
「IH炊飯器って何?普通の炊飯器と何が違うの?」
「おすすめのIH炊飯器が知りたい」
など、炊飯器選びで迷っている人は多いのではないでしょうか。
まず初めに結論からお伝えすると、
- お手入れが簡単なものがよい
- 長時間保温していても、味が落ちないものがいい
- 高価な炊飯器は求めていないけど、ちゃんとおいしく炊ける炊飯器がほしい
このいずれかの項目に該当する場合は、IH炊飯器をおすすめすることができます。
なぜ、この項目に該当する人にIH炊飯器をおすすめすることができるのか?
他に炊飯器を選ぶときに抑えておいたほうが良いポイントはあるのか、各メーカーの特徴の違いとは何かなど、炊飯器を買い替える機会自体少ないので、なかなか知らないことが多いものですよね。
本記事ではこれらの疑問を解決するために、下記について説明していきます。
- IH炊飯器とは?炊飯器の種類を解説
- IH炊飯器の選び方は?
- 各メーカーの特徴とは?
- おすすめのIH炊飯器ベスト10
お米は毎日食べるものですし、炊きあがりの好みだけでなく生活スタイルによっても選ぶべき炊飯器は違うものになります。
納得のいく炊飯器選びをするためにも、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
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IH炊飯器とは?炊飯器の種類を解説
現在販売されている電気炊飯器には、マイコン炊飯器とIH炊飯器、圧力IH炊飯器の3つに分けられます。
ご飯の炊きあがりや値段にも差が出てきますので、まずは3つのタイプを理解しておきましょう。
マイコン炊飯器の特徴
マイコン炊飯器は1970年代終盤から発売されている古いタイプの炊飯器で、底に設置している装置から熱を発して釜全体をあたためてお米を炊き上げます。
IH炊飯器に比べて熱源が一つで火力が弱く、お米への熱の伝わり方にもバラつきがあると言われています。
2合くらいまでの少量の炊飯であれば気になりませんが、3合以上を炊く場合には炊きムラが発生しやすくなるのが特徴です。
ただし、マイコン炊飯器は構造がシンプルなので手入れがしやすく、価格帯も安価なものが多いですね。
加えて熱源が一つで炊飯や保温に必要な電力が少ないため、電気代を安く抑えられるのも嬉しいポイントになります。
以上のことを踏まえると、マイコン炊飯器は「一人暮らしでたまにしかご飯を炊かないし、一度に3合以上炊く予定もない」という人におすすめできます。
IH炊飯器の特徴
IH炊飯器は、近年主流になっている方式の炊飯器です。
マイコン炊飯器と違って、底から熱を伝えるのではなく、釜そのものが発熱するため全体にムラがなく熱を伝えられるのが特徴です。
火力が高く、さらに温度の制御もしやすいため、たくさん炊く場合でもお米の芯までしっかり熱が伝わり全体的に炊きムラなくふっくら美味しく仕上げられます。
炊き立てが美味しいのはもちろんですが、IH炊飯器には美味しさをキープしたまま保温できる機能も備わったタイプが多いのも魅力の一つです。
そしてIH炊飯器は値段も1~3万円台で購入することができるため、今回紹介している3つの方式の中で、「ご飯の炊きあがりの美味しさ」と「コスパ」のバランスが最もとれているものであると言えます。
自炊する機会が多く、ふっくら美味しいご飯が炊きたい、色々な機能が欲しい、という人にはIH炊飯器をおすすめできます。
圧力IH炊飯器の特徴
圧力IH炊飯器は、IH炊飯に圧力をかけて炊飯をする機能が追加されている炊飯器です。
圧力をかけるとさらに高温でお米を炊きあげられるので、ひと粒ひと粒がふっくらとします。もちもちと弾力があるごはんを食べたいなら、IH炊飯器の中でも圧力をかけるタイプがピッタリですね。
さらに、圧力がかけられることによって玄米や雑穀米なども柔らかく炊きあがることも特徴です。筆者も圧力IH炊飯器の玄米モードで、よく玄米を炊くのですが、玄米特有のパサパサ感が少なく本当に美味しく炊きあがります。
「あまり美味しくないけど、我慢して玄米食べてる」という人も中にはいると思うので、試す価値はあるのではないかと感じてしまいます。
ただしメリットばかりではなく、圧力をかけるタイプは圧力機能がついている分、一般的なIH炊飯器よりも価格が高い傾向にあることや、手入れするパーツや手間が多いというのはデメリットになります。
「少し高いお金を出してでも毎日美味しいお米が食べたい」「玄米や雑穀米を圧力を使った機能に魅力を感じる」「ある程度、予算に余裕がある」という人は、圧力IH炊飯器の購入を検討することもおすすめしています。
IH炊飯器の選び方は?
ここまでに炊飯器の3つのタイプの特徴を解説しました。
「やっぱり一番バランスが取れてるIH炊飯器を買おう」と決めたものの…
各メーカーから色々な機能が搭載された製品があるため、どのような基準で選べばよいのか迷ってしまいますよね。
そこで、ここからは選ぶときに迷わないよう、IH炊飯器選びのポイントについて解説していきます。
家族構成と一度に炊く量からサイズを考える
まずは、毎日どれだけのご飯を炊けばいいのかを把握しましょう。
炊飯器で炊くご飯の量は、最大炊飯量で炊くのではなく、3分の2程度までの量で炊くのが一番美味しく炊きあがると言われています。
そのため、普段炊くお米の量よりも少し大きめのサイズを選ぶのがポイントです。
具体的には、お米1合でお茶碗2膳の量なので、
- 1~2人暮らしなら3合炊き
- 3~5人暮らしなら5.5合炊き
- 6人以上は10合炊き
このような目安で考えれば、サイズ選びで失敗することも少ないでしょう。
圧力の有無や、好みの炊きあがりで決める
IH炊飯器に圧力機能をつけるかどうかも重要なポイントです。
一般的には、「圧力IH炊飯器で炊いたご飯の方が、もっちりとして美味しい」と言われていますが、「柔らかくてもちもちしたご飯よりも、硬くてしゃっきりとしたご飯の方が好み」という人もいますよね
その場合は逆に圧力機能をつけていないタイプ、つまり普通のIH炊飯器を選んだ方が良いケースも多いです。(ある程度水加減などで調節はできますが)
そのため、必ずしも圧力機能をつけた方が良いわけではなく、炊きあがりの好みと必要な機能、値段の差を考慮して選ぶのが良いでしょう。
【炊飯方式による値段と炊きあがりの比較】
炊飯方式 | 炊きあがり | 値段 |
IH炊飯 | 硬め | 安い(1〜3万円) |
圧力IH炊飯 | 柔らかめ | 高い(3〜5万円) |
便利機能を考慮して選ぶ
便利機能を考慮することもIH炊飯器選びに欠かせないポイントです。具体的には、炊飯器の便利機能には以下のようなものがあります。
- 早炊き
- エコ炊き
- 銘柄炊き
- 炊きあがり調整
- 冷凍用ご飯モード
- 玄米モード
- お米・水計量
- カロリー計算
- 低温調理
- 無水調理
- 長時間保温
- 蒸気カット
- スマホ連携
- 糖質カット
短時間で炊飯できる早炊き、節電できるエコ炊き、お米の品種に合わせた炊飯ができる銘柄炊き、食べ終わった後に炊飯器の質問に答えるだけで自分の好みの炊きあがりに近づけていく炊きあがり調整機能など、魅力的な機能が多数あります。
高価なモデルほど、たくさんの機能を備えているので、値段と必要な機能のバランスを見て選ぶのも良いですね。
各メーカーの特徴は?
次に各メーカーの特徴をまとめていきます。
各メーカー、炊きあがりのお米の食感や機能にそれぞれ特色があるので、簡単にまとめてみました。
ご飯の硬さや食感は?
炊きあがりのお米の硬さはどうなっているのでしょうか。
各メーカーの炊飯器で炊いたお米を食べ比べできれば良いのですが、そのような機会は中々ありません。
しかし、各メーカーの食べ比べをしたことのある家電量販店の店員さんのYouTube、実際に食べ比べしてたブログ記事、amazonレビューが参考になりましたので、簡単にまとめてみました。
【各メーカーのお米の炊きあがり比較】
メーカー | 食感 |
アイリスオーヤマ | 柔らかめ |
タイガー | もっちり |
象印 | ややもっちり |
パナソニック | やや柔らかめ |
東芝 | 中間 |
日立 | やや硬め |
バーミキュラ | やや硬め |
三菱 | やや硬め |
誤差はありましたが、硬め、柔らかめの方向性はどこのメディアも同じような評価となっていました。
この表を参考に、現在使っている炊飯器から好みの炊きあがり加減のメーカーのものに変えてみるというのもアリなのではないでしょうか。
注目すべき機能
さきほど機能について少し触れましたが、本項目では各メーカーの注目機能をピックアップして表にまとめてみました。
【注目機能ピックアップ】
メーカー | 注目の機能 |
アイリスオーヤマ | 炊き分け機能、カロリー表示、計量機能 |
タイガー | 無水調理、粒立ち保温、圧力洗浄 |
象印 | 炊き分け機能、うるつや保温、白米特急 |
パナソニック | 炊き分け機能、アプリ連携、いきいき保温 |
東芝 | 炊き分け機能、ねらい炊き |
日立 | 炊き分け機能、スチーム保温、蒸気カット |
バーミキュラ | 無水調理、低温調理 |
三菱 | 炊き分け機能、一定保温、おこげ |
表にまとめてみると、どのメーカーも似た機能が多いようです。
しかし、搭載している機能は製品によって違いますので、しっかりとスペックを見て決めるようにしましょう。
おすすめのIH炊飯器ランキング
それではIH炊飯器のランキングを紹介していきます。
今回のランキングは、各販売サイトのランキングやレビューなどを参考に作成いたしました。IH炊飯器の購入を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
※今回のランキングは「圧力IH炊飯器」「IH炊飯器」の2タイプを抜粋して作成しています。
第1位 : 象印 圧力IH炊飯ジャー NW-JX10 BA(ブラック)
出典:圧力炊飯ジャーNW-JX10BA|ZOJIRUSHI|Amazon
参考価格(税込) | 37,000円 |
炊飯方式 | 圧力IH炊飯 |
内釜 | 豪炎かまど釜 |
保温時間 | 40時間まで |
本体の重さ | 6.5kg |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 275×345×215mm |
お手入れ機能 | 内ふた丸洗い、クリーニング機能 |
カラー | ブラック/ホワイト |
便利機能 | 人工知能AI炊飯/あったか再加熱 |
第2位 : 象印 STAN. IH炊飯ジャー NW-SA10 BA(ブラック)
出典:STAN. IH炊飯ジャー NW-SA10 BA|象印
参考価格(税込) | 31,958円 |
炊飯方式 | IH炊飯 |
内釜 | 黒まる圧釜 |
保温時間 | 30時間まで |
本体の重さ | 4.98kg |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 235×290×195mm |
お手入れ機能 | 内ふた丸洗い、クリーニング機能 |
カラー | ブラック/ホワイト |
便利機能 | 炊き分けコース/ベビーご飯 |
第3位 : パナソニック IHジャー炊飯器 SR-FE101
出典:IHジャー炊飯器 SR-FE101|Panasonic
参考価格(税込) | 17,600円 |
炊飯方式 | IH炊飯 |
内釜 | 備長炭釜 |
保温時間 | 30時間まで |
本体の重さ | 4.00kg |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 323 x 257 x 200 mm |
お手入れ機能 | 内ふた丸洗い |
カラー | ブラック |
便利機能 | エコ炊飯/早炊き |
第4位:三菱電機 炭炊釜 淡雲 NJ-VEC10-H
参考価格(税込) | 15,700円 |
炊飯方式 | IH炊飯 |
内釜 | 備長炭 炭炊釜 |
保温時間 | 24時間まで |
本体の重さ | 4.9kg |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 227×237×292 mm |
お手入れ機能 | 内ふた丸洗い |
カラー | ホワイト/ブラック |
便利機能 | エコ炊飯/早炊き |
第5位:アイリスオーヤマ 米屋の旨み 銘柄炊き 圧力IHジャー炊飯器5.5合 RC-PD50
参考価格(税込) | 15,700円 |
炊飯方式 | 圧力IH炊飯 |
内釜 | 極厚火釜 |
保温時間 | 12時間まで |
本体の重さ | 6.4kg |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 265×349.5×232 mm |
お手入れ機能 | 内ふた丸洗い |
カラー | ホワイト/ブラック |
便利機能 | 銘柄炊き/低糖質/エコ炊飯/早炊き |
第6位:タイガー魔法瓶 炊きたて ご泡火炊き JPI-G100
参考価格(税込) | 44,390円 |
炊飯方式 | 圧力IH炊飯 |
内釜 | 遠赤9層土鍋かまどコート釜 |
保温時間 | 24時間まで |
本体の重さ | 5.4kg |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 252×302×211 mm |
お手入れ機能 | 内ふた丸洗い、クリーニング機能、食洗器対応 |
カラー | ホワイト/ブラック |
便利機能 | エコ炊飯/早炊き/冷凍ご飯 |
第7位:三菱電機 ジャー炊飯器 NJ-AWB10
参考価格(税込) | 50,500円 |
炊飯方式 | IH炊飯 |
内釜 | 本炭釜KAMADO |
保温時間 | 24時間まで |
本体の重さ | 5.8kg |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 249×285×320 mm |
お手入れ機能 | 内ふた丸洗い |
カラー | 月白/黒曜 |
便利機能 | 炊き分け機能/エコ炊飯/早炊き/冷凍ご飯 |
第8位:東芝 真空IH RC-10VRR
参考価格(税込) | 22,920円 |
炊飯方式 | 真空IH炊飯 |
内釜 | 鍛造かまど銅釜 |
保温時間 | 40時間まで |
本体の重さ | 4.7kg |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 264×327×217 mm |
お手入れ機能 | 内ふた丸洗い、クリーニング機能 |
カラー | ホワイト/グランブラック |
便利機能 | エコ炊飯/早炊き/お弁当用 |
第9位:アイリスオーヤマ 瞬熱真空釜 RC-IF50
参考価格(税込) | 37,600円 |
炊飯方式 | IH炊飯 |
内釜 | 瞬熱真空釜 |
保温時間 | 12時間まで |
本体の重さ | 6.1kg |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 249×353×239 mm |
お手入れ機能 | 内ふた丸洗い |
カラー | ホワイト/グランブラック |
便利機能 | 銘柄炊き分け/早炊き/計り炊き/カロリー表示 |
第10位:アイリスオーヤマ RC-IL50
参考価格(税込) | 13,382円 |
炊飯方式 | IH炊飯 |
内釜 | 極厚火釜 |
保温時間 | 12時間まで |
本体の重さ | 4.3kg |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 253×310×206mm |
お手入れ機能 | 内ふた丸洗い |
カラー | ホワイト/アッシュ |
便利機能 | エコ炊き/早炊き/低温調理/パン・ケーキ |
まとめ
今回は炊飯器の炊飯方式の違いや選び方、各メーカーの特徴、IH炊飯器のランキングを紹介させていただきました。
最後にもう一度、本記事の内容をまとめていきます。
- 「安くてもちゃんとした炊飯器が欲しい」「硬めのご飯が好き」「お手入れの簡単なものがよい」のいずれかに該当する人は、IH炊飯器を選ぶべき
- 1人暮らしで「たまにしかご飯を炊かない」「そこまでご飯の美味しさにこだわりがない」という人には安価なマイコン炊飯器がおすすめ
- IH炊飯器は主に、「サイズ」「圧力の有無」「炊きあがりの硬さ」「必要な機能」などを考慮して選ぶのが良い
- 各メーカーで特徴の違いが少しあるため、メーカー特有のこだわり機能で選んでみるものおすすめ
IH炊飯器がどんなものかを知ることができれば、どれを選べば良いのか分かってきます。
自分が重視する点や欲しい機能をしっかり整理し、ライフスタイルに合ったIH炊飯器を是非見つけてくださいね。