フルタワーのPCケースは、ハイスペックPCを組み立てたい方や自作PC初心者の方におすすめします。
なぜならPCケースが大きいので組み立て作業がしやすく、サイズの大きなハイスペックパーツを採用できるためです。例えば、大きなグラフィックボードやCPUクーラーといった具合です。
本記事ではフルタワーPCケースの選び方やおすすめの13選を紹介します。
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フルタワーPCケースのメリットは拡張性が高いこと
フルタワーの特徴はサイズが大きいことで、その大きさゆえに以下のメリットがあります。
・拡張性が高い
フルタワーのPCケースは大きいため、ケース内部の空間も広く、様々なパーツを採用できます。
例えば、大きなCPUファンを設置して冷却性能を高めたり、ハイスペックGPUを搭載してグラフィック性能を高めたりといった具合です。
幅広いパーツから選択できるため、フルタワーPCケースは拡張性の高さがメリットです。
・排熱性能を高めやすい
フルタワーPCケースは空気の通り道を確保しやすく、ファンの増設などで排熱性能を高められるのがメリットです。
ハイエンドPCのように、発熱量の大きなPCを組み立てる際には、排熱性能は重要な要素となります。
・メンテナンス性に優れている
フルタワーPCケースは内部スペースが広いため、作業がしやすくメンテナンス性に優れているのがメリットです。
そのため、初めて自作PCを組み立てる方にもおすすめです。
フルタワーとミドルタワーの違い
フルタワーとミドルタワーの違いは大きさです。
大きなタイプをフルタワーで、一回り小さなケースをミドルタワー、それよりもさらに小さなタイプはミニタワーやスリムなどと呼ばれます。
これらはサイズが決まってはいないものの、フルタワーは概ね500×250×500mm以上が一般的です。
フルタワーはその大きさから置く場所に困るといったデメリットがあるため、一回り小さなミドルタワーも自作PCにはよく用いられます。
フルタワーPCケースはどうやって選ぶ?
フルタワーPCケースを選ぶ際は、好きなデザインから選ぶのも1つの方法です。
しかし、ケースによって機能性や拡張性に違いがあるため、以下の8つのポイントについてもチェックしてみてください。
マザーボードの規格に合わせて選ぶ
自作PCで重要なパーツはマザーボードで、搭載できるCPUやメモリなどのパーツが決まってしまうためです。
そのマザーボードにはATXやE-ATXなど、複数のサイズの規格があります。搭載する規格に対応しているケースを選びましょう。
付けたいパーツを収納できるか確認を|HDD、GPU、水冷CPU
自作PCのメリットは、自分に必要な性能を満たすPCを組み立てられることです。
そのためには、付けたいパーツを収納できるかは重要なポイントになります。
例えば、PCゲームを楽しみたい方はGPU、冷却性能にこだわる方は水冷CPUが搭載できるかどうかです。
「パーツとケースが干渉して組み立てられない」というトラブルを避けるために、付けたいパーツを収納できるかはチェックしましょう。
拡張性はどのくらいか|ドライブベイ、拡張スロット
フルタワーのPCケースを選ぶ際に重要なポイントは拡張性です。どこで拡張性の高さを判断するかといえば、ドライブベイや拡張スロットの数です。
ドライブベイには、5インチベイや3.5インチベイなどがあります。
HDDやSDD、光学ディスクドライブを組み込むのに必要です。
数が多いほど様々なパーツを組み込めるため、ドライブベイや拡張スロットの数については必ずチェックしましょう。
冷却性をチェック
ハイスペックPCはパワフルな反面、排熱が多いため冷却性能を高める必要があります。
そのため、フルタワーPCケースを選ぶ際には、冷却性能についてもチェックしましょう。
具体的には搭載できる冷却ファンの大きさや数です。
数が多いほど、あるいは大きいほど冷却性能は高くなります。また、冷却性能が高いほどファンの回転数を上げずに済むため、ファンの音が小さくなるといったメリットもあります。
静音性を選ぶなら吸音材入り
できる限り静かなパソコンを組み立てたい方には、吸音材入りのPCケースがおすすめです。
また通気性を高めるためにメッシュパネルを採用しているPCケースも多いですが、メッシュ状のパネルは内部の音がそのまま漏れてしまいます。
言い換えると、密閉性の高いPCケースを選ぶのも静音性を高めるポイントです。
メンテナンスしやすいモデルとは
フルタワーPCケースを選ぶ際は、メンテナンスしやすいかどうかもチェックポイントです。
メモリの増設やGPUの交換、あるいは内部の掃除など、自作PCを長く使うためにはメンテナンスが必要なためです。
具体的には左右のパネルが開くか、組み立てやパネルを開く際に工具が不要かをチェックしてください。
前面に端子ポートがあると嬉しい
フルタワーPCケースは大きいため、一度設置すると動かすのも一苦労です。
そのため、前面に端子ポートがあるタイプをおすすめします。
前面に端子ポートがあると、わざわざ裏面の端子ポートに接続する必要がなくなるためです。
例えばUSBメモリやスマホなど、常時接続しないものは前面の端子ポートを利用するのが便利です。
また、イヤホンやヘッドホンを利用される方は、イヤホンジャックがあるかどうかもポイントになります。
電源の数に注目する
フルタワーPCケースの中には、電源やマザーボードを2つ搭載できるタイプがあります。
それらはデュアルシステムと呼ばれ、ゲーミング用PCと作業用PCを1台にまとめられます。
また、電源が2つあることで電源容量を確保できるため、動作が安定するのもメリットです。
PCケースの人気メーカー・シリーズ
選ぶのに迷ってしまう方は、以下のフルタワーPCケースの人気メーカーやシリーズから探すのもおすすめの方法です。
- CORSAIR(Glassシリーズ)
- Cooler Master(Cosmosシリーズ)
- Thermaltake(LEVEL 20シリーズ)
それぞれのメーカー・シリーズについて解説します。
CORSAIR(Tempered Glassシリーズ)
引用:CORSAIR公式
CORSAIRのTempered Glassシリーズは、サイドパネルに強化ガラスを採用したPCケースです。
強化ガラスにすることで透明感が増すため、一層おしゃれな雰囲気を演出してくれます。デザイン性にこだわりたい方におすすめのシリーズです。
Cooler Master(Cosmosシリーズ)
Cooler MasterのCosmosシリーズは、曲面強化ガラスにRGBライトを搭載したPCケースです。
曲面強化ガラスにすることで、スタイリッシュでありながら洗練されたデザインに仕上げています。Cosmosシリーズからは30周年記念モデルも登場するなど、人気シリーズとなります。
Thermaltake(LEVEL 20シリーズ)
ThermaltakeのLEVEL 20シリーズは、20周年を記念して発売されたPCケースです。
4面強化ガラスを搭載した本格水冷用のモデルや、3連RGBファンで見た目にもこだわったモデルなど、魅力あるPCケースが複数あります。性能性・デザイン性ともに優れているのが特徴です。
おしゃれなモデル|フルタワーPCケースのおすすめ7選
自作PCの楽しみの1つは、量販品にはない自分オリジナルのPCを作成することです。
自分らしさを追求するには、PCケースのデザイン性も重要な要素になります。そこで、おしゃれなフルタワーPCケース7選を紹介します。
CORSAIR:iCUE 7000X RGB Tempered Glass White
引用:CORSAIR公式
CORSAIRのiCUE 7000X RGBは、前面・上部・左サイドを強化ガラスパネルにしたフルタワーPCケースです。
黒と白の2種類のカラーバリエーションがあり、お好みの色を選択できるのも魅力です。
フロントの3連RGB LEDファンと、強化ガラスの組み合わせによりおしゃれなデザインに仕上がっています。
メーカー |
CORSAIR |
型番 |
CC-9011227-WW |
対応マザーボード |
E-ATX(最大305×277mm) ATX microATX Mini-ITX |
対応電源 |
ATX(最大225mm) |
対応グラフィックボード |
最大450mm |
対応CPUクーラー |
全高190mm |
拡張スロット |
8+3 |
ドライブベイ |
3.5/2.5インチ共用×6 2.5インチ×3 |
サイズ |
248×600×550mm |
重量 |
約19.8kg |
Fractal:Pop XL Air
引用:Fractal公式
FractalのPop XL Airは、2万円前後で購入できる安いフルタワーPCケースです。
3連RGBファンと強化ガラスパネル、6角形のメッシュパネルにより、安価でありながらおしゃれな印象を与えてくれます。
メーカー |
Fractal |
型番 |
FD-C-POR1X-06 |
対応マザーボード |
E-ATX(最大280mm) ATX microATX Mini-ITX |
対応電源 |
ATX |
対応グラフィックボード |
最大455mm |
対応CPUクーラー |
最大高185mm |
拡張スロット |
8 |
ドライブベイ |
3.5/2.5インチ共用×4 2.5インチ×4 |
サイズ |
522×230×520mm |
重量 |
約9.65kg |
Cooler Master:HAF 700 EVO
HAF 700 EVOはCooler Masterのフラグシップモデルで、デザイン性・機能性に優れたフルタワーPCケースです。
上部のパネルは取り外せるので、メンテナンスしやすいのも魅力です。さらに本格水冷に対応し、ドライブベイ・拡張スロットも豊富でカスタマイズ性も優れています。
メーカー |
Cooler Master |
型番 |
H700E-IGNN-S00 |
対応マザーボード |
SSI EEB SSI CEB ATX microATX Mini-ITX |
対応電源 |
ATX、ボトムマウント |
対応グラフィックボード |
最大490mm |
対応CPUクーラー |
最大高166mm |
拡張スロット |
8 |
ドライブベイ |
3.5/2.5インチ共用×12 2.5インチ×12 |
サイズ |
556×279×540mm |
COUGAR:CONQUER 2
引用:COUGAR公式
とにかく個性的なデザインのフルタワーPCケースをお探しの方におすすめなのは、COUGARのCONQUER 2です。
独特な形状と派手なRGB照明により、これまでにはないオリジナリティあふれる自作PCに仕上がるでしょう。また、本格水冷にも対応するなど、機能性にも優れたモデルです。
メーカー |
COUGAR |
型番 |
109CM10001-00 |
対応マザーボード |
CEB microATX Mini-ITX |
対応電源 |
Standard ATX PS2 |
対応グラフィックボード |
最大400mm |
対応CPUクーラー |
最大高150mm |
拡張スロット |
8+2 |
ドライブベイ |
3.5インチ×2 2.5インチ×2 |
サイズ |
631×368×744mm |
重量 |
約18kg |
Sharkoon:ELITE SHARK CA300T
引用:Sharkoon公式
SharkoonのELITE SHARK CA300Tは、フロントパネルのデザインに特徴のあるフルタワーPCケースです。
カラーバリエーションは黒と白の2色です。シンプルでおしゃれなPCケースを探している方に向いています。
メーカー |
Sharkoon |
型番 |
ELITE SHARK CA300T |
対応マザーボード |
E-ATX microATX Mini-ITX |
対応電源 |
最大240mm |
対応グラフィックボード |
最大400mm |
対応CPUクーラー |
最大高165mm |
拡張スロット |
8 |
ドライブベイ |
3.5インチ×4 |
サイズ |
505×235×520mm |
重量 |
約14.7kg |
Cooler Master:Cosmos C700P Black Edition
Cooler MasterのCosmos C700P Black Editionは、「Cosmos」シリーズのフルタワーPCケースです。
曲面強化ガラスパネルを採用しているのが特徴です。カーブしている強化ガラスにより、高級感のある仕上がりになっています。また、5.25ドライブベイを搭載しているのもポイントです。
メーカー |
Sharkoon |
型番 |
MCC-C700P-KG5N-S00 |
対応マザーボード |
E-ATX microATX Mini-ITX |
対応電源 |
ボトムマウント、ATX PS2 |
対応グラフィックボード |
最大490mm |
対応CPUクーラー |
最大高198mm |
拡張スロット |
8 |
ドライブベイ |
5.25インチ×1 3.5/2.5インチ共用×4 |
サイズ |
639×306×651mm |
重量 |
約22.2kg |
Thermaltake:The Tower 900
ThermaltakeのThe Tower 900は、まるでショーケースのようなデザインのフルタワーPCケースです。
その独特なデザインは、フランスのWatermodとのコラボにより生み出されました。本格水冷PCを構築したい方におすすめのモデルです。
メーカー |
Thermaltake |
型番 |
CA-1H1-00F1WN-00 |
対応マザーボード |
E-ATX microATX Mini-ITX |
対応電源 |
Standard PS2 PSU |
対応CPUクーラー |
最大高260mm |
拡張スロット |
8 |
ドライブベイ |
5.25インチ×1 3.5/2.5インチ共用×6 |
サイズ |
752×423×483mm |
重量 |
約24.5kg |
ハイスペックモデル|フルタワーPCケースのおすすめ6選
「せっかく自作PCを組み立てるのだから、フルタワーPCケースは機能性に優れたモデルにしたい」と考えている方もいるでしょう。
そこで、ここではハイスペックモデルのおすすめ6選を紹介します。
Thermaltake:LEVEL 20
LEVEL 20は、Thermaltakeの20周年を記念して発売されたフルタワーPCケースです。
3面強化ガラスを採用するなど、デザイン性にもこだわっています。直接CPUを冷やせる本格水冷に対応しており、冷却性能を高めたい方に向いています。
メーカー |
Thermaltake |
型番 |
CA-1J9-00F9WN-00 |
対応マザーボード |
E-ATX microATX Mini-ITX |
対応電源 |
Standard PS2 PSU |
対応CPUクーラー |
最大高200mm |
拡張スロット |
8+2 |
ドライブベイ |
3.5/2.5インチ共用×6 |
サイズ |
732×280×688mm |
重量 |
約32.0kg |
LIANLI:O11Dynamic XL ROG
引用:LIANLI公式
LIANLIのO11Dynamic XL ROGは、黒・白・銀のカラーバリエーションのあるフルタワーPCケースです。
システムをシャットダウンせずに、ストレージを交換・追加できるホットスワップ可能なドライブに対応しています。本格的な水冷PCを組み立てる方におすすめです。
メーカー |
LIANLI |
型番 |
O11DXL |
対応マザーボード |
E-ATX microATX Mini-ITX |
対応電源 |
220mm |
対応グラフィックボード |
最大446mm |
対応CPUクーラー |
最大高167mm |
拡張スロット |
8 |
ドライブベイ |
3.5/2.5インチ共用×10 3.5インチ×4 |
サイズ |
471×285×513mm |
CORSAIR:Obsidian Series 1000D
引用:CORSAIR公式
CORSAIRのObsidian Series 1000Dは、サイズが800×505×800mmと超巨大なスーパーフルタワーPCケースです。
デュアルシステムに対応しており、E-ATXとMini-ITXで2つのシステムを構築できます。そのため、2台のパソコンを1台にまとめたい方に向いているPCケースです。
メーカー |
CORSAIR |
型番 |
Obsidian 1000D |
対応マザーボード |
E-ATX microATX Mini-ITX |
対応電源 |
ATX |
対応グラフィックボード |
最大400mm |
対応CPUクーラー |
最大高180mm |
拡張スロット |
10 |
ドライブベイ |
2.5インチ×6 3.5インチ×5 |
サイズ |
800×505×800mm |
LIANLI:V3000 PLUS
引用:LIANLI公式
LIANLIのV3000 PLUSは、デュアルシステムを構築できるフルタワーPCケースです。
最大16台のストレージドライブや工事不要のSSD取り付けなど、機能性やカスタマイズ性に優れています。
メーカー |
CORSAIR |
型番 |
V3000PX |
対応マザーボード |
EEB E-ATX microATX Mini-ITX |
対応電源 |
ATX |
対応グラフィックボード |
最大589mm |
対応CPUクーラー |
最大高198mm |
拡張スロット |
8 |
ドライブベイ |
2.5インチ×8 3.5インチ×8 |
サイズ |
678.5×279×674mm |
PHANTEKS:ENTHOO PRIMO
PHANTEKSのENTHOO PRIMOは、水冷式に特化したフルタワーPCケースです。
5.25インチベイを5つ搭載しているなど、拡張性に優れています。さらに電源を2つ搭載できて、電源容量を確保しやすいのも魅力です。
メーカー |
PHANTEKS |
型番 |
PH-ES813P |
対応マザーボード |
EEB E-ATX microATX |
対応電源 |
ATX |
対応グラフィックボード |
最大515mm |
対応CPUクーラー |
最大高207mm |
拡張スロット |
8 |
ドライブベイ |
5.25インチ×5 2.5インチ×12 3.5インチ×6 |
サイズ |
725×320×705mm |
ASUS:ROG Hyperion GR701
引用:ASUS公式
ROG Hyperion GR701は、ASUSのフラグシップモデルのフルタワーPCケースです。
大型グラフィックカードに対応しているので、高性能なゲーミングパソコンを組みたい方にもおすすめです。
メーカー |
ASUS |
型番 |
ROG Hyperion GR701 |
対応マザーボード |
E-ATX microATX Mini-ITX |
対応電源 |
最大240mm |
対応グラフィックボード |
最大460mm |
対応CPUクーラー |
最大高190mm |
拡張スロット |
9+3 |
ドライブベイ |
2.5インチ×5 3.5/2.5インチ共用×2 |
サイズ |
268×639×659mm |
重量 |
20.8kg |
まとめ
フルタワーPCケースは、その大きさからハイスペックPCを自作するのに向いています。
そのため、選ぶ際にはデザイン性に加えて、機能性・カスタマイズ性についても十分にチェックしましょう。
またフルタワーPCケースは、内部スペースが広く、幅広いパーツに対応できるため初心者の方も作業がしやすくおすすめです。
ただし、その大きさから価格は2万円以上するのが一般的です。デュアルシステムを構築できるようなハイスペックモデルであれば、10万円を超えることもあります。
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