「ふと気がつくと、IHクッキングヒーターの隙間に細かいゴミがたくさん入り込んでいた」という経験がある方も多いのではないでしょうか。
細かいゴミをそのままにしておくと、見た目も良くない上に、なんといっても不衛生です。掃除の手間を省くために、最初からすき間に入らないように処置しておきましょう。
そこで本記事では、IHクッキングヒーターまわりの衛生管理を徹底するために、便利な隙間ガードの商品を紹介しています。
基本的なやり方も紹介していますので、ぜひ参考にお役立てください。
目次
IHクッキングヒーターの隙間埋めは必要?
「IHクッキングヒーターの隙間埋めなんて、きれいに使えば別にいらないのでは?」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
IHクッキングヒーターを日頃からよく使う人にとって、隙間埋めはとても重要です。隙間をそのままにしておくと、思わぬ小さなゴミが入り込んでしまい、慢性的な不衛生の原因となってしまいます。
IHクッキングヒーターの隙間を見つけたら、ささっと対処しておきましょう。
IHクッキングヒーターの隙間ガードの種類
IHクッキングヒーターの隙間を埋める素材は主に次の2種類です。
それぞれのメリットやデメリットを踏まえつつ、特徴を紹介します。
マスキングテープタイプ
専用のテープの他に、マスキングテープを流用することもできます。マスキングテープは見たところ燃えやすそうだし、そもそも隙間を埋める用途としてはどうなんだろう?と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
実際にマスキングテープをIH隙間ガードとして利用している人たちの事例をみる限りでは、過剰な心配は無用のようです。
汎用マスキングテープはデザイン性が良く、カラーバリエーションも豊富なため、コーディネートを楽しむこともできます。また、剥がしやすさもメリットの一つです。
専用品が良い方は各メーカーからキッチン用のマスキングテープも販売されていますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
しかし、あまりに安い素材を使うと、剥がすときなど、使い勝手に不便が生じやすくなるため、しっかりした素材のものを選ぶようにしましょう。
シリコンタイプ
IH隙間ガードは、テープタイプの他にシリコンタイプも販売されています。商品の流通も盛んです。
マスキングテープのような細かい手作業は必要なく、紐のようなシリコン素材をグッと伸ばして隙間にひっかけるようにして隙間にはめ込みます。
正しく施工するとシリコン素材は目立たなくなり、隙間をほぼ完全にガードしてくれるため、マスキングテープよりも機能的です。
隙間にうまくはまらないときは、つまようじをつかうなど、ちょっとしたコツが必要です。
IHクッキングヒーター隙間ガードのやり方とコツ
やり方は、特別むずかしくはありませんが、事前の下準備やちょっとしたコツが必要です。次の内容にて、隙間ガードのやり方を紹介します。
隙間に詰まったごみをすべてかき出す
まずはIH機器の接地面の隙間に入り込んだごみをくまなくかき出します。商品によっては、プラスチックのヘラがついているものもあるようですが、爪楊枝など先が細いツールでも代用可能です。
少々細かい作業ですが、隙間に挟まってゴミを完全に取り除かないと、隙間ガードをする意味が無くなってしまいますので、根気強く取り組みましょう。
テープタイプの付け方
テープタイプの場合は、隙間の上からマスキングテープを貼り付けるようにして塞いでいきます。きれいに仕上げるためのポイントは、テープの伸縮性を活かすことです。
少し引っ張りながら貼ることで、シワができにくくなり、見た目良く仕上がります。
角の隙間を埋める時の取り回しに苦戦する場合は、マスキングテープにすこし切れ目をいれてカーブを作りやすくしましょう。
シリコンタイプの付け方
シリコンタイプの隙間ガードは、シリコン素材が紐のように加工された商品です。この細い紐のようなシリコン素材をIHコンロの隙間にはめ込んで隙間を塞ぎます。
取り付けはいたって簡単です。まずシリコン素材を少しひっぱりながらIHコンロの縁に添わせていきます。添わせつつ、隙間にはめ込んでいきます。
一周させたら、シリコン素材をカットして長さを調整します。付けかたはとてもシンプルで力もいらないため、誰でも簡単にできます。
交換は1か月に1回がおすすめ
「うまく隙間をガードできたものの、どのくらいのサイクルで交換したほうがいいの?」と、素朴な疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。
IHコンロの隙間ガード交換は、コンロの使用頻度や使い方にもよるため一概には言いにくいのですが、気になる方は1ヶ月に一度交換してみてはいかがでしょうか。
中には「1年交換しなくともたいして汚れていなかった」という人もいるため、交換時期については如何ともし難いです。使い方と使用頻度によって、自分なりの交換時期を探し出してみましょう。
隙間ガードが入らないときは?
隙間ガードが入らないケースは、シリコンタイプにて起こり得ます。シリコン素材がうまく隙間に入らない時は、すこし引っ張りながら押し込んでみましょう。
IHコンロの上部にシリコン素材を引っ掛けて、少し引っ張ります。爪楊枝など先の細いものを使って、シリコン素材をうまく隙間にはめ込んでいきましょう。
シリコン素材が入りにくいな、と感じたらまず引っ張りながら入れてみる、を心がけると思いの外すっと入ります。
IHクッキングヒーター隙間ガードのおすすめ商品
市販で流通している隙間ガードの中で、手に入れやすく比較的評判の良い5つの商品をピックアップしました。
一点ずつ商品の詳細を見ていきましょう。
ダイソー|IHすきまガード
画像引用元:ダイソー公式サイト
材質 |
シリコンゴム |
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商品サイズ |
0.2×0.2×270cm |
カラー展開 |
ホワイト、ブラック |
耐熱・耐冷温度 |
220℃〜-20℃ |
価格 |
安くて実用性が高いとして、注目を集めているダイソーのIHクッキングヒーター隙間ガードです。隙間に入り込む野菜くずや油分などをシリコン素材でガードします。
シリコン素材は熱に強く、耐熱温度は約220℃です。
東洋アルミ|フレームカバーフリーサイズ
画像引用元:Amazon
材質 |
アクリル系エラストマー |
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商品サイズ |
1cm×2.5m |
カラー展開 |
クリア、クリアブラック |
価格(Amazon調べ) |
ビルトインタイプであればIH、コンロ問わずに取り付け、取り外しができます。幅75cmまでのコンロに取り付け可能なフリーサイズを採用しており、カラー展開はクリアとクリアブラックの2種類です。
キャンドゥ|抗菌マスキングテープ
画像引用元:キャンドゥ公式サイト
材質 |
紙 |
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商品サイズ |
15mm×7m |
カラー展開 |
白、グレー |
価格 |
キャンドゥからは、キッチンにも使える抗菌マスキングテープが販売されています。汚れを未然に防ぎ、掃除を簡単にするための商品です。
抗菌剤配合のため、油汚れや野菜カスから発生する汚れをある程度防いでくれるでしょう。
東洋アルミ|キッチンアルミテープ
画像引用元:Amazon
材質 |
アルミニウムはく |
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商品サイズ |
70mmx1.8m、50mmx2.5m |
カラー展開 |
シルバー |
耐熱温度 |
230℃ |
価格(Amazon調べ) |
ガス台や調理台のすき間に入り込む汚れを防ぐタイル、ステンレス用の粘着テープです。接着面に水分や油分が残っているときれいに貼れないため、事前の掃除は入念におこないましょう。
交換の目処は1年間です。長い期間使用すると剥がした時に粘着剤のあとが残ることがあります。
コジット|IH調理器の保護テープ
画像引用元:Amazon
材質 |
ポリエチレン |
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商品サイズ |
巻500cm |
カラー展開 |
クリア、ブラック |
価格(Amazon調べ) |
付属のスクレーバーできれいに掃除したあと、フチに沿わせてテープを貼っていくだけできれいに見せられます。クリアタイプは目立たず、ブラックタイプは本体の色になじみます。
テープが汚れてしまったら、剥がしてあたらしいテープを貼りなおすだけで、きれいな状態を維持できます
まとめ
本記事では、IHクッキングヒーターの隙間ガードについて、紹介しました。
やり方やコツ、おすすめ商品については以下のとおりです。
- IHクッキングヒーターの隙間埋めは、衛生管理上必要
- 種類はマスキングテープタイプとシリコンタイプの2種類
- 大事なポイントは爪楊枝やスクレーバーをつかって先に細かいゴミを取り除くこと
- 各メーカーからはテープタイプとシリコンタイプが販売されている
マスキングテープタイプとシリコンタイプ、どちらも甲乙つけがたい商品ですが、IHクッキングヒーターの隙間が思いの外広い場合はマスキングテープタイプ、狭い場合はシリコンタイプなど、使い分けてみてはいかがでしょうか。