iPhoneは2年で買い替えるべき?適切なタイミングを解説

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下取りガイド 川辺 あさひ
iphoneは2年で買い替えるべき?

「iPhoneは2年で買い替えを検討するべき?」

「iPhoneは2年で買い替えないといけないの?」

iPhoneは2年ごとに買い替えをするという話を聞いたことがある方は、多いのではないでしょうか。本当に2年ごとに買い替えなければならないのか、気になりますよね。

結論から言うと、iPhoneは2年で買い替える必要はありません。

2年という具体的な数字が出回っている理由は、以前まで主流だった2年縛りの契約方法にあります。現在は2年縛りでの契約は撤廃されているので、2年ごとに買い替えるメリットはありません。

そのため、iPhoneを買い替える適切な時期を把握して、自分に合うタイミングで買い替えを検討することが大切です。

そこでこの記事では、iPhoneは2年で買い替えると言われる2つの理由やiPhoneの買い替えを検討するべきタイミングを詳しく解説していきます。

この記事を読むと分かること

〇iPhoneは2年で買い替えると言われる2つの理由

〇iPhoneは2年を目安に買い替える必要はない

〇iPhoneの買い替えを検討する5つのタイミング

〇それでもiPhoneを2年ごとに買い替えがしたい場合は?iPhoneの2年買い替えが向いている3つのケース

この記事を最後まで読めば、本当に2年ごとの買い替えが必要なのか判断できるはずです。iPhoneの買い替えで失敗しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

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1.iPhoneは2年で買い替えると言われる2つの理由

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「iPhoneは2年で買い替えるべき?」と気になっている方は多いかと思います。まずは、なぜiPhoneは2年で買い替えると言われているのか2つの理由をご紹介します。

2年ごとの買い替えが本当に適切なのか把握するための重要なポイントとなるので、ぜひチェックしてみてください。

1-1.以前は2年契約が主流だった

「iPhoneを購入するときに、2年縛りの契約だったはず」と記憶している方もいるかと思います。確かに、以前はiPhoneの契約方法に2年縛りでの契約が存在しました。

2年間の契約をして2年後の決められた月に買い替えをすると、違約金が発生しないというものです。定められた月以外に買い替えをすると高額な違約金が発生するため、自然に2年で買い替えをするサイクルになります。

しかし、この2年縛りの契約は撤廃となりました。その背景には、「電気通信事業法」の改正があります。2019年に「電気通信事業法」が改正され、行き過ぎた期間拘束やそれに伴う高額な違約金設定ができなくなりました。

改正された「電気通信事業法」では下記のような最低限のルールが追加され、従来の契約プランが適用できなくなったのです。

・期間拘束契約の期間の上限:2年

・期間拘束契約の違約金の上限:1,000円

・期間拘束のない契約の提供の義務付け  

・期間拘束の有無による料金差の上限:170円/月

出典:総務省「事業法第27条の3適合契約への移行について」

その後、2021年9月にソフトバンクやドコモ、auの大手通信業者に対し総務省は「電気通信事業法の一部を改正する法律の趣旨に沿った公正な競争環境の確保に向けた取組について」という要請を発出しました。

この内容は、電気通信事業法に当てはまらない不適合拘束条件の早期解消や違約金の撤廃を依頼したものです。要請を受けて大手通信業者は、下記のような回答をしています。

総務省「電気通信事業法第27条の3不適合契約(既往契約)の 早期解消に向けた取組の方針について」

出典:総務省「電気通信事業法第27条の3不適合契約(既往契約)の 早期解消に向けた取組の方針について」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000777335.pdf

この内容を見ても、通信業者各社が2年縛りでの契約とそれに伴う解約金を撤廃するように動いていることが分かります。以前は確かに2年縛りでの契約が存在しましたが、今は撤廃された契約方法となっています。

1-2.iPhoneを分割購入したときに分割が終わるタイミングになる

iPhoneは、本体購入費を分割払いで支払うことができます。分割払いの回数は提携ローンや購入店により異なりますが、Apple storeでは24回払いとなっています。

つまり、2年がiPhoneの本体価格を払い終えるタイミングとなっているのです。本体購入費が残っている状態でiPhoneを買い替えると

  • 分割払いの残額をiPhone買い替え時に一括で支払う
  • 分割払いが終了するまで支払いを続ける

のどちらかを選択しなければなりません。金銭的な負担が大きいので、なかなか買い替えを選択しにくいのが事実です。

iPhoneの分割払いが終われば、今までと同等の費用負担で新しいiPhoneに買い替えられます。そのため、2年を買い替え時期の目安としている人もいます。

2.iPhoneは2年を目安に買い替える必要はない

iPhone

ここまで、iPhoneは2年で買い替えるべきと言われてきた理由を解説してきました。理由を見て分かるように2年縛りの契約が撤廃された今、わざわざ2年を目安に買い替える必要はありません。

ここでは、iPhoneを2年で買い替える必要がない理由をより詳しく解説していきます。

2-1.iPhoneの寿命は3年を想定

iPhoneの寿命は、3年を想定しています。Appleの公式サイトには、iosを搭載したデバイスは3年間の使用を想定したモデルを採用していると明確に記載されています。

1人目の所有者を基準にした使用年数を、macOSまたはtvOSを搭載したデバイスは4年、iOS、iPadOSまたはwatchOSを搭載したデバイスは3年にするモデルを採用しています。

引用:Apple「様々な質問」

iPhoneは3年の使用を基準に、モデルとなるユーザーや分析対象の使用者を用意しているようです。つまり、最低限3年は使用できるように、iPhoneの商品開発をしていることになります。

また、Appleの公式サイトには、iPhoneはほとんどの場合において3年の使用年数よりも長く使用できることにも言及しています。

ほとんどのApple製品は耐用年数がこれよりも長く、多くの場合1人目の所有者から別のユーザーに譲渡または転売されるか、Appleによって回収されます。

引用:Apple「様々な質問」

このように、iPhoneの寿命や性能の観点から見ると、2年を目安に買い替えを検討する必要はないことが分かります。

iPhoneの寿命についてより詳しく知りたい場合は、下記の記事も参考にしてみてください。

iPhoneの寿命は?寿命が近い3つのサインと寿命を伸ばす方法

2-2.携帯電話は平均4.3年で買い替えをしている

内閣府が実施した「2021年消費動向調査」によると、iPhoneを含む携帯電話の買い替え時期は平均4.3年であることが分かりました。

携帯電話の買い替え時期実際には、2年どころか2年の倍以上使用してiPhoneを含む携帯電話の買い替えを検討する傾向があるようです。実際にiPhoneを2年で買い替えている人は、少ないと考えられるでしょう。

同調査での具体的な買い替えの理由を見てみると、故障や上位機種への変更が目立ちます。

携帯電話の買い替え

参考:内閣府「2021年消費動向調査」

このことからも分かるように、2年を目安として必ずしも買い替えを検討する必要はありません。

2-3.2年で買い替えても安くなるわけではない

1-1.以前は2年契約が主流だった」でも述べたように、以前は2年縛りでの契約方法がありました。

2年縛りの契約では2年のタイミングで買い替えることで、iPhone本体が安く購入できたりお得なプランに加入できたりと、特典が用意されていることがありました。

しかし、「電気通信事業法」の改正により、2年縛りの契約方法は廃止となりました。それに伴い、2年で買い替えをしてもiPhone本体の割引やお得なプラン提供を受けられるわけではありません。

iPhoneを買い替える時期は、iPhoneの利用者が状況に応じて自由に決められるのです。では、どのようなタイミングで買い替えを検討するべきか、次の章で解説していきます。

3.iPhoneを買い替える5つのタイミング

iPhoneの買い替えを検討するタイミングとしては、下記の5つが考えられます。

iPhoneを買い替えるタイミング

なぜ、iPhoneの買い替えを検討するタイミングとなるのかぜひチェックしてみてください。

3-1.iPhoneを購入して3年が経過したとき

先ほども触れたように、iPhoneの寿命は3年を想定していると公表されています。iPhoneを新品で購入してからの3年間は、最低限使用できる期間だと捉えられるでしょう。そのため、3年を経過したときはiPhoneの買い替えを検討する一つの目安となります。

3-2.iPhoneが破損したとき

iPhoneの画面割れや水濡れ、充電端子の破損は、突然使用ができなくなったり電源が入らなくなったりと深刻な事態につながります。iPhoneが破損した場合は突然使えなくなるリスクがあるため、買い替えを検討するタイミングだと言えるでしょう。

1-3.iPhoneの不具合が改善しないとき

iPhoneの下記のような不具合がある場合は、買い替えを検討するタイミングです。

  • iPhoneのボタンや画面の不具合
  • 通信関係の不具合
  • ソフトウェアの不具合
  • バッテリーの不具合
  • カメラの不具合
  • 音声機能の不具合

iPhoneの設定や使い方を見直しても不具合が解消されないときは、故障や劣化が疑われます。原因を調査しiPhone自体に不具合が見つかり解消が難しい場合は、買い替えを検討してみてください

3-4.iPhone本体の分割払いが終了したとき

iPhoneは、本体購入費の分割払いができます。分割払いの回数は購入店や提携ローンにより異なりますが、Apple storeでは最大24回払いとなっています。分割払いが完済できればiPhoneを買い替えるときの金銭的な負担を軽減できるため、買い替えのタイミングだと言えます。

3-5.新機種が発売されるとき

iPhoneは、新機種が定期的に発売されます。最新機種は、今まで使用できなかった機能や性能を備えている可能性があります。最新の性能や機能を使いたい場合や新機種のデザインやサイズが気に入っている場合は、買い替えを検討してみるといいでしょう。

iPhoneを買い替えるタイミングについてより詳しく知りたいときは、下記の記事も参考にしてみてください。

iPhoneを買い替える5つのタイミングと買い替え時期を解説

4.それでもiPhoneを2年ごとに買い替えがしたい場合は?iPhoneの2年買い替えが向いている3つのケース

たくさんの荷物

iPhoneは、本体の状態や自身のタイミングに合わせて自由に買い替えが検討できることをお伝えしてきました。しかし、どうしても2年ごとに買い替えがしたいと思っている場合は、下記のケースなら有効です。

  • 常に新しい機種を利用したい場合
  • 2年で分割をしてiPhoneを購入し続ける場合
  • iPhone返却型プランを利用する場合

この3つのケースでは2年ごとの買い替えが有効な理由を解説していくので、参考にしてみてください。

4-1.常に新しい機種を利用したい場合

常に新しい機種を使いたい場合は、iPhoneの性能や寿命にかかわらず2年程度で買い替えをするのも一つの方法です。

iPhoneの新作発売の間隔は不定期ですが、1~2年に最新機種が発売されることが多いです。2年ごとに買い替えをすれば、常に新しい機種を利用できます。

最新機種と前機種の性能変化はそのときにより異なりますが、iPhone11とiPhone12、iPhone13と比較すると新しい機種になればなるほど性能が改良されていることが分かります。

iPhone11

iPhone12

iPhone13

画面サイズ

6.1インチ

6.1インチ

6.1インチ

通信環境

4G

5G

5G

カメラ性能

広角・超広角レンズ搭載

・広角・超広角レンズ搭載

・ドルビービジョン対応

・HDRビデオ撮影(最大4K、30fps)

・広角・超広角レンズ搭載

・シネマティックモード搭載

・ドルビービジョン対応

・HDRビデオ撮影(最大4K、60fps)

コア性能

A13Bionicチップ

A14Bionicチップ

A15Bionicチップ

連続使用時間

最大17時間のビデオ再生

最大17時間のビデオ再生

最大19時間のビデオ再生

防水性能

水深2mで最大30分間の耐水性能

水深6mで最大30分間の耐水性能

水深6mで最大30分間の耐水性能

ワイヤレス充電器

不可

参考:Apple「iPhoneのモデルを比較する」

  • 常に最新のiPhone機能を使いたい
  • 最新のiPhoneのデザインやカラーを重視したい

という場合は、2年を買い替えのタイミングとしてみてもいいでしょう。

4-2.2年で分割をしてiPhoneを購入し続ける場合

1-2.iPhoneを分割購入したときに分割が終わるタイミングになる」でも解説したように、iPhoneを分割払いで購入するときは24回払いが主流です。(分割払い回数は提携ローンや購入店により異なります)

分割払いが完済できれば、iPhoneを買い替えるときの負担が減ります。逆にiPhoneの分割払いの途中で買い替えを検討すると

  • 分割払いの残額をiPhone買い替え時に一括で支払う
  • 分割払いが終了するまで支払いを続ける

のどちらかを選択しなければなりません。一時的に金銭的な負担が増えることは、想像がつくでしょう。

そのため、24回の分割払いでiPhoneを買い替えるサイクルができている場合は、分割払いが完済する2年が買い替えの目安となります。

もちろん、iPhoneの分割払いが完済したからといってすぐに新しいiPhoneに買い替える必要はないので、あくまでも目安として考えてみてください。

4-3.iPhone返却型プランを利用する場合

ドコモやソフトバンク、auなどの大手通信業者は、iPhoneを始めとするスマートフォンを返却するプログラムを用意しています。条件は各通信業者により異なりますが、主な流れは下記のとおりです。

①iPhoneを指定された分割回数で購入します。(どの通信業者も回線契約が必須ではありません)

ドコモ

ソフトバンク

au

36回払い

48回払い

残価設定型の24回払い

②24回目の支払いまでに購入したiPhoneを返却します。

(iPhoneの返却可能期間は通信業者により異なります)

③iPhoneを返却した時点で残っている残額の支払いが不要となります。手元にiPhoneがなくなるので、新しいiPhoneに買い替えます。(iPhoneの利用を継続したい場合は、返却をしない方法を選択することも可能です)

例えば、110,000円のiPhoneを48回払いで購入し、毎月約2,300円を返済していたとします。2年使用したところで契約をしている通信業者にiPhoneを返却すると、54,800円のiPhone本体代金が残ります。

残額である54,800円は支払いをする必要がないため、iPhone本体の購入費が抑えられる仕組みです。iPhone返却型プランは2年が返却の目安なので、このプランを利用する場合は2年が買い替え時期となります。

5.まとめ

いかがでしたか?iPhoneは2年で買い替えると言われる理由が把握でき、自分のタイミングで買い替えを検討できるようになったと思います。

最後にこの記事の内容をまとめてみると

〇iPhoneは2年で買い替えをすると言われる理由は次の2つ

1)現在は撤廃されているが、以前は2年縛りのiPhoneの契約方法が存在した

2)iPhone本体を分割払いで購入するときに24回払いを設定できるため

〇iPhoneを2年で買い替える必要がない理由は次の3つ

1)iPhoneの寿命は3年を想定しており、2年以上利用できる性能を兼ね備えているため

2)内閣府が実施した「2021年消費動向調査」によると、iPhoneを含む携帯電話の買い替え時期は平均4.3年で2年以上を目安にしている人が多いため

3)2年縛りでの契約が撤廃されたので、2年で買い替えをしても特別なサービスを受けられるわけではない

〇iPhoneの買い替えを検討するタイミングは次の5つ

1)iPhoneの寿命は3年を想定しているのでiPhoneを購入して3年が経過したとき

2)iPhoneの画面割れや水濡れ、充電端子などの破損がある場合

3)iPhoneの性能や機能に不具合があり改善しない場合

4)iPhone本体の分割払いが終了したとき

5)新機種が発売されるとき

〇それでもiPhoneを2年ごとに買い替えがしたいときにiPhoneの2年買い替えが向いているケースは次のとおり

1)iPhoneの新機種は1~2年サイクルで発売されるため、常に最新機種を使いたい場合

2)iPhone本体を24回払いで購入するサイクルを継続したい場合

3)大手通信業者が用意しているiPhoneを返却するプログラムを利用する場合

この記事をもとに2年でのiPhone買い替えという考えに縛られず、自分のタイミングでiPhoneの買い替えが検討できるようになることを願っています。

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