オフロードの急斜面を走り抜ける迫力満点のダウンヒルに挑戦してみたいと思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、マウンテンバイクの種類が多く、ダウンヒル用がどれか分からず迷ってしまいます。
そこでこの記事では、ダウンヒル用マウンテンバイクについて紹介します。おすすめ商品の他、ダウンヒルとはどんなものか、ダウンヒル用マウンテンバイクの選び方、国内のダウンヒルコースなどを解説するので、ぜひ参考にしてください。
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ダウンヒル用マウンテンバイク入門
まずダウンヒル用マウンテンバイクの基本的な知識として下記の2点を紹介します。
- ダウンヒルとは何か
- ダウンヒル用マウンテンバイクの主な特徴
それぞれ解説しますので、初心者の方はご一読ください。
ダウンヒルとは何か?その他は何がある?
ダウンヒルは、山の急斜面に作られたコースを高速で走る、マウンテンバイク競技の1つです。
木の根や岩などの障害物が多く、徒歩でも進みづらいコースをマウンテンバイクで駆け下りていきます。中には、岩から飛び降りるようすコースもあり、自転車競技の中でもとくに危険な種目です。
マウンテンバイク競技は他にも、山や丘を駆け上る「アップヒル」や、上りも下りも走る「クロスカントリー」「トレイル」「エンデューロ」など、さまざまな種類があります。
ダウンヒル用マウンテンバイクの主な特徴
一般的なマウンテンバイクと比べて、ダウンヒル用のマウンテンバイクには、下記の特徴があります。
- サドルが低く、ハンドル位置が高め
- フレームの剛性が高い
ダウンヒル用のマウンテンバイクのサドルが低く、ハンドル位置が高い理由は、上体を起こした姿勢を取りやすいようにするためです。
ダウンヒルは傾斜のきついトレイルを駆け下りる際でも、上体を起こした姿勢を取れていると、重心が低く後ろに持ってこれるのでバランスを取りやすくなります。
また、ダウンヒルはスピードが出やすい分、常に強い衝撃を受けながら走らないといけません。そのため、フレームには剛性の高い素材が使われており、一般的なマウンテンバイクと比べて頑丈に作られています。
ダウンヒル用マウンテンバイクの選び方
ダウンヒル用マウンテンバイクを選ぶ際には、下記のポイントに注目するのがおすすめです。
- サスペンションの性能
- フレームの強度と素材
- ブレーキの性能
これらをしっかりとチェックすることで、より安全で自分に適したモデルを見つけられます。それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
なお、マウンテンバイクではハンドル幅も、操作性を上げるのに重要な要素です。次の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
サスペンションの性能
ダウンヒルでは凹凸が多いコースを走り抜けるため、サスペンションの性能はとくに重要です。
マウンテンバイクのサスペンションは、下記の2種類です。
- フルサスペンション(フルサス):自転車の前後にサスペンションがある
- ハードテイル:前側のみにサスペンションがある
フルサスペンションのほうが衝撃吸収性が高いため、安定感があり操作性も高くなります。ただし、ハードテイルのモデルと比べて高額です。
一方、ハードテイルは軽量で価格が安いことがメリットになります。しかし、サスペンションがフロントのみのため、衝撃吸収性が下がり、岩の上から飛び降りるような過酷なコースには向いていません。
どちらを選ぶかは、予算やどのようなコースを走りたいかなどによって、決めると良いでしょう。
また、サスペンションを確認する際には、ストローク量(トラベル量)もチェックするのがおすすめです。ストローク量とは、サスペンションが上下に動ける長さのこと。ストローク量が長ければ長いほど、サスペンションの衝撃吸収性が高くなります。
ダウンヒル用マウンテンバイクであれば、ストローク量130mm以上のモデルを選ぶのがおすすめです。ジャンプが多く、過酷なコースを走る場合は、200mm前後を目安に選ぶと快適に走行できます。
フレームの強度と素材
ダウンヒルでは、過酷なコースで強い衝撃を受け続けるため、フレームの強度も必要です。
ダウンヒル用のマウンテンバイクでは、アルミとカーボンが主流となっており、それぞれ特徴があります。
カーボンは軽量で強度が高く、振動吸収性にも優れています。ただし、その分高額です。
アルミはコストパフォーマンスが良く、衝撃にも強いことが特徴です。振動吸収性はカーボンよりも劣りますが、マウンテンバイクはサスペンションがあるため、大きなデメリットではありません。
フレーム破損の際に修理や買い替えが発生しても、カーボンよりもダメージが少ないです。そのため、初心者であればアルミの方が適している場合もあります。
ただしレース用途であれば、軽量なカーボンのほうが有利になるので、予算や目的に応じて最適な素材をお選びください。
ブレーキの性能
ダウンヒル用のマウンテンバイクであれば、ブレーキは油圧式ディスクブレーキがおすすめです。
マウンテンバイクのようなスポーツ自転車では、ブレーキにディスクブレーキまたはリムブレーキのどちらかが採用されていることがほとんど。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
- ディスクブレーキ:ホイールの中心にある金属製の円盤をブレーキパッドで挟み込んで制動する
- リムブレーキ:ホイールのリム部分をブレーキパッドで挟み込んで制動する
ディスクブレーキのほうが水や砂などの影響を受けにくく、悪路や悪天候であっても安定して制動力を発揮するため、マウンテンバイクではディスクブレーキのほうが向いています。
ディスクブレーキにはブレーキパッドを制御する方式として、ワイヤーでブレーキパッドを操作する「機械式」とホース内のオイルに圧力をかけることでブレーキパッドを操作する「油圧式」の2タイプがあります。
油圧式のほうが価格が高めですが、軽い力でも強い制動力を発揮できるのが特徴です。
悪路や急斜面を高速で走り抜けるダウンヒルでは、軽い力でもブレーキが安定して強い制動力を発揮するほうが安心してブレーキをかけられます。
そのため、ダウンヒル用マウンテンバイクでは「油圧式ディスクブレーキ」を搭載したモデルを選ぶのがおすすめです。
ダウンヒルで活躍するマウンテンバイクメーカー
ダウンヒル競技で活躍している人気のマウンテンバイクメーカーとして、下記の3つのメーカーを紹介します。
- SPECIALIZED|スペシャライズド
- CANYON|キャニオン
- SCOTT|スコット
それぞれの特徴を解説するので、ぜひ参考にしてください。
SPECIALIZED|スペシャライズド
SPECIALIZED(スペシャライズド)は、1974年にアメリカで創業したスポーツ自転車ブランドです。
「Innovate or Die(革新を、さもなくば死を)」をスローガンに、マウンテンバイクやロードバイクをはじめとするスポーツ自転車やアパレル、アクセサリーなど、自転車関連のアイテムを総合的に展開しています。
マウンテンバイクは用途別にモデルを展開しており、ダウンヒル用は「Demo」です。レースでも用いられるモデルで、本格的にダウンヒル競技に取り組みたい方におすすめします。
CANYON|キャニオン
CANYON(キャニオン)は、1996年にドイツで創業されたサイクルブランド。世界のトップレースでも活躍する性能の高さと、自社通販サイトのみで販売を行なうことによるお手頃な価格により、近年人気を集めているブランドです。
すべての自転車が出荷前に「C-RAY」というCTスキャナでチェックするなど、品質管理も徹底しています。
キャニオンのダウンヒルバイク「Sender CFR」は、軽量性やコントロール性能の高さが魅力。荒れた路面でも力強く高速なライディングが可能です。
SCOTT|スコット
SCOTT(スコット)はスイスに本社を置くブランド。1958年にスキーストックを発明したことがブランドのはじまりで、現在では主にスキー用品と自転車用品を取り扱っています。
カーボンフレームにこだわりがあり、カーボンフレーム製作の専門家集団が在籍していることでも有名です。
フルカーボンのダウンヒル用のマウンテンバイク「GAMBLER」は軽さと剛性を兼ね備えており、ワールドカップなどのトップレースで活躍しています。
ダウンヒル用マウンテンバイクおすすめ10選
ダウンヒル用マウンテンバイクのおすすめモデルを10台紹介します。レース用から初心者用までピックアップするので、ぜひ参考にしてください。
ただ、ダウンヒル用のマウンテンバイクは、各メーカーともレース用のモデルがほとんどなので、アップダウンに対応できるエンデューロ用とトレイル用のマウンテンバイクもあわせて紹介します。
SPECIALIZED(スペシャライズド)|DEMO RACE
おすすめポイント
・前後異径のホイールサイズに対応したフレームを採用しており、高いトラクションと操作性を両立
・走り方や地形にあわせてリアホイールを27.5インチから29インチに交換可能
商品名 |
DEMO RACE |
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価格(税込) |
935,000円(SPECIALIZED ONLINE STORE) (2023年8月20日時点) |
サスペンション |
フルサスペンション |
タイヤサイズ |
フロントタイヤ:29×2.3 リアタイヤ:27.5×2.3 |
重量 |
記載なし |
SPECIALIZED(スペシャライズド)|DEMO EXPERT
おすすめポイント
・RockShox BoXXer Select 29フォークとリバウンド調整を行えるSuper Deluxe Selectコイルショックを備えており、地面に吸い付くような安定感のある走りを実現
商品名 |
DEMO EXPERT |
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価格(税込) |
671,000円(SPECIALIZED ONLINE STORE) (2023/8/21時点) |
サスペンション |
フルサスペンション |
タイヤサイズ |
フロント:29×2.3 リア:27.5×2.3 |
重量 |
記載なし |
CANYON(キャニオン)|Sender CFR Mullet Underdog
出典:CANYON JP
おすすめポイント
・前後に約200mmのストローク量のサスペンションを備えており、ハードなダウンヒルコースにも対応可能
・ダウンヒルレース用として設計されたサスペンションリンクを採用しており、ダウンヒルでのコントロール性を最大化
商品名 |
Sender CFR Mullet Underdog |
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価格(税込) |
629,000円(公式サイト) (2023/8/20時点) |
サスペンション |
フルサスペンション |
タイヤサイズ |
29インチ |
重量 |
17.1kg |
KONA(コナ)|PROCESS 153 29
出典:KONA
おすすめポイント
・ダウンヒルとしての性能も備えるエンデューロバイク
・お手頃価格でゲレンデダウンヒルに最適
商品名 |
PROCESS 153 29 |
---|---|
価格(税込) |
435,600円(楽天市場) (2023/8/20時点) |
サスペンション |
フルサスペンション |
タイヤサイズ |
フロントタイヤ:29×2.5 リアタイヤ:29×2.4 |
重量 |
記載なし |
SCOTT(スコット)|RANSOM 920
出典:SCOTT-JAPAN
おすすめポイント
・ストローク量が170mmと走破性が高く、ダウンヒルからトレイルライドまで対応
・リアユニットが走行環境に合わせて3つのモードに切替可能
商品名 |
RANSOM 920 |
---|---|
価格(税込) |
748,000円(ワイズロードオンライン) (2023/8/21時点) |
サスペンション |
フルサスペンション |
タイヤサイズ |
29インチ |
重量 |
15.8kg |
TREK(トレック)|Slash 8
出典:Trek Bikes
おすすめポイント
・前160mm/後170mmのストローク量を備える丈夫なサスペンション
・ハードなダウンヒルコースにも対応可能なパーツ構成
商品名 |
Slash 8 |
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価格(税込) |
615,890円(バイクプラス) (2023/8/21時点) |
サスペンション |
フルサスペンション |
タイヤサイズ |
29インチ |
重量 |
15.50kg(M) |
GT(ジーティー)|FORCE CARBON ELITE
出典:GT Bicycles
おすすめポイント
・前170mm/後160mmのストローク量を備え、さらにホイール軌道を最適化することで衝撃吸収性が向上
商品名 |
FORCE CARBON ELITE |
---|---|
価格(税込) |
555,500円(楽天市場) (2023年8月21日時点) |
サスペンション |
フルサスペンション |
タイヤサイズ |
29インチ |
重量 |
記載なし |
TREK(トレック)|Fuel EX 5 Gen 5
出典:Trek Bikes
おすすめポイント
・前140mm/後130mmのストローク量でライトなダウンヒルコースに対応
・サドルを下げられるドロッパーポストを搭載
商品名 |
Fuel EX 5 Gen 5 |
---|---|
価格(税込) |
384,890円(ワイズロードオンライン ) (2023/8/21時点) |
サスペンション |
フルサスペンション |
タイヤサイズ |
XS~S:27.5インチ S~L:29インチ |
重量 |
15.70kg(M) |
GIANT(ジャイアント)|FATHOM 29ER 2
出典:GIANT
おすすめポイント
・下り向けのフレームとシート高を調整可能なドロッパーポストを採用しており、ダウンヒルにも対応可能
・チューブレスレディタイヤを搭載しているので、乗り心地が良く、パンクしにくい
商品名 |
FATHOM 29ER 2 |
---|---|
価格(税込) |
191,400円(ワイズロードオンライン ) (2023/8/22時点) |
サスペンション |
ハードテイル |
タイヤサイズ |
29インチ |
重量 |
13.3kg(S) |
ROCKY MOUNTAIN BICYCLES(ロッキーマウンテン バイシクルズ)|GROWLER 20(グローラー 20)
出典:株式会社FUKAYA
おすすめポイント
・29×2.6のワイドトレイルタイヤで下りの走りが安定する
商品名 |
GROWLER 20(グローラー 20) |
---|---|
価格(税込) |
204,600円(ワイズロードオンライン ) (2023/8/22時点) |
サスペンション |
ハードテイル |
タイヤサイズ |
29インチ |
重量 |
記載なし |
日本国内で体験できるダウンヒルコース
日本国内で体験できるダウンヒルコースを紹介します。
- 初心者向け
- 関東エリア
- 関西エリア
- 全国ダウンヒル選手権の開催地
に分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
初心者におすすめなダウンヒルコース
初心者におすすめなダウンヒルコースは長野県富士見町の「富士見パノラマリゾート マウンテンバイクパーク」です。
ダウンヒルコースは「初級コース」「中級コース」「上級コース」「スキルアップエリア」の4コースが用意されています。
はじめての方はスキルアップエリアからはじめて、初級コースにステップアップするのがおすすめです。
マウンテンバイクや装備品のレンタルが充実していることも魅力です。
関東エリアの人気ダウンヒルコース
関東エリアでおすすめのダウンヒルコースは「ふじてんリゾートMTBパーク」です。日本を代表するプロMTBライダーである高橋大喜選手がプロデュースしています。
ビッグジャンプが連続する上級者向けのコースから、芝生のゲレンデを駆け下りる初心者向けのコースまで用意されており、自分のスキルに合わせてコースを選択できます。
都心からは約1時間30分という距離も魅力です。
関西エリアの人気ダウンヒルコース
関西エリアで人気のダウンヒルコースは京都にある「ゆぶねMTB LAND」。2013年に湯船森林公園内に開設された日本自転車競技連盟(JCF)認定のマウンテンバイクのコースです。
初心者コースから上級者向けのダウンヒルコースまで、幅広くコースが用意されており、さまざまなライドを楽しめます。レンタルバイクや洗車設備などが充実しているのも魅力です。
全日本ダウンヒル選手権の開催地とコース
2023年の全日本選手権自転車競技大会のMTB(DHI / ダウンヒル)は、岐阜県郡上市の「ウイングヒルズ白鳥リゾート」にて開催されました。
「ウイングヒルズ白鳥リゾート」は冬はもちろん、夏も滑れるスキー場として有名です。夏はスキー以外に、キャンプも楽しめます。
ただ、ウイングヒルズ白鳥リゾートでのマウンテンバイクコースの営業は2022年で終了してしまっており、コースを走ることができません。
2023年の全日本選手権自転車競技大会のコースを走ってみたいと思っている方は、残念ながら走れないので、ご注意ください。
ダウンヒルは危険!安全な乗り方と事故対策
ダウンヒルは悪路の斜面を駆け下りる競技のため、一般的な自転車競技と比べて危険です。
そのため、安全を確保するための基本的な乗り方や、万が一の事故対策として自転車保険を把握しておきましょう。
初心者が覚えるべき基本的な乗り方
マウンテンバイクでは、サドルの上に腰を浮かせた状態が基本姿勢です。しかし、ダウンヒルは傾斜を駆け下りるため、通常の基本姿勢ではフロントタイヤに荷重がかかり過ぎてしまいます。
ダウンヒルではマウンテンバイクの基本姿勢から、お尻を引き気味にして荷重のバランスを調整した状態が基本となります。
走行中は基本姿勢で常に身体がリラックスした状態をキープしましょう。身体が強張った状態だと、急な障害物などへ反応しづらくなってしまうため、軽く力を抜いた状態を保つようにするのがおすすめです。
ブレーキのかけ方も異なります。ダウンヒルのフロントタイヤに荷重がかかっている状態でブレーキをかけると、前のめりに転倒してしまう危険があるため注意が必要です。
そのため、ブレーキの力加減はフロント:リアで4:6や3:7で、リアを強めにかけると前のめりに転倒してしまうことを防げます。
また、ブレーキを一気に強くかけると、グリップを失うため注意が必要です。グリップを失うと、コントロールできずに滑って転倒してしまうおそれがあります。一気にブレーキをかけずに、徐々に速度を落とすイメージでブレーキをかけるようにしてください。
ダウンヒルでの事故対策と自転車保険
ダウンヒルは悪路を高速で駆け下りるため、転倒などの事故がつきものです。事故に遭わないことがベストですが、万が一事故に遭ったときのために、自転車保険に加入しておくと負担を軽減できます。
気になるのが、ダウンヒルでの怪我が保険の対象になるかどうかですが、自転車保険によってはダウンヒルで負った怪我であっても補償の対象になります。
たとえばau損保の「Bycle」「Bycle Best」やモンベルの「モンベルの自転車保険」などが挙げられます。ダウンヒルやトレイルでの怪我でも補償されるため、入っておくのがおすすめです。
ただし、au損保は約款にある「保険金をお支払いできない主な場合」の中に下記の記載があるため、レース中の事故は補償の対象外となります。
「競技・競争もしくは興⾏またはこれらのための練習のため⾃転⾞に搭乗している間の事故
出典:スタンダード傷害保険 ご契約のしおり( 普 通 保 険 約 款 ・ 特 約 集 )[2021年3月1日以降保険始期契約用] 」
「モンベルの自転車保険」もホームページ内にあるよくある質問にて、下記の記載があるため、レース中は補償の対象外です。
「自転車レースを行うための施設等や、一般の通行を制限して占有した状態の道路で行う、競技・競走・興行(いずれもそのための練習を含む)は補償の対象外となります。
出典:モンベルの自転車保険」
また、ダウンヒルコースの走行が担当者によって「レースのための練習」と捉えられないか心配もあります。
基本的にレクリエーションとして楽しんでいる場合は補償の対象となるようですが、念のため、加入前に問い合わせてみることをおすすめします。
まとめ
ダウンヒル用マウンテンバイクについて紹介しました。最後に記事を振り返りましょう。
- ダウンヒルは山の急斜面に作られたコースを走る競技
- ダウンヒル用マウンテンバイクは「サドルが低くハンドルの位置が高め」「フレームの剛性が高い」という特徴がある
- ダウンヒル用マウンテンバイクを選ぶ際には「サスペンションの性能」「フレームの強度と素材」「ブレーキの性能」をチェックする
- ダウンヒルは他のマウンテンバイク競技と比べて危険度が高い
- 安全対策として基本的な乗り方は必ず覚える
- 事故対策として自転車保険にも加入するのがおすすめ
ダウンヒルでは、クロスカントリーやトレイルで感じることのできない、スリルや疾走感を味わえます。
一方、他の競技と比べて危険度がかなり高いため、適切なマウンテンバイクを選ぶ必要があります。
予算やチャレンジするコースの難易度などを考慮し、最適なマウンテンバイクを選んで、ダウンヒルを楽しんでください。