デスクトップパソコン買い替えの判断基準|3つの視点で決められる

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下取りガイド 川辺 あさひ

「デスクトップパソコンを買ってから6年経つけど、最近どうも動作が遅い。」

明らかな故障があるわけではないものの、長年使っていると不具合を感じて買い替えが必要なのかどうか迷いますよね。

今パソコンを買い替えるべきかどうかを決めるには次の3つの視点で判断しましょう。

  • 不具合の症状が出ている
  • OSのサポート期間が終了している
  • 修理見積費用が高い

この条件に全てあてはまる場合は買い替えを検討すべきです。この状態を放っておくとある日突然パソコンが使えなくなってしまったり、ウィルス感染被害に遭う事態になりかねません。

2021年4月の内閣府消費動向調査では、ユーザーがパソコンを買い替える平均年数は6.7年と発表されています。

しかし実際には使い方によってパソコンの寿命は大きく異なってくるので、自分のパソコンが寿命かどうかは年数ではなくパソコンの状態をしっかりと見極めることが大切です。

そこで本記事ではデスクトップパソコンの買い替えについて分かりやすくまとめました。

この記事の内容

  • デスクトップパソコンを買い替えるべきかどうかの判断基準
  • 買い替えに迷った時の相談先
  • 買い替えを決めた場合に押さえておきたいポイント
  • 買い替えを見送る場合に押さえておきたいポイント

この記事を読めば自分の使用しているデスクトップパソコンを今買い替えるべきかどうかが判断でき、買い替えを決めた場合も見送る場合も知っておきたいポイントを理解できます。

是非最後まで読んで役立ててくださいね。

 

1. デスクトップパソコンを買い替えるかどうか3つの判断ポイント

デスクトップパソコンを買い替えるかどうか判断に悩むなら次の3つの項目を順番にチェックしましょう。

3つ全てに該当していたら買い替えを検討すべきです。

 

①不具合の症状が出ている

②OSのサポート期間が終了している

③修理見積費用が高い

 

不具合が生じておりかつOSのサポート期間が終了している状態だと、いつ突然パソコンが全く使えなくなってもおかしくありません。

逆に不具合はないまたはOSのサポート期間中であるのならまだそのまま使える、あるいは交換・修理で対応できる可能性があります。

それではひとつずつ詳しくみていきましょう。

 

1-1.不具合の症状が出ている

パソコンは使い続けていくうちに各パーツが損耗していき、様々な不具合が生じてきます。

その中でも放っておくとパソコンが使えなくなる恐れのある症状が下記6項目です。

  • 頻繁にフリーズ
  • 電源が入らない
  • 勝手に電源が落ちる
  • 画面が点滅する・真っ暗になる
  • 焦げ臭い
  • 異音がする

これらの症状の原因は何か、放っておくとどうなるかを確認していきましょう。

 

1-1-1. 頻繁にフリーズ

パソコンが突然フリーズする原因はいくつかありますが、頻繁に起こるならストレージの故障が考えられます。

ストレージとは…

プログラムやデータを保存するための記憶装置のこと。パソコンに内蔵されている種類ではHDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)が主流。

ストレージに不具合が出てくると初期症状としてフリーズなどの動作不良が起こり、悪化すると保存していたデータの破損、異音・異臭の発生、発熱、ショートなどを引き起こす原因になります。

ストレージに不具合が出てくるのはストレージの寿命が近づいてきたサイン。ストレージの寿命はHDDとSSDで異なり、使用状況によって異なりますが一般的にはHDDよりSSDの方が寿命は長いです。

 

■ストレージの寿命

HDD

約3年

SSD

約5~10年

この差はHDDはモーターなどを動かす物理的な損耗があるのに対し、SSDは電子的動作なので物理的な駆動部分がないためです。

よって頻繁にフリーズが起こるようであればストレージの故障の前兆と考え、早めの段階で買い替えまたは修理・交換をしましょう。

 

1-1-2. 電源が入らない

パソコンのスイッチを押しても電源ランプがつかない、あるいは起動しない場合はマザーボードに不具合が生じている疑いがあります。

マザーボードとは…

パソコンの電子回路基板のことで、コンピュータシステムの様々なパーツや回路を橋渡しする重要な役割を担う。別称メインボード、システムボードとも。

パソコンの電源ユニットはマザーボードに挿し込まれているため、マザーボードが故障していると電源が入らないことがあります。

初期段階では何度かトライすると電源がつきますが、放置しておくとある日突然全く電源が入らないという事態になりかねません。

このマザーボードの不具合もマザーボードの寿命が近づいてきているサイン。一般的にマザーボードの寿命は使用環境により異なりますが、早くて約3年といわれています。

マザーボードはパソコンの根幹部分であるため、壊れてしまうと致命的です。買い替えか修理か、早めに対処を行った方が良いでしょう。

 

1-1-3. 勝手に電源が落ちる

パソコンの電源が頻繁に落ちてしまう場合は、原因はストレージやマザーボードの他に冷却ファンの不具合も考えられます。

冷却ファンとは…

パソコン内部の熱を逃す役割。小型の扇風機のような形状。

冷却ファンが劣化や故障でスムーズに回転しなくなると、排熱がうまくできず高温になり過ぎて電源が落ちることがあります。状態が悪化するとCPU(パソコンの頭脳の役割をする中央処理装置)の故障にもつながるので放置するのは危険です。

電源が勝手に落ちる原因が冷却ファンであるかどうかを調べるにはパソコン本体を触ってみましょう。本体が熱を持っていたら排熱ができていない証拠です。

あるいは冷却ファンの音を注意深く聞いてみてください。音が大きすぎたり異音がする場合も冷却ファンに原因があると考えられます。

冷却ファンの寿命は約7年が目安ですが、パソコンを使用中ずっと回転し続けるため故障が起きやすい部品です。ファンの不具合の原因としては主に次の4つが挙げられます。

冷却ファンの故障原因

  • ホコリが溜まっている
  • 軸の変形・摩耗
  • ベアリングの劣化
  • 羽の破損

このうちホコリが溜まっている場合はホコリを除けば不具合が解消できる場合もあります。ホコリの取り方や注意点については手入れ方法4-1. 定期的に掃除をするで解説していますので、必ず読んでから実践しましょう。

ホコリを除いても改善しない場合や他の原因である場合は故障か寿命と考られるので、修理か買い替えを検討すべきです。

 

1-1-4. 画面が点滅する・真っ暗になる

画面が見えづらくなったり消えてしまったりする場合はマザーボードか液晶モニターが壊れかけている可能性が考えられます。

こちらも放置すると徐々に画面の不具合の頻度が上がってきて、最終的には全く何も映らなくなってしまいます。

液晶モニターの寿命は約5年が目安ですが、強い衝撃などが加わった場合はその限りではありません。

ディスプレイが何も映らなくなってしまえば全く何もできないので、そうなる前に買い替えか修理を行いましょう。

 

1-1-5. 焦げ臭い

パソコンから異臭を感じる場合も内部に大きな問題が発生している可能性が高いです。原因としては次のような症状が考えられます。

  • HDDの不具合
  • マザーボードの不具合
  • ケーブルの断線

原因箇所がいずれにせよ焦げるような臭いがしたら既に内部のパーツがショートしたり焼けたりしている状態です。非常に危険なのでただちに作業中のデータを保存、シャッドダウンして電源を抜きましょうそしてこのケースの場合はすぐに修理か買い替えの対応をとる必要があります。

 

1-1-6. 異音がする

パソコンは正常な状態でも様々な動作音が発生していますが、次のような音が聞こえたら要注意です。

注意すべき異音

キュルキュル、ギュイーン、カコンカコンのような音→HDDの故障の前触れ

カラカラ、チリチリのような音→ファンにケーブルが接触している

ファンにケーブルが接触していると思われる場合は放っておくとケーブルが断線してしまう恐れがあります。

異音の正体がHDDの場合もファンの場合も、状態が悪化する前に修理・買い替えを検討しましょう。

 

1-2. OSのサポート期間が終了している

前節で紹介したような何らかのパソコンの不具合を感じつつ、それでもまだ使用できる状態で急ぎの対処にせまられていない場合でも、OSのサポート期間が終了している場合は早めに行動する必要があります。

OSとは…

Operating Systemの略でコンピューターを動かすための基本的なソフトウェアのこと。パソコンには必ずOSが搭載されており、代表的なOSにはマイクロソフト社のWindowsとアップル社のmacOSなど。

サポート期間が終了したOSを使い続けると様々なリスクに晒されます。その理由を詳しくみていきましょう。

1-2-1. サポート終了したOSを使い続けるリスク

OSは次々と新技術を搭載したバージョンがリリースされており、その度にサポート期間が設けられています。

サポートが終了したOSに対してはバグなど何らかのトラブルが起きても保障されません。さらにセキュリティ更新プログラムが提供されなくなるので未知のウィルスに感染しやすくなり、次のような被害に遭う危険性が高まります。

 

■サポートが終了したOS使用のリスク

・遠隔操作で勝手に操作される

・意図せずサービスダウンが発生する

・個人情報や関係者連絡先、パスワードなど重要情報を盗まれる

サポート期間が終了している場合は早急に買い替えかアップデートを行いましょう。

アップグレードの方法と必要なパソコンのスペックについては公式サイトでご確認ください。

Windows の更新

Mac の macOS をアップデートする – Apple サポート (日本)

しかしすでに前節で紹介したようなパソコン自体に何らかの不具合が生じているなら、アップグレードも正常に行えない可能性もあるので買い替えの方をおすすめします。

1-2-2. OSの確認方法

では実際に自分の使用しているパソコンのOSを確認して、それがサポート期間内かどうかを調べていきましょう。

まずはOSの調べ方から紹介します。Windows、Macとも簡単な操作ですぐに確認できます。

 

■Windowsのバージョン確認手順

1.「Windowsキー(Windowsのロゴマーク)」を押しながら「R」を押す

2.「ファイル名を指定して実行」が表示されるので「名前」のところに「winver」と入力して「OK」をクリック

3.「Windowsのバージョン情報」が表示されるので確認する

 

■macOSのバージョン確認手順

1. 画面左上の「りんごのマーク」をクリック

2.「このMacについて」をクリックして確認

自分の使用しているパソコンのOSが確認できたら、次はそのサポート期限を調べます。OSの種類とそれぞれのサポート期限をまとめた下記の表でご確認ください。

 

Windows

OSの種類

延長サポート期限

Windows 7

2020年1月14日

Windows 8.1

2023年1月10日

Windows 10

2025年10月14日

Windowsの場合は発売から約10年までがサポート期間として設定されています。

 

■macOS

OSの種類

リリース日

サポート期限

macOS High Sierra 10.13

2017年09月25日

2020年11月12日

macOS Mojave 10.14

2018年09月25日

2021年9月13日

macOS Catalina 10.15

2019年10月07日

macOS Big Sur 11

2020年11月12日

macOS Monterey 12

2021年10月26日

macOSについてはアップル社はサポート終了日を公表していませんが、実際には最新バージョンを含めた3つのバージョンがサポートされているようです。

 

1-3.修理見積費用が高い

パソコンに不具合が起こり、OSのサポートも終了しているとなればいよいよ買い替えを決心すべきですが、修理に出すという方法もありますよね。

結論として、パソコンの修理費は高いので、何年も使用したパソコンを高い費用を払って修理するぐらいなら、最新のパソコンを購入した方がお得であるケースが大半です。

しかしまだ購入して数年という場合は修理の方がおすすめの場合もあります。

そこで、修理費と新品パソコン価格を比較してどのぐらいの修理費なら買い替えた方がいいのかを解説していきます。

 

1-3-1. 修理か買い替えか判断の目安価格

デスクトップパソコンの場合修理費がいくらなら買い替えた方がいいのか、その明確な基準はありません。

パソコンのスペックやカスタマイズなど状況はそれぞれ違うので、その修理費が高いか安いかどう感じるかも人それぞれだからです。

そこで判断の軸として、次の3つの項目を比較しながら考えましょう。

 

■修理か買い替えか、判断ポイント

1. 見積修理費

2. 使用年数

3. 新品デスクトップパソコンの価格

この3つの項目をふまえた上で判断の目安の表がこちらですが、買い替えた方が良い修理費はあくまで参考程度に留めて、自分がどう思うかその気持ちを重視してください。

 

■買い替えた方が良い修理費の目安

使用期間

買い替えた方が良い修理費

2~3年

新品パソコン価格の60%以上

4~5年

新品パソコン価格の30%以上

6年以上

買い替えるべき

 

■新品デスクトップパソコンの価格相場

使用用途

新品デスクトップパソコン価格相場

WEB閲覧、動画視聴

5万円以下

ビジネス用途

5~10万円

動画編集・ゲーム

10~20万円

 

■NEC 修理料金表一部抜粋

修理箇所

価格相場

メインボード

¥58,960~62,260

HDD

¥57,640~60,940

LCD(ディスプレイ)

¥67,210~91,960

参考:パソコン修理料金表

※次の節でも解説しますが製造メーカーの修理費は高めです。修理業者だとこの表の3分の1程度で済む場合もあります。

この3つの表を見比べるとほとんどのケースで買い替えた方がお得だと考えられますね。

特に、6年以上経過しているパソコンはよほど高額なものでない限り買い替えを強くおすすめします。

長年使用しているパソコンはすでに全体的に劣化が進んでいます。壊れたパーツだけを修理しても他のパーツも寿命が近づいてきているので相次いで不具合が発生してくるでしょう。

近年はハイスペックなパソコンでなければリーズナブルな価格で購入できるようになりました。

パソコンの進化はすさまじく、数年で新しい性能がどんどん搭載されます。修理を繰り返して古いパソコンを使い続けるよりは、思い切って新しいパソコンを購入する方がコスパが高いでしょう。

 

1-3-2. 【修理先別】見積もり費用の違い

実際の修理費が気になる人は一度見積もりを出してもらいましょう。

修理の依頼先は3通りありますが、見積額は大きく異なってきます。

 

◎製造メーカー

◎家電量販店

◎パソコン修理業者

 

この3つのうち圧倒的に安価なのがパソコン修理業者です。パソコン修理業者は交換部品にメーカー純正品ではなく互換性のある部品を使用するため費用を大きく抑えることができるためです。

例えばマザーボードを修理してもらう場合、メーカーとパソコン修理業者の費用を比較した表がこちらです。

 

■マザーボードの修理+交換費用

修理依頼先

費用

参考

メーカー公式

富士通

¥51,700~¥57,420

概算修理料金表 – FMVサポート : 富士通パソコン

東芝(dynabook)

¥47,400~

サポート情報 | dynabookノートパソコン修理 概算料金

HP

¥60,000~¥75,000

HP Notebook PC シリーズ – 有償修理サービスの概算料金のご案内

Lenovo

¥55,330~

引取り修理サービス料金 – Lenovo Support JP

NEC

¥58,960~¥62,260

パソコン修理料金表

パソコン修理業者

¥16,000~(目安)

※マザーボードはメーカーによりメインボードやシステムボードなど表記が様々。

見ての通りパソコン修理業者に依頼するとメーカーに依頼するより費用を3分の1程度に押さえることができるので、純正部品にこだわりがなければパソコン修理業者に依頼するのがおすすめです。

ただし保証期間内の場合はまずはメーカーに問い合わせましょう。また、購入先の家電量販店で独自の保証サービス加入していれば修理費用が安くなるケースもあります。

パソコン修理業者は近くに店舗があれば直接持ち込むか、オンラインショップでも探すことができます。ネットで「パソコン 修理」で検索すると修理業者の名前がずらりと並んで出てくるので、何件か問い合わせをしてみて対応が誠実なお店を選びましょう。

 

2.デスクトップパソコン買い替えに迷ったときの相談先

前章の内容をふまえてもまだ買い替えるべきかどうか悩む人も多いと思います。そういうときはプロの人に相談したいですよね。

相談先としては製造メーカーか家電量販店、パソコン販売店がいいでしょう。中立の立場で的確なアドバイスをもらえるはずです。

各メーカーには相談窓口が設けられています。主要なメーカー7社の窓口を一覧にまとめましたので、一度問い合わせをしてみてください。

富士通

「パソコン乗り換えなんでも相談室」の開設について – FMVサポート

東芝(dynabook)

お問い合わせ窓口(電話/メール) | dynabook(ダイナブック公式)

dynabook チャットサポート(対話形式で質問)について

パナソニック

保守・修理のご相談窓口 | パナソニック パソコンサポート

HP

バーチャルエージェント

Lenovo

サポート電話窓口 – Lenovo Support JP

お問い合わせ | レノボ・ジャパン

NEC

NEC LAVIE公式サイト > サービス&サポート > ホームページ

チャットサポートサービス

Apple(Mac)

Apple Support

「Apple サポート」をApp Storeで(サポートアプリのダウンロードページ)

 

3.【買い替えを決めた場合】デスクトップパソコン買い替えの3つのポイント

1,2章をふまえて今がデスクトップパソコンの買い替え時期だと判断した場合、なるべく費用を抑えてスムーズに買い替えを行いたいですよね。また、新しいパソコンはできるだけ長く使えそうなものを選びたいもの。

そこでこの章ではデスクトップパソコンの買い替えるなら知っておきたい3つのポイントを紹介していきます。

  • ストレージはSSDを選ぶ
  • タワー型のデスクトップを選ぶ
  • 旧パソコンの処分は下取りがお得

 

3-1. ストレージはSSDを選ぶ

ストレージとはプログラムやデータを保存するための記憶装置のことで、パソコンに内蔵されている種類ではHDDとSSDがメインです。

新しくデスクトップパソコンを買い替える場合は、ストレージはSSDを使ったモデルを選びましょう。

なぜなら1-1-1. 頻繁にフリーズでも解説したようにHDDよりもSSDの方が寿命が断然長いからです。

HDDはモーターを動かして作動するため故障や劣化が起きやすいのに対し、SSDはメモリなので物理的に回転したり接触したりすることはありません。容量がフルになるまで使用することができます。

ストレージの故障や劣化は1章でも紹介したとおりフリーズを始めとする様々なパソコンの不具合を引き起こすので、パソコンを長く使いたいならSSDを強くおすすめします。

SSDは容量を選ぶことができ、現在は次の4つのサイズが主流となっています。

自分の使用目的に応じたサイズを選ぶようにしましょう。

SSDの容量

使用用途

120GB~128GB

WEB閲覧、動画視聴

240GB~256GB

ビジネス用途

480GB~512GB

動画編集、ウェブ制作

960GB~1TB

ゲーム

いずれも使用しているうちに容量が足りなくなるようであれば、外付けのストレージを併用すれば問題ありません。

 

3-2. タワー型のデスクトップパソコンを選ぶ

デスクトップパソコンは大きく分けてタワー型と一体型2種類あります。

新しいパソコンを長く使いたいならタワー型を選びましょう。

 

■デスクトップパソコンの種類

タワー型

本体とディスプレイが別置き

一体型

本体とディスプレイが一体

タワー型の方が冷却性能が高いため熱がこもりにくく、その分故障や劣化が起きにくいというメリットがあります。

また、デスクトップパソコンはノートパソコンと異なり、壊れたらそのパーツだけを修理・買い替えれば済みます。キーボードやマウスはもちろんのこと、タワー型なら本体が壊れたなら本体だけを買い替えれば済むのでディスプレイはそのまま使用することができ、コストを大幅に抑えることができます。

その他にもタワー型と一体型のメリット・デメリットをまとめた表がこちらです。

タワー型

一体型

メリット

・壊れたパーツだけを修理・買い替えればいい

・冷却性能が高いため耐久性も高い

・拡張性が高い

・比較的安い

・自分でメンテナンスしやすい

・省スペース

・配線が少ないのでスッキリと見える

デメリット

・場所をとる

・配線が多く邪魔になりやすい

・壊れた場合ディスプレイごと修理・買い替えが必要

・処理性能が低い

・拡張性が乏しい

・熱がこもりやすい

・自分でメンテナンスがしづらい

タワー型は別置きなので場所をとることが欠点ですが、最近は本体が小さいミニタイプのものも多く販売されています。WEB閲覧、動画視聴程度ならミニタイプでも問題ないでしょう。

本体を机の下に置いてしまえばスペースの問題も解決しますが、床に置くと汚れやすかったりホコリをかぶりやすくなるのでこまめなお手入れが必要です。

 

3-3. 旧パソコンの処分は下取りがお得

パソコンの処分方法はいくつかありますが、買い替えを行う場合はまずは下取りを検討しましょう。

パソコン下取りサービスとは…

新しいパソコンを購入することを条件に引き取ってもらうこと。
買い取りや新パソコン購入の値引き、ポイント付与などのサービスがある。

旧パソコン処分と新パソコン購入を同時に手続きできて手間が省ける上、旧パソコンのみの売却よりも良い条件で引き取ってもらえるケースが多いです。

下取りサービスは家電量販店やパソコン販売店で実施しており、店舗の場合は直接持ち込み、ネット購入の場合は送付します。

下取りの価格やサービスは各社で異なるため、何社か問い合わせて一番条件の良いところを選びましょう。その際、次のポイントを確認するようにしてくださいね。

 

■下取りを依頼する際のチェックポイント

・下取りの可否(不具合があっても可能か)

・下取りの具体的なサービス内容(キャッシュバック、新パソコン購入の値引き、ポイント付与など)

・データの消去は自分側か店側どちらで行うのか

・下取り時の準備物(本人確認書類など)

・旧パソコンから新パソコンへのデータ移行のために、旧パソコン引き取りをどのぐらい待ってもらえるのか

しかし旧パソコンの状態があまり良くないと下取りをしてもらえない可能性もあります。その場合は他の処分方法を検討してみましょう。

下記の記事ではケース別に応じた様々なパソコンの廃棄方法を紹介しています。データ消去についても詳しく解説しているので、是非参考にしてみてくださいね。

パソコンの適切な廃棄方法7つ|自分に合った方法で安全に手放そう

いずれにせよ不要になったパソコンは「資源有効利用促進法」に基づいて回収することがメーカーに義務付けられています。勝手に自分で廃棄することができないので注意しましょう。

 

4.【買い替えを見送る場合】少しでも長く使い続けるための5つのポイント

1、2章をふまえて今は買い替え時ではないと判断して使用しているパソコンをもう少し使い続ける場合は、少しでも長く今のパソコンを使い続けられるようにしたいですよね。そのためには次の4点に気を付けましょう。

  • 定期的に掃除をする
  • 電源をつけっぱなしにしない
  • 熱や結露に注意する
  • 不要なデータを削除する

パソコンは使い方次第で寿命を延ばすことが可能です。パソコンに詳しくない人は専門業者に依頼した方が良い項目もありますが、自分でも実践できることもいくつかあるので早速取り掛かってみてくださいね。

 

4-1. 定期的に掃除をする

パソコンに溜まったホコリを放置していると故障を引き起こします。冷却機能が低下したりキーボードが反応しづらくなったり、ひどい場合は火災につながる危険性もあります。

特にデスクトップ型は部屋に置きっぱなしでホコリが溜まりやすいので、定期的に掃除をするようにしましょう。

しかし自己流でホコリを除去するのは危険なので、注意点を理解して正しい方法でホコリを取り除きましょう。ここではパソコンの外側と内部に分けて解説していきます。

 

4-1-1. パソコン外側のお手入れ

パソコン外側の掃除は難しくないので自分で行いましょう。まだ使用年数が浅い場合はそれで十分きれいになります。

まずは掃除を始める前に重要な注意事項をまとめました。故障や感電につながる危険性があるので必ずよく読んでから取り掛かってくださいね。

 

■パソコンお手入れの注意点

電源を切る…お手入れ前は電源を切り、コンセントを抜いておく。
掃除機NG…掃除機はキーボードが取れてしまうなど破損につながるので素人は使用を避ける。

水拭きNG…精密機器のため水拭きはしない。無水エタノールかパソコン専用拭き取りシートを使う。

洗剤NG…パソコンの表面を溶かす恐れがある。

注意点を頭に入れたら掃除道具を用意してお手入れを進めていきましょう。

 

パソコン掃除用具

  • ハケ(除電タイプが望ましい)
  • エアダスター(ノズル付きが望ましい)
  • 綿棒
  • ピンセット

 

パソコン外側お手入れ手順

①ハケやエアダスターを使ってパソコン全体のホコリを払う。

②エアダスターや綿棒でキーボードの隙間や差込口など細部のホコリを取り除く。大きなゴミはピンセットで取り除く。

エアダスターとは空気を放出してホコリなどを吹き飛ばす道具で、ノズルがあるとキーボードの隙間など細かいところのホコリも払うことができます。ほとんどの人は手元にないと思いますが、パソコンを長く使うことを考えればひとつ持っておくと便利でしょう。最近は100均でも販売しているので試してみてはいかがでしょうか。

 

4-1-2. パソコン内部のお手入れ

ホコリは本体表面だけでなくパソコンの内部にも溜まっていきます。吸気口や差込口にホコリが多く付着している場合は内部がホコリだらけになっているかもしれません。

しかしパソコン内部の掃除は自己責任で、素人が勝手に行うのは非常にリスクが大きいです。

パソコンは例え保証期間内であっても一度分解すると保証が受けられないケースが多いです。また、素人が自己流でいじると最悪元に戻せない危険性があり、特に一体型のデスクトップパソコンは操作が難しいので下手に触らない方がベターです。

とはいえ例えばタワー型パソコンのカバーを外してファンのホコリを取るぐらいなら自分で行いたいですよね。まずはメーカーに問い合わせてどの程度なら自分で手入れしていいのか相談しましょう。

何年も使用していて一度しっかりとパソコン内部を掃除したい場合はパソコン修理業者にクリーニング作業を依頼するのがおすすめです。作業範囲によりますが基本コースなら5千円ぐらいから対応してくれます。

 

■パソコン内部のお手入れポイント

・保証期間内ならまずはメーカーに相談

・保証期間を過ぎた場合、簡単なお手入れならメーカーに相談してから行う。複雑なお手入れは業者にクリーン作業を依頼するのがベスト。

 

4-2. 電源をつけっぱなしにしない

電源は入れっぱなしにしないようにしましょう。使用していなくても電源が入っているだけでパソコンの部品は消耗していきます。

とはいえ頻繁にシャットダウンと起動を繰り返すのもパソコンに負荷がかかります。使用しない時間が90分を超える場合は一度シャットダウンし、90分以内に再度使用する場合はスリープモードにしておきましょう。

スリープモードは消費電力がごくわずかなので電気代も節約できるし、使用を再開できるときすぐに作業できる状態に復帰するので、上手に活用しましょう。

 

■Macの場合はスリープでOK

・Macはシャットダウンよりもスリープモードが基本。

 スリープ時は消費電力が微量なため、パーツをほとんど消耗しない。

・掃除やアップデートの時のみシャットダウン。

 

4-3. 熱や結露に注意する

パソコンは熱に弱いので、極端に暑い部屋や直射日光が当たる場所での使用は避けましょう。特に電解コンデンサというパーツは高温の状況下では寿命が大幅に縮みます。夏場はエアコンをつけるなどパソコン環境に注意しましょう。

逆に寒い時期は結露に注意が必要です。パソコンに結露がついているときは、水分をしっかり拭き取ってから電源を入れるようにしましょう。

デスクトップ型は固定したままで触る機会が少ないので、毎日昼休みのタイミングで触ってみるなど習慣をくせづけたいですね。

 

4-4. 不要なデータを削除する

パソコンは定期的にクリーンアップを行い、不要なデータは削除しましょう。

データの容量が増えてくると動作処理に時間がかかるため、ディスクにも負荷がかかりパソコンの寿命を縮める原因になります。容量を一定以下に保つことでパソコンの負荷を軽減できるので、要らないデータは定期的に削除しましょう。

データの削除方法はWindowsとMacで異なるので、それぞれ次の手順で進めてくださいね。

 

■Windowsクリーンアップ手順

1.画面左下の検索ボックスに「ディスク クリーンアップ」と入力

2.クリーンアップしたいドライブを選択し、「OK」をクリック

3.削除するファイルを選んで、「OK」をクリック

 

■Macクリーンアップ手順

1. 画面左上の「りんごのマーク」をクリック

2.「このMacについて」をクリック

3.「ストレージ」をクリックしてデータ保管に利用できるストレージ容量を確認

4.「管理」ボタンをクリックして4つのストレージ最適化方法を選ぶ

 4つの方法…iCloudに保存・ストレージを最適化・ゴミ箱を自動的に空にする・不要なファイルを削除

4つのストレージ最適化方法についてはAppleのHPに案内がありますので、詳しく知りたい方はご参照ください。

Macのストレージ領域を最適化する – Apple サポート (日本)

 

5. まとめ

本記事を読んで、自分の使用しているパソコンが今買い替えるべきかどうかを判断できるようになったかと思います。

あらためて今回の内容をまとめます。

■デスクトップパソコンを買い替えるかどうかの判断基準

1.下記6つの不具合いずれかが起きている

 ①頻繁にフリーズ

 ②電源が入らない

 ③勝手に電源が落ちる

 ④画面が点滅する・真っ暗になる

 ⑤焦げ臭い

 ⑥異音がする

2.OSのサポート期間が終了している

3.修理見積費用が高い

 

1~3全てにあてはまれば買い替えを行いましょう。

 

それでもまだ判断に迷う場合はプロに相談しましょう。

相談先としてはまずはメーカーの相談窓口、それが難しい場合は家電量販店やパソコン販売店に問い合わせてみてください。

 

■デスクトップパソコン買い替えの相談窓口

1.メーカーの相談窓口

2.家電量販店またはパソコン販売店

パソコンを買い替えようと決めた場合、スムーズに買い替えるためそして次のパソコンを長く使うために押さえておきたいポイントがこちら。

 

■デスクトップパソコン買い替えのポイント3つ

1.ストレージはSSDを選ぶ

2.タワー型のデスクトップパソコンを選ぶ

3.旧パソコンの処分は下取りがお得

一方、今回は買い替えを見送り、今使用しているパソコンを使い続ける場合、少しでも長く使い続けるためのポイントがこちら。

 

■デスクトップパソコンを少しでも長く使い続けるためのポイント4つ

1.定期的に掃除をする

2.電源つけっぱなしにしない

3.熱や結露に注意する

4.不要なデータを削除する

この記事を基に、買い替えのタイミングについて納得のいく判断ができることを願っております。

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