

①SMC(システム管理コントローラ)をリセットする

②NVRAM(PRAM)(※)をリセットする

(※)Macの電源が入っていなくても特定の設定情報を保存しておく特殊なメモリ領域

電源はつくのにMacの画面が立ち上がらない場合、SMC(システム管理コントローラ)やNVRAM(PRAM)のリセットを行うことで改善することがあります​​

3-1-1.SMCをリセットする

電源ボタンを押してもなにも反応がない、Macの蓋を開け閉めしても反応しないなどといった場合は、SMCをリセットすることでトラブルが解決することがあります

※SMC(システム管理コントローラ)は、電源やバッテリー、センサーなどを管理しているシステムです。​

SMCのリセット方法

デスクトップ型の場合

電源コードを外し、数分後、再接続して数秒後に電源をつける。

MacBookの場合

「shift 」「control」「option」と電源ボタンを10秒以上、同時に押し続ける。

※リセット方法はMacの機種によって異なることがあるので、詳しくはApple公式サポートページでご確認ください

​​

3-1-2.NVRAM(PRAM)をリセットする

MacbookやiMac が起動しない場合に有効な手段の一つとして、NVRAM (PRAM)のリセットがあります。

NVRAM(PRAM)のリセット方法

パソコンの電源を切り、再度電源を入れすぐに「P」「R」「command」「option」の4つのキーを同時に押し続ける。

その後、Macを再起動し、起動音が2回するまで、キーを押し続ける。

※リセット方法はMacの機種によって異なることがあるので、詳しくはApple公式サポートページでご確認ください

3-2.起動時に「はてなマーク」が表示される

「はてなマーク」が表示される場合の対処法

次の操作を順に行ってみましょう。

①NVRAM(PRAM)をリセットする

②システム環境設定を修正する

③MacOS復旧システムから起動する

出典:Appleサポート

「はてなマーク」は「正常に起動できるMacOSが見つからない」ということを表しています

上記の3つの操作を行うことで、「はてなマーク」が出なくなり、通常のMacの画面が立ち上がる可能性があります。

①の「NVRAM(PRAM)をリセットする​​」に関しては前項の、3-1-2.NVRAM(PRAM)をリセットする、をご参照ください。

ここでは、NVRAM(PRAM)をリセット​​しても改善がみられない場合に行う、「システム環境設定を修正する」「MacOS復旧から起動」について説明します。

システム環境設定を修正する方法

「option」キーを押した状態で電源を入れた後、左上のアップルメニューから「システム環境設定」をクリックし、正しい「起動ディスク」を選択する。​

MacOS復旧システムから起動する方法

起動直後「command (⌘) + R」キーを押し続け、macOS 復旧のウインドウから「ディスクユーティリティ」を選択し、起動ディスクを修復します。

※この方法は、①NVRAM(PRAM)をリセットする、②システム環境設定を修正する、を試しても問題が解決しなかった場合に行います

​​

3-3.起動時の進行バーが途中で止まって進まない

進行バーが途中で止まって進まない場合の対処法

MacOS復旧システムから起動してみましょう

出典:Appleサポート

Appleロゴと進行状況バーは、MacのOSインストール中に表示されます。

インストールに時間がかかる場合もありますが、長時間止まって動かない場合は、MacOS復旧システムから起動してみましょう。

起動の方法は前項3-2.起動時に「はてなマーク」が表示される、に先述していますのでご参照ください。

3-4.画面に禁止マークが表示される

禁止マークが表示される場合の対処法

MacOS復旧システムから起動してみましょう

出典:Appleサポート

禁止マークが表示される場合、パソコンとMacのバージョンに互換性がなく、正常に機能していないことが想定できます。

禁止マークが表示されて止まってしまったときに自力でできる対処法は、MacOS復旧システムからの起動だけです。

起動の方法は、3-2.起動時に「はてなマーク」が表示されると同様になりますのでご参照ください。

4.パソコンが立ち上がらないときにしてはいけない4つのこと

ここまでの対処法を試しても立ち上がらなかった場合は、パソコンが故障している可能性が高いと考えられます。

4章では、そんな何をしてもパソコンが立ち上がらないときに、決してしてはいけない4つのことを解説します。

NG! パソコンが立ち上がらないときにしてはいけない4つのこと

パソコンに通電し続ける

電源の「ON」「OFF」を繰り返す​​

OSを再インストールする

パソコンやHDDを分解する

焦って復旧しようとしたことで、パソコンの状態がさらに悪化することのないよう、よく読んでしっかり把握しておきましょう。

4-1.パソコンに通電し続ける

パソコンが立ち上がらず、対処法を試しても解消されない場合、機器の電源を切り、電源コードを抜いて通電し続けないようにしましょう

通電し続けると、PC本体や内蔵HDDやSSDなどに大きな負担がかかってしまい、症状の重篤化や障害の併発に繋がってしまいます

トラブル発生時には早く復旧できる軽度の障害だった場合も、通電し続けることで、復旧や修理の難易度が上がってしまいます。

パソコンが致命的な障害を併発して、データの取り出しすらできなくなる可能性もあります。

パソコンがどうしても立ち上がらないときは、通電をやめて、専門の業者に相談することを優先させてください。

4-2.電源の「ON」「OFF」を繰り返す

パソコンが立ち上がらないからといって、電源の「ON」「OFF」を繰り返す​​のはやめましょう

電源の「ON」「OFF」は、パソコン本体やHDD・SSD・メモリなど内部部品にとても負荷がかかってしまう行為の一つで、繰り返すことで新たな障害の発生や症状悪化に繋がります

仮にHDDに何らかの破損がある場合は、データが失われてしまうリスクも高まります

パソコンが何をしても立ち上がらないとき、電源の「ON」「OFF」を繰り返すと、症状がかえって悪化することを覚えておいてください。

4-3.OSを再インストールする

OSの再インストールはあまりおすすめできません

再インストールすると、既存のデータは上書きされて消えてしまいます

パソコンの不具合への対処として、OSの再インストールも試す価値がないわけではありませんが、万一バックアップをしっかりとっていなかった場合、保存していたデータは2度と復旧できなくなります。

パソコンが何をしても立ち上がらないとき、バックアップ状況に少しでも不安がある場合は、OSの再インストールはやめて、専門業者に相談しましょう。

4-4.パソコンやHDDを分解する

専門家でない限り、どんな不具合があったとしてもパソコンやHDDなどの部品を分解するのは絶対にやめてください

PC本体やHDDはホコリや塵の付着で狂ってしまうくらい繊細な精密機器なので、分解すると復旧が不可能なところまで状態が悪化してしまう可能性が高いです。

精密機器の分解や開封にはクリーンルームなどの専用環境での作業が必須となります。

個人で分解すると、メーカー保証の対象外になってしまうことも起こりえます。

パソコンが立ち上がらない、対処法を試しても改善しない、となると、中で何が起きているのか気になって焦ってしまいますが、興味本位に分解をすると、軽い障害も復旧不可能なところまで悪化してしまいますので、思いとどまりましょう。

5.立ち上がらないパソコン|「修理」と「買い替え」どちらを選ぶべき?

パソコンが立ち上がらない原因は、主なものだけでも下記のようにさまざま考えられます。

  • オペレーティングシステムの破損
  • デバイスドライバーの不具合
  • 自動起動アプリの問題、周辺機器の不具合
  • マザーボードなどのハードウェアの故障

 先述の対処法を試しても復旧しない場合は、自力で対応することは難しく、「修理に出す」「買い替える」か、どちらかを選択するしかありません。

ここでは、どちらを選ぶべきかの判断基準について2つの視点から考察します

①パソコンの製造年が5年以上前なら買い替える

②パソコンが新しくて修理費用が3万円​​までなら修理する

それぞれ解説していきます。

今のパソコンの購入価格や、あなたが必要としているスペックにもよるので断定はできませんが、パソコンを修理に出すか、買い替えるかの参考にしてください。

5-1.パソコンの製造年が5年以上前なら買い替えを検討する

故障したパソコンの製造年が5年以上前なら、「買い替え」をおすすめします

理由は下表に示した4つです。

製造年が5年以上前なら買い替えをすすめる理由

①部品保有年数が過ぎて適切な部品がない​​

パソコンメーカーの部品保有年数は短くて5年、長くて7年に設定​​されていて、パーツが枯渇した場合は修理不能​​になってしまう

②OSのサポート期限が終了している​​

OSのサポートは多くの場合5年程度。

サポートが終了すると仕様変更や新機能のリクエスト、セキュリティなどの更新プログラムなどのサポートが受けられない

③バージョンが古いためできない操作が増える​​

5年経つと新機種が多く発売され、機能も改善されるが、バージョンが古すぎると対応できない。これまでできた操作もできなくなる

④周辺機器との互換性がなくなる​​

5年経って新機種が発売され進化すると、周辺機器のハードを利用するうえで必須のプログラムやオプションも同じように進化​​して、古いパソコンとの互換性がなくなる

お使いのパソコンを中古で購入した場合は、たとえ購入後2〜3年しか経っていなかったとしても、製造年は5年以上前の可能性が高いので注意してください。

3年型落ちの中古パソコンを3年使ったとしたら、製造年からは6年以上経過しているので、故障の場合は、修理より買い替えを検討した方が良いでしょう。

5-2.パソコンが新しくて修理費用が3万円​​までなら修理する

パソコンがまだ新しくて、修理の見積もり金額が3万円​​までなら、修理をおすすめします。

ご参考までに、一般的なパソコンの修理費用の目安をご覧ください。

症状

修理費用(目安)

電源が入らない​​

25,000円〜35,000円

電源は入るがOSが起動しない

40,000円〜50,000円

モニターの故障​​

20,000円〜30,000円

※あくまでも目安で、修理業者やメーカーによって価格は違います。

※修理費用の見積もりに費用がかかる場合があります。

金額に対する高い安いの感覚は個人差がありますが、少なくとも新品購入後3年以内のパソコンが故障した場合、3万円の修理代で復活するのであれば修理する価値があります。

同等のものを購入するとしたら、中古でも5万円〜10万円はかかるので、新しいパソコンを修理して使った方がお得です。

もし、修理に3万円以上かかる場合は、その分を新しいパソコンの買い替え資金に充てた方が、多くの人にとってメリットが大きいでしょう。

6.パソコンの買い替えはノジマの「下取りサービス」がおすすめ!

パソコンを買い替えるなら、ノジマの「下取りサービス」がおすすめです!

例えばノジマでは、モバイル会員限定で以下の製品の下取りを取り扱っています。

下取りの金額は、ノジマスーパーポイントとして返還されます。

<下取り対象製品>

  • パソコン・タブレット(iPad含む)
  • 携帯電話(スマホ・ガラケー)
  • モバイルWi-Fiルーター(ドコモ・Y!mobile)
  • ゲーム(※1)
  • カメラ(デジカメ・一眼・ビデオカメラ)
  • レコーダー

(※1)ゲームは以下の製品が対象です

Nintendo Switch/PS4 Pro 1TB/PS4 1TB/PS4 500GB/PS3/PS3/PS4/Nintendo Switchのゲームソフト

上記製品以外にも、期間限定で下取りを行う場合があります。

詳しくは店頭スタッフにお問い合わせください。

※製品の状況などにより値段が付かない場合がありますが、その場合でも引き取り可能ということです。

壊れていても査定してもらえるので、買い替えの際はノジマに相談してみるのもいいですね!

nojima online 下取りサービス

7.まとめ

パソコンが立ち上がらないときは、まず5つのことを確認しましょう。

①電源ケーブルは正しく接続されていますか?

②電源タップはオフになっていませんか?

③周辺機器がトラブルを起こしていませんか?

④帯電して熱くなっていませんか?

⑤モニターに問題はありませんか?

これらを確認しても、通常通り起動しない場合は、本文に記載した対処法を試行してください。

それでも問題が改善されないときは、残念ながらあなたのパソコンは自力では解決できない故障状態にあると考えられます。

無理やり以下のような操作を続けるのは、症状悪化のリスクがあるのでやめておきましょう。

  • パソコンに通電し続ける
  • 電源の「ON」「OFF」を繰り返す​​
  • OSを再インストールする
  • パソコンやHDDを分解する

パソコンが故障してしまったら、修理に出すか、買い替えるか道は2つしかありません。

修理の見積もり価格や、パソコンの製造年を念頭において、最良の方法を選びましょう。

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