「毎日、楽に通学できるような電動自転車がほしい」
「友だちにも見られるものだから、おしゃれに見えるモデルがいいな」など、通学はほぼ毎日することなので、購入する自転車はしっかり選びたいところですよね。
まず結論からお伝えすると、通学用の電動自転車はスペックも大事ですが、身長や通学の距離を重視して選ぶとよいでしょう。
このほかにも、「通学用の電動自転車を選ぶときのポイント」や「購入前に注意するポイント」などを紹介するために、本記事では下記について解説していきます。
- 通学用の電動自転車を選ぶおすすめポイントとは?
- 通学用に電動自転車を買おうとしたらチェックすべきこと
- おすすめの通学用電動自転車ランキング
- 購入後は、防犯登録も忘れずにおこなう
通学用の電動自転車は、在学中はずっと使うことになる乗り物です。
毎日快適に、そしてお気に入りの電動自転車に乗って通学するためにも、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
目次
通学用の電動自転車を選ぶおすすめポイントとは
まずは、通学用の電動自転車を選ぶためのポイントを紹介していきます。
この項目で解説するのは、次の3つになります。
- 身長を基準に選ぶ
- 制服で乗ることを考えて選ぶ
- 通学の距離で選ぶ
通学用の電動自転車を選ぶときは、スペックよりも身長や制服で乗ることを優先することをおすすめしています。
なぜ、身長や制服で乗ることを優先したほうがいいのか?
これらの理由を1つずつ解説させていただきます。
身長を基準に選ぶ
1つめのポイントは「身長を基準に選ぶ」です。
まず身長に応じて決めるべきなのは、自転車のタイヤサイズになります。
基本的にどのタイヤサイズの自転車でも乗ることはできるのですが、身長によっては乗りにくさを感じることがあるのですよね。
さらに、男子中学生や高校生の場合は、身長がグンと伸びる時期に当てはまります。
「購入時はちょうどよかったけど、1年後の今乗ったら小さく感じる…」というケースも考えられますので、これらを考慮して適切なサイズを選ぶようにしましょう。
身長別に適したタイヤサイズは、以下になります。
タイヤサイズ | 適応身長 |
20インチ | 140cm〜 |
26インチ | 140〜170cm |
27インチ | 150〜180cm |
男性で、特にこだわりがない場合は27インチ。
女性は、次で説明していますが制服でスカートを着用しているのであれば、足を高く上げる必要がない20インチが好評のサイズになっています。
制服で乗ることを考えて選ぶ
2つめのポイントは「制服で乗ることを考えて選ぶ」です。
前の項目でもお伝えしましたが、これは主に女子が電動自転車を選ぶときのポイントになります。
多くの学校では、制服はスカートにしているところが多いですよね。
スカートで自転車に乗る場合は、「乗るときに足を高く上げなくてもよいか」「制服が自転車に巻き込まれる心配はないか」などを気にする必要があります。
スカートで足を高く上げて自転車に乗るのが大変な場合は、20インチの電動自転車を選ぶようにしましょう。
もう1つとしては、スカートが自転車に巻き込まれる可能性についてです。
特に制服は少し長めのスカートを着用する学校も多いため、走行中に自転車に巻き込まれることがあるのですよね。
この可能性を防ぐためにも、ドレスガード(※下記参照)と呼ばれるオプションが装着できるかどうかなどを確認しておきましょう。
出典:YAMAHA(ヤマハ) ドレスガード [ヤマハPAS Ami用] Amazon
通学の距離で選ぶ
3つめのポイントは「通学の距離で選ぶ」です。
電動自転車を選ぶときによくあるミスが、通学の距離と電動自転車のアシスト可能距離が合っていないケースです。
基本的に電動自転車は、バッテリー容量によってアシスト可能距離が決まっています。
バッテリー容量が少なければ、アシスト可能距離は短くなるのですが…。その代わりに電動自転車の購入費は安くおさえられるのですよね。
つまり、価格が安いからといって、それだけで購入を決断すると後悔するケースが多いということです。
- 通学の往復距離はどれくらいあるのか
- 電動自転車のアシスト可能距離は足りているか
- 週に何回充電が必要になりそうか。また、その作業は大変ではないか
これらの内容を検討しておくことも、電動自転車を選ぶときの大事なポイントになります。
下記にバッテリー容量とアシスト可能距離をまとめましたので、購入時の参考にしてみてください。
バッテリー容量 | アシスト可能距離 |
5.0~8.0Ah | 約20~30km |
12.0~16.0h | 約45〜60km |
20.0Ah | 約75km |
たとえば、通学距離が往復5kmであれば、バッテリー容量8.0Ahの電動自転車(※)を購入すれば、平日は充電しなくてもよくなります。
※モデルにもよりますが、バッテリー容量8.0Ahのシティサイクルであれば平均30kmのアシスト走行が可能です。
一方で、通学距離が往復10kmかかるのであれば、バッテリー容量8.0Ahの電動自転車は最低でも週1回は充電しなくてはいけません。
特に充電が負担にならないであればいいのですが…。
充電を忘れて通学できないなんて可能性もあるので、余裕が持てるバッテリー容量の電動自転車を購入することをおすすめしています。
通学用の電動自転車を購入する前にチェックすべきこと
次に、通学用の電動自転車を購入する前にチェックすべきことについて解説します。
よくあるミスを防ぐための項目ですので、こちらもあわせてご覧ください。
電動自転車の値段(維持費)をチェックする
まずは、電動自転車の値段や維持費についてです。
電動自転車を購入するときに値段を気にされる人は多いと思いますが、あわせて維持費もチェックしておきましょう。
電動自転車の維持費は、「バッテリー充電の電気代」「バッテリー交換費用」「修理費用」が主にかかってきます。
これらの維持費は以下になります。もちろんモデルによって異なりますが、目安として事前に把握しておきましょう。
維持にかかる項目 | 費用 |
充電の電気代 | 5〜15円/回 |
バッテリー交換 | 4万円 |
修理 | 1,000〜8,000円 |
補足としてバッテリー交換についてですが、バッテリーには寿命があることを覚えておいてください。
こちらの記事でも解説していますが、具体的には3〜4年。充電回数としては、700〜900回に到達したら寿命を迎えると言われています。
電動自転車のバッテリー寿命はいつ?寿命の原因や症状、交換費用などを解説
中学・高校のそれぞれ3年間で、別のモデルに買い直すのであればあまり関係ありませんが…。
もし、中学から高校まで6年間使う予定なのであれば、バッテリー交換費用も考えて購入することをおすすめします。
校則で電動自転車が禁止されていないか
次に、校則で電動自転車が禁止されていないかを確認しましょう。
普通の自転車での通学はOKでも、電動自転車の通勤をNGにしている学校も多いのですよね。
理由としては、「普通の自転車よりも高価であること(盗難されたときに責任が取れない)」「イタズラでバッテリーの盗難にあう可能性がある」などを考慮して、校則で禁止しているようです。
お気に入りの電動自転車を選んだとしても、学校に乗っていけなければ意味がありません。
入学前であれば、学校に問い合わせる形になるかもしれませんが、必ず事前確認を欠かさないようにしましょう。
おすすめの通学用電動自転車ランキング
それでは、おすすめの通学用電動自転車を「男子向け」「女子向け」に分けて、紹介していきます。
今回のランキングは子どもが乗るということもあり、国内で修理・メンテナンスがしやすい大手メーカー3社(ブリヂストン・ヤマハ・パナソニック)から、選出いたしました。
まずは男子向けのランキングから紹介していくので、参考にしてみてください。
【男子向け】おすすめの通学用電動自転車
それでは、最初に『男子向けのおすすめ通学用電動自転車ベスト3』を紹介します。
第1位:ヤマハ PAS Cheer PA26H
参考価格(税込) | 97,000円 |
メーカー | ヤマハ(YAMAHA) |
最大走行距離 | 37km |
変速シフト数 | 3段変速 |
タイヤサイズ | 26インチ |
バッテリー容量 | 9.3Ah |
充電時間 | 2.5時間 |
第2位:ブリヂストン(BRIDGESTONE)アシスタU STD A6SC11
参考価格(税込) | 96,900円 |
メーカー | ブリヂストン(BRIDGESTONE) |
最大走行距離 | 36km |
変速シフト数 | 3段変速 |
タイヤサイズ | 26インチ |
バッテリー容量 | 6.2Ah |
充電時間 | 2時間 |
第3位:パナソニック(Panasonic)ビビ・SX ELSX633
参考価格(税込) | 81,800円 |
メーカー | パナソニック(Panasonic) |
最大走行距離 | 35km |
変速シフト数 | 3段変速 |
タイヤサイズ | 26インチ |
バッテリー容量 | 8Ah |
充電時間 | 4.5時間 |
【女子向け】おすすめの通学用電動自転車
次に、『女子向けのおすすめ通学用電動自転車ベスト3』を紹介します。
第1位:パナソニック(Panasonic) SW BE-ELSW012
参考価格(税込) | 84,880円 |
メーカー | パナソニック(Panasonic) |
最大走行距離 | 36km |
変速シフト数 | 1段変速 |
タイヤサイズ | 20インチ |
バッテリー容量 | 8Ah |
充電時間 | 4.5時間 |
第2位:パナソニック(Panasonic)ベロスター・ミニ BE-ELVS073
参考価格(税込) | 99,900円 |
メーカー | パナソニック(Panasonic) |
最大走行距離 | 40km |
変速シフト数 | 7段変速 |
タイヤサイズ | 20インチ |
バッテリー容量 | 8Ah |
充電時間 | 4.5時間 |
第3位:ヤマハ PAS CITY-C PA20CC
参考価格(税込) | 113,000円 |
メーカー | ヤマハ |
本体重量 | 20.8kg |
最大走行距離 | 46km |
変速シフト数 | 3段変速 |
タイヤサイズ | 20インチ |
バッテリー容量 | 12.3Ah |
充電時間 | 3.5時間 |
折りたたみ機能 | × |
購入後は、防犯登録も忘れずにおこなう
ここまでに紹介したポイントなどを確認して、電動自転車を購入できた場合は防犯登録を忘れないようにしましょう。
自転車店で購入する場合は、お店の人が聞いてくれるので忘れることもありません。
ただし、ネットショップで購入した場合は、自分で防犯登録をやらないといけないのですよね。
意外と忘れてしまう人が多いので、以下を揃えて、必ず自転車店に持っていくようにしましょう。
●自転車の防犯登録に必要なもの
- 自転車本体
- 身分証明書
- 販売証明書、または保証書
- 登録料(1,000円以下)
電動自転車は高価なものですし、もし学校で盗難にあった場合は正しい対処をする必要があります。
学生に限らず、外部から侵入した人が盗難するという可能性もゼロではないため、必ず防犯登録は忘れないようにしましょう。
まとめ
今回は通学用の電動自転車の選び方や、ランキングを紹介させていただきました。
最後にもう一度、本記事の内容をまとめておきます。
- 通学用の電動自転車は、スペックよりも「身長や通学の距離などを優先」して選ぶ
- 女子が乗る場合は、スカートが巻き込まれないモデルを選ぶ。さらにオプションパーツなどの対策も欠かさない。
- 購入前には、必ず校則で許可されているかを確認する
- 電動自転車は値段だけではなく、維持費も把握しておく
通学は毎日坂道を登る必要があったり、長い距離を走って通学しなければいけないケースもあります。
この場合は普通の自転車では、大変なことも多いのですよね。
通学は習慣的に行うものだからこそ、少しでも負担を減らせたら嬉しいものです。快適な通学ができるに越したことはないため、気になっている人は購入を検討してみてください。