「クロモリロードバイクはどんな自転車?」、「クロモリロードバイクの選び方が知りたい」と気になっている人は多いのではないでしょうか?この記事では、クロモリロードバイクのメリット・デメリット、選び方などについて説明します。おすすめのクロモリロードバイクのモデルも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
クロモリのロードバイクは一生もの?
クロモリはクロムモリブデン鋼のことを指します。鉄にクロモとモリブデンなどを添加した低合金鋼で、ニッケルバナジウム鋼やマンガンモリブデン鋼、ニッケンルクロムモリブデン鋼なども総称してクロモリと呼ばれます。
クロモリロードバイクはクロモリをフレームにしたロードバイクであり、強度が高く、衝撃吸収性に優れています。
っかりメンテナンスをすれば何十年も乗ることができるので、一生ものといえるでしょう。
クロモリロードバイクのメリットデメリット
クロモリロードバイクには耐久性が高く、乗り心地が良いというメリットがありますが、デメリットもあります。メリットだけでなくデメリットも確認してから購入すると後悔が少なくなるでしょう。こちらでは、クロモリロードバイクのメリットとデメリットについて説明します。
強度と耐久性が高い
クロモリは合金なので、添加された金属の良いところをすべて足し算できる素材です。クロムのサビに強い性質とモリブデンの柔軟性があり熱に強い性質を足し、強度と耐久性が高い素材であることが特徴となっています。
乗り心地が良い
衝撃吸収性に優れているので、乗り心地が良く長時間走行していても疲れにくいことが特徴です。フレームがたわんで路面からの衝撃を吸収してくれるので、体への負担が減るのです。
カスタマイズ・メンテナンスが楽
クロモリは金属なので、損傷しても溶接修理が可能です。金属同士をくっつけて補強したり、修理したりすることができます。しっかり化学変化させることで金属同士が外れなくなるので、修理だけでなくカスタマイズやメンテナンスもしやすい素材です。
本体が重い
クロモリは複数の鉄を合体させた合金なので、クロモリフレームを使用したロードバイクは本体が重くなってしまいます。軽量な金属だけで合金を作ると非常にサビやすくなるのですが、サビ問題を回避するためにサビにくい金属と合体するため重くなることがデメリットといえます。
価格が高め
クロモリロードバイクは安くて10万円以下のモデルもありますが、溶接にこだわっている職人手作りのフレームを使っているモデルは30万円を超えるものも多いです。
アルミやスチールを使用したロードバイクよりは価格が高めになってしまいます。
鉄のためサビやすい
クロモリは鉄なので、潮風や雨にあたって放置すると表面がサビてしまいます。鉄に強い金属と鉄に弱い金属が混じっている合金のため、一度サビ始めると全体にサビが回ってしまうのです。
後悔しない!クロモリロードバイクの選び方
クロモリロードバイクを選ぶ時には、フレームの形や接合方法などを確認しましょう。こちらでは、後悔しないためのクロモリロードバイクの選び方について説明します。
クロモリロードの種類を決める
クロモリロードバイクの種類には、クロモリとニッケルクロモリ、マンガンモリブデンがあります。クロモリはサビにくく一般的に使用されるクロモリで、自動車や航空機の部品にも使われます。ニッケルクロモリはクロモリよりも強度があり、機械構造用合金鋼の中で最も優れた素材です。マンガンモリブデンは溶接加工がしやすく、クロモリよりもしなやかさがあることが特徴です。
フレームの形
クロモリロードバイクのフレーム形状の種類には、ホリゾンタルとスローピングがあります。ホリゾンタルはトップチューブが水平になっているのでスッキリとしたデザインです。安定したペダリングができるので、長距離ライドに向いています。スローピングはトップチューブが傾いており、フレームサイズが小さい場合に採用される形状です。車体がコンパクトになるので軽量化になり、短距離の移動に向いていることが特徴です。
長距離を走らないなら軽量モデルにする
長距離ライドをしないのであれば、短距離走行に向いている軽量モデルを選びましょう。フレームが小さいモデルや軽量化を重視するラグレス溶接をしているモデルは軽い傾向にあるのでスペック詳細などで重量や溶接方法などを確認することがおすすめです。
接合方法
クロモリロードバイクのフレーム同士をつなげる接合方法には、ラグ溶接とラグレス溶接、TIG溶接という3種類があります。
溶接方法 | 特徴 |
---|---|
ラグ溶接 | クラシカルなデザイン |
ラグレス溶接 | 強度よりも軽量化を重視 |
TIG溶接 | 溶接部分がキレイに仕上がる |
ラフ溶接はパイプとパイプをつなげるタグという部品を使う溶接方法で、クラシカルなデザインになります。ラグレス溶接はパイプとパイプを直接つなげるので、強度よりも軽量化を重視する溶接方法です。TIG溶接は母材を直接とかして溶接するため、溶接部分がキレイに仕上がるという特徴があります。
クロモリロードバイクのおすすめモデル8選!
クロモリロードバイクのおすすめモデルを8つ紹介します。ぜひお気に入りのクロモリロードバイクを見つけてください。
Raleigh(ラレー) |CARLTON-DC
ディスクブレーキを搭載したクロモリグラベルロードバイクです。ロードバイクとして舗装路を走ることはもちろん、グラベルバイクとして未舗装のオフロードを走ることも可能です。
GIOS(ジオス)|VINTAGE
画像参照:GIOS(ジオス)|VINTAGE
白を基調としたクラシック感のある細身のデザインが印象的です。ホリゾンタルフレームがクロモリらしさを引き立てており、サイクリングにおすすめのロードバイクです。
Fuji(フジ)|BALLAD Ω
画像参照:Fuji(フジ)|BALLAD Ω
フジは創業100年を超える日本の老舗自転車メーカーで、日常向けのスポーツバイクからレース仕様のロードバイクまでを販売しているメーカーです。BALLAD Ωはハンドル周りのカスタマイズの自由度が高く、サイズは6種類から体に合ったものを選ぶことができます。
アラヤ|TUR ARAYA Touriste
伝統的なイタリアンカットラグとホリゾンタルフレームが特徴的なロードバイクです。泥除けが標準装備されているので、雨の日も安心して走ることができます。フロントキャリアやサドルにバッグを装着できるので荷物を積むことが可能です。
MIYATA(ミヤタ)| FREEDOM PLUS
画像参照:MIYATA(ミヤタ)| FREEDOM PLUS
ロードバイク用のコンポーネントが搭載されていますが、タイヤは45Cの極太が使われているのでオフロードも快適に走ることができます。雨の日や水たまりでもディスクブレーキで安全に走行することが可能です。
CANOVER(カノーバー)| CAR-013 ORPHEUS
画像参照:CANOVER(カノーバー)| CAR-013 ORPHEUS
クラシカルでモダンな雰囲気のあるデザイン性の高いロードバイクです。ディレーラーはシマノ製が使われており、リアとフロントを合わせると14段変速となっており快適に走行することができます。
GIOS(ジオス)| FENICE 2022
クロモリスチール素材を使ったソフトな乗り心地が特徴のロードバイクです。通勤や通学、休日のサイクリングなど気軽にロードバイクを使いたい人におすすめです。
MASI(マジィ)| CATALINA APEX
軽量であるダブルバテッドクロモリが使用されているので振動吸収性が高く、傷がつきにくいことが特徴です。太めのタイヤなのでグラベルロードバイクとして未舗装路の走行にもおすすめです。
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まとめ
クロモリロードバイクのメリットとデメリット、選び方などについて説明しました。
改めてこの記事の内容をおさらいしましょう。
【クロモリロードバイクのメリット】
- 強度と耐久性が高い
- 乗り心地が良い
- カスタマイズ・メンテナンスが楽
【クロモリロードバイクのデメリット】
- 本体が重い
- 価格が高め
- 鉄のためさびやすい
【クロモリロードバイクの選び方】
- クロモリロードの種類を決める
- フレームの形を確認する
- 長距離を走らないなら軽量モデルにする
- 接合方法をチェックする
クロモリロードバイクは強度があり、衝撃吸収性に優れているので乗り心地が良いことが特徴です。クロモリロードバイクのメリットとデメリットを確認して、自分に合ったクロモリロードを選びましょう。