「マウンテンバイクの購入を考えているが、電動アシスト付きのモデルと迷っている」
「オフロードに挑戦してみたいが体力的に不安…」など、マウンテンバイクは購入時に悩むことは多いですよね。
しかも、他の自転車の種類よりも専門用語が多く、選ぶのが難しいと思われがちな電動マウンテンバイク。
まず結論からお伝えすると、電動マウンテンバイクは「これからオフロードに挑戦してみたい」、もしくは「すでに挑戦しているが、さらに幅を広げて楽しんでいきたい」と考えている人にはおすすめのモデルであると言えます。
上記の結論のほかに、電動マウンテンバイクにはどのようなメリット・デメリットがあるのか?
相場や、どのポイントに注目して選べばいいのかなど…
これらを説明するために、本記事では下記について説明していきます。
- 電動マウンテンバイク(e-MTB)の特徴とは
- 電動マウンテンバイクを使用する2つのメリット
- 電動マウンテンバイクを使用する3つのデメリット
- 選ぶときにはどのポイントを見ればいいのか
- おすすめの電動マウンテンバイクTOP9
- 購入前にレンタルで試乗するのもおすすめ
電動マウンテンバイクは、山道だけではなく通勤なども快適にこなす万能型の電動自転車です。
長期間、オフロードなどの趣味や通勤を愛用する自転車で楽しんでいきたいと考えている人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
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電動マウンテンバイク(e-MTB)の特徴とは
電動マウンテンバイクとは「E-bike」と呼ばれる、スポーツタイプの電動自転車の一種です。
E-bikeは「クロスバイク」「ロードバイク」「マウンテンバイク」の3種類があり、これらの種類の中でマウンテンバイクは「e-MTB」とも呼ばれています。
※ちなみにクロスバイクなどスポーツタイプの電動自転車の情報が知りたい人は下記の記事もご参照ください。
スポーツタイプの電動自転車とは?相場やタイプ別の性能、人気モデルを紹介
電動自転車のクロスバイクとは?相場や性能、おすすめの人気モデルを紹介
もともとe-MTBは欧州で盛り上がっていたジャンルだったのですが、2018年から自転車活用推進法(※)という法律ができ、日本でも一気に普及していきました。
※自転車活用推進法とは?
簡単に説明すると、自転車は車とは違い「二酸化炭素が発生しない」「災害時にも機動的に使える」「自動車による渋滞も起きない」「交通事故の減少を期待できる」などのメリットがあります。
これらのメリットから、国が総合的・計画的に自転車の推進を行うために公布された法律です。
自転車活用推進法が公布されたことで、自転車専用道路や駐輪場の整備、シェアサイクル施設の増設など…
自転車の需要増加を見越して、メーカーは「E-bike」という新たなジャンルを開拓したと予測できます。
電動マウンテンバイクの特徴の1つとして、タイヤサイズがひと回り大きいことが挙げられます。
一般的に普及しているタイヤサイズが26インチであるのに対し、電動マウンテンバイクは27.5インチが主流となっています。
製品の中には29インチという聞き慣れない大きさのタイヤもありますが…
基本的にオフロード(未舗装路)でも走れるように作られている自転車なので、「回転エネルギーを伝えやすい」「衝撃を吸収しやすい」などの理由から、大きめのタイヤが使われていると覚えておきましょう。
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電動マウンテンバイクを使用する2つのメリット
それでは、今から電動マウンテンバイクの3つのメリットについて紹介します。
「普通のマウンテンバイクと比較し、どのような違いがあるのか?」という点に着目したメリットになります。
ここから紹介するメリットを知り、どちらのマウンテンバイクを購入すればいいのかという1つの判断材料にしていただけると幸いです。
1.体力に自信がなくてもオフロードに挑戦しやすい
1つめは、体力に自信がなくてもオフロードに挑戦しやすいことです。
もともとマウンテンバイクには他のスポーツバイクとは違い、「オフロードで走れる」という最大の特徴があります。
オフロードイメージは、勾配差の大きい坂や林道などの日常では絶対に走らないようなコースを走ります。
そのため、初めて挑戦した人の中には「坂が登れなかった」「体力が尽き、途中で諦めてしまった」などの声が挙がっていました。
これらの問題を解決できるのが、電動マウンテンバイクというわけですね。
電動マウンテンバイクは電動アシストの力が追加されているため、初心者でもオフロードを走りやすくなっています。
さらに走りやすくなったことで初心者が挑戦しやすくなったのはもちろん、経験者でも挑戦の幅が広がると言えるでしょう。
普通のマウンテンバイクであれば諦めていた道でも、電動マウンテンバイクを使うことで走破が可能になります。
今まで見れなかった景色を見れるようになるのは、嬉しいメリットであると言えますね。
2.公道(オンロード)を走りやすくなった
2つめは、公道(オンロード)を走りやすくなったことです。
ここまでに何度かお伝えしていますが、マウンテンバイクは舗装されていない山道など(オフロード)を走ることを想定して作られた自転車です。
そのため、他の自転車に比べて衝撃に耐えられるようにタイヤは太く、本体の強度も高く作られているモデルがほとんどです。
この特徴を言い換えると、他のスポーツバイクよりも重量感があるため、公道を走るのが苦手な部類の自転車でした。
ただ、電動マウンテンバイクは電動アシストの力を借りられるため、重量の問題を解決し、公道でも走りやすくなったというわけですね。
そのぶん、持ち運ぶ際の重量はさらに大きくなったとも言えますが…
「オフロードで使うことも考えているが、日常で使うほうが多い」という人には、嬉しいメリットであると言えるでしょう。
電動マウンテンバイクを使用する3つのデメリット
次は、電動マウンテンバイクを使用する3つのデメリットについて紹介します。
1.気軽に購入できないほど高価格
1つめは、気軽に購入できないほど高価格であることです。
電動自転車はタイプにもよりますが、おおよそ10万円前後が相場になります。
ただ、電動マウンテンバイクの相場は30万円以上。高いモデルになると、50万円を超えてくるモデルも珍しくありません。
高価格になりやすい理由なのですが、山道などのオフロードを走るため必要なパーツが多くなるのですよね。
一般的に使用されない太めのタイヤ、衝撃を吸収するためのサスペンション、さらに吸収しきれなかった衝撃に耐えるだけのフレームなど…
特殊な状況での使用を考えているからこそ、必要なパーツが多くなります。
趣味の範囲になるため、お金の問題ではない面もあると思いますが、高価な部類であることは覚えておきましょう。
2.日本の販売モデル数がまだ少ない
2つめは、日本の販売モデル数がまだ少ないことです。
冒頭でもお伝えしましたが、電動マウンテンバイクは2018年から日本で広まっていきました。
ただ、広まってきてはいますが、他の電動自転車と比べると歴史が短く、日本の販売モデル数がまだ少ないのですよね。
(電動自転車に関する法規制が欧州とは異なるため、日本で販売するために再調整に時間がかかることも関係しています)
そのため、他の電動自転車と比べると選択肢が少ないことは覚えておきましょう。
3.修理やメンテナンスのコストが高くなりやすい
3つめは、修理やメンテナンスのコストが高くなりやすいことです。
2つめのデメリットに関係していることなのですが、日本の販売モデル数が少ないため、専用のパーツを用意できている自転車屋さんは少ないです。
他の電動自転車であれば、普及しているモデルも多いため、修理するパーツも大量に生産されており、相場通りに修理やメンテナンスができるケースがほとんどです。
ただ、電動マウンテンバイクは海外のメーカーから取り寄せる必要があるため、多くの金額や時間がかかるというデメリットがあるというわけですね。
これから購入する場合は事前に修理やメンテナンス費用を調べておくと、予想外の出費を抑えることができます。
気になる人は、メンテナンス費用などの下調べを欠かさないようにしましょう。
電動マウンテンバイクの選び方とは?
それでは、次に電動マウンテンバイクの選び方を解説していきます。
ここまでに紹介したメリット・デメリットを把握した上で、ここから解説する選び方を参考にしてみてください。
「フルサス」か「ハードテイル」を選択する
まずは、「フルサス」か「ハードテイル」のどちらかのモデルを選択しましょう。
フルサスとはフルサスペンションの略で、サスペンションは衝撃を吸収するパーツのことを指します。
つまり、フルサスとは前後輪にフルサスペンションが付いており、衝撃をフルに吸収できるモデルというわけですね。
ハードテイルとは言葉の通り「硬い尻尾」という意味になります。
つまり、尻尾側の後輪側にサスペンションがついておらず、前輪側にのみサスペンションがついているモデルになります。
(衝撃を後ろで吸収しないため、硬い尻尾という意味で使われています)
電動に限った話ではありませんが、マウンテンバイクを購入する際はフルサスかハードテイル、どちらのモデルを選ぶかは事前に検討しておきましょう。
ディスクブレーキが必要な場面はあるか
次に、ディスクブレーキが必要な場面はあるかも確認しておきましょう。
ディスクブレーキとは、車やバイクに使われる油圧ブレーキのことです。
ディスクブレーキの仕組みの詳細は省略しますが、普通のブレーキよりも「制止力の高いブレーキ」だと認識してください。
マウンテンバイクはオフロードなどで使用するため、普通の自転車よりも制止力の高いブレーキが必要になるというわけですね。
- 公道での使用がメインで、たまにゆるやかなオフロードで使用するのか
- オフロードでの使用がメインで、緩急の激しい山道などで使用するのか
これらの使用場面を考えて、ディスクブレーキを搭載しているかどうかを選んでみてください。
最大トルク数(アシスト力)を把握しておく
次は、最大トルク数(アシスト力)を把握しておくことです。
最大トルク数とは大きければ大きいほど、力強いアシストが得られることを表す数値になります。
最大トルク数を把握しておくに越したことはないのですが、あくまで1つの目安として覚えておきましょう。
理由は、人によって脚力が異なるため、自分にとって最適だと感じるトルク数には幅があるからですね。
男性と比較して女性の脚力のほうが少ない傾向があるため、女性が最適だと感じる最大トルク数は大きく、男性が最適だと感じる最大トルク数は小さくなるかもしれません。
このように言い切れないほど、コレと断定できるトルク数はないため、この最大トルク数を頭に入れておいた上で、試乗を繰り返すことをおすすめしています。
最大トルク数が80Nmの自転車を試乗してみて、アシストが物足りないと感じるのであれば、最大トルク数は80Nm以上のモデルを選ぶ。
アシストが強すぎるなと感じるのであれば、最大トルク数が80Nm以下のモデルを選ぶようにしましょう。
ランキングの後にも紹介していますが、全国でE-bikeをレンタルできる場所があります。
店頭での試乗が難しい場合は、レンタルを検討してみるのもおすすめです。
適切なバッテリー容量を備えているか
最後の選び方として、適切なバッテリー容量を備えているかを確認しましょう。
すべての電動自転車に共通することですが、バッテリー容量に比例して、走行可能距離が決まります。
電動マウンテンバイクは高価なモデルが多いため、走行可能距離は50km〜150kmと長めであることがほとんどです。
(ママチャリタイプなどの平均走行可能距離は30〜50kmほど)
そのため、走行可能距離が短くて困ることは少ないとは思いますが、事前確認は欠かさずに選ぶようにするといいでしょう。
おすすめの電動マウンテンバイク(e-MTB)TOP9
それでは、おすすめの電動マウンテンバイクのランキングを紹介していきます。
今回のランキングは、各販売サイトのランキングやレビューなどを参考に作成いたしました。ぜひ、参考にしてみてください。
第1位:ヤマハ YPJ-XC
参考価格(税込) |
396,000円 |
メーカー |
ヤマハ |
本体重量 |
21.4kg |
サスペンション |
ハードテイル(フロントのみ) |
ディスクブレーキ |
有 |
最大走行距離 |
104km |
変速シフト数 |
11段変速 |
タイヤサイズ |
27.5インチ |
バッテリー容量 |
13.3Ah |
充電時間 |
3.5時間 |
第2位:パナソニック XM-D2 V
参考価格(税込) |
701,800円 |
メーカー |
パナソニック |
本体重量 |
26.5kg |
サスペンション |
フルサスペンション |
ディスクブレーキ |
有 |
最大走行距離 |
75km |
変速シフト数 |
22段変速 |
タイヤサイズ |
27.5インチ |
バッテリー容量 |
12Ah |
充電時間 |
4時間 |
第3位:BESV TRS2 XC
引用:TRS2 XC | BESV JAPAN(ベスビー ジャパン)
参考価格(税込) |
438,000円 |
メーカー |
BESV |
本体重量 |
20.8kg |
サスペンション |
ハードテイル(フロントのみ) |
ディスクブレーキ |
有 |
最大走行距離 |
130km |
変速シフト数 |
10段変速 |
タイヤサイズ |
27.5インチ |
バッテリー容量 |
14Ah |
充電時間 |
4時間 |
第4位:MATE.BIKE MATE X
引用:MATE. X | 世界一おしゃれな折りたたみeバイク – MATE. BIKE
参考価格(税込) |
330,000円 |
メーカー |
MATE |
本体重量 |
28.5kg |
サスペンション |
フルサスペンション |
ディスクブレーキ |
有 |
最大走行距離 |
80km |
変速シフト数 |
8段変速 |
タイヤサイズ |
20インチ |
バッテリー容量 |
14.5Ah |
充電時間 |
4時間 |
第5位:メリダ eBIG.NINE 400
引用:メリダ -MERIDA- | eBIG.NINE 400
参考価格(税込) |
495,000円 |
メーカー |
MERIDA |
本体重量 |
21.1kg(Sサイズ) |
サスペンション |
フルサスペンション |
ディスクブレーキ |
有 |
最大走行距離 |
130km |
変速シフト数 |
10段変速 |
タイヤサイズ |
29インチ |
バッテリー容量 |
17.5Ah |
充電時間 |
4時間 |
第6位:ミヤタ RIDGE-RUNNER 8080 VRG80460
引用:MIYATA自転車 | MIYATA | リッジランナー 8080
参考価格(税込) |
460,900円 |
メーカー |
ミヤタ |
本体重量 |
23.2kg |
サスペンション |
フルサスペンション |
ディスクブレーキ |
有 |
最大走行距離 |
130km |
変速シフト数 |
10段変速 |
タイヤサイズ |
27.5インチ |
バッテリー容量 |
14Ah |
充電時間 |
4時間 |
第7位:NEST X-VALLEY E6180
参考価格(税込) |
328,000円 |
メーカー |
NEST |
本体重量 |
21.3kg |
サスペンション |
ハードテイル(フロントのみ) |
ディスクブレーキ |
有 |
最大走行距離 |
85km |
変速シフト数 |
10段変速 |
タイヤサイズ |
インチ |
バッテリー容量 |
11.6Ah |
充電時間 |
4時間 |
第8位:トレック Powerfly 5
参考価格(税込) |
599,500円 |
メーカー |
トレック |
本体重量 |
23kg |
サスペンション |
ハードテイル(フロントのみ) |
ディスクブレーキ |
有 |
最大走行距離 |
175km |
変速シフト数 |
12段変速 |
タイヤサイズ |
29インチ |
バッテリー容量 |
16.7Ah |
充電時間 |
4.2時間 |
第9位:コラテック E-POWER X VERT CX
引用:21-22 E X VERT CX of corratec-bikes.jp
参考価格(税込) |
437,800円 |
メーカー |
コラテック |
本体重量 |
22.2kg |
サスペンション |
ハードテイル(フロントのみ) |
ディスクブレーキ |
有 |
最大走行距離 |
145km |
変速シフト数 |
10段変速 |
タイヤサイズ |
27.5インチ |
バッテリー容量 |
13.4Ah |
充電時間 |
4時間 |
購入前にレンタルで試乗することもおすすめ
記事の途中でも少し紹介させていただきましたが、購入前にレンタルで試乗することもおすすめしています。
自転車推進活用法が発令されたため、シェアサイクル施設の整備が全国的に進んでいます。
そのため、購入前に気軽に試乗することができるようになってきました。
場所によっては様々なタイプの電動自転車を試乗できるため、自分に合うタイプや電動マウンテンバイクのモデルをじっくりと検討することもできます。
実際に乗ってみないとわからないことも多いため、時間があるのであれば、筆者は購入前にレンタルで試乗することをおすすめします。
まとめ
今回は電動マウンテンバイクの特徴やメリット・デメリット、選び方を中心に紹介させていただきました。
最後にもう一度、本記事の内容をまとめておきます。
- オフロードで走りやすいように、タイヤサイズは「27.5インチ」が主流
- 主なメリットは「オフロードへの挑戦のしやすさ」「挑戦の幅が広がること」
- 主なデメリットは「相場が30万円〜と高価」「販売モデル数が少ないこと」
- 選び方は「サスペンションのタイプ」「ディスクブレーキの有無」「最大トルク数の把握」「適切なバッテリー容量」の4項目を意識
- 購入前にレンタルで試乗することをおすすめしている
電動マウンテンバイクは本記事で紹介してきたように高価な部類にはなりますが、価格以上の性能や満足度を備えているモデルです。
普通の電動自転車とは違い、オフロードに挑戦するなどの非日常を体験することができるため、とても幅の広い楽しみ方ができるようになります。
ぜひ、あなたが理想とする電動マウンテンバイクに出会えることを願っております。